当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
模試の結果を見ると日東駒専あたりの判定が多くて、『ここから早慶なんて言っていいのかな』と迷っていませんか。
結論から言うと、日東駒専レベルから早慶を目指すことはできます。大事なのは「なんとなく頑張る」ではなく、今の位置と早慶の入試の差を科目ごとに分けて、埋める順番を決めることなんです。
この記事を読むと、科目ごとの差の見つけ方と、残り期間に合わせた計画の立て方、一浪で目指す時の考え方が分かります。
日東駒専から早慶はすごい?やればできる?
日東駒専から早慶を目指すのは、決して無謀なことではありません。ただ「やればできる」で終わらせず、何をどれだけやるかを具体的に決めた人ほど、計画が前に進みます。
『日東駒専から早慶なんて、すごい人しか無理だよね』と思う方もいますよね。
確かに、早慶の入試は学部ごとに問題の形が独特で、準備に時間がかかります。でも、それは「今どこまでできていて、何が足りないか」が分かれば、順番に埋めていけるものです。
まず知っておきたいのは、どの大学を目指していても、入試の土台はほとんど同じだということです。英単語、英文法、国語の読み方、歴史の流れは、どの大学の入試でも使います。
| よくある思い込み | 実際の考え方 |
|---|---|
| 早慶はまったく別の勉強が要る | 土台は同じで、その上に学部ごとの形への慣れを足す |
| 全科目を一気に上げないといけない | 配点の大きい科目と、伸びしろの大きい科目から順に上げる |
| 才能がある人しか届かない | 足りない部分を具体的に知り、順番に埋めていく |
ここで大事なのは、どの大学も「下」ではないということです。日東駒専も、それぞれの大学に学びたい分野がある人が目指す大学です。
早慶の入試で差が出やすいところ
早慶の入試では、学部ごとの独特な出題に慣れているかどうかで差が出やすくなります。例えば、慶應の文学部や法学部の一般選抜には小論文があります。早稲田の政治経済学部の学部独自試験は、日英両言語の長文を読み、記述式を含めて答える総合問題です。
こうした形は、土台ができてから過去問で練習すれば慣れていけます。逆に言えば、土台が固まらないうちに形の練習ばかりしても、点にはつながりにくいんです。
この記事では、今の位置を出発点として、早慶の入試までの差をどう埋めるかだけを考えていきます。
早慶は、同じ大学でも学部によって科目や方式が違います。この記事の内容は2027年度入試の公式情報をもとにしているので、最新は大学の入試要項で確かめましょう。
今の位置から早慶までの差を、科目ごとに分解する
「総合で足りない」と考えると、何をすればいいか見えにくくなります。英語・国語・社会(または数学)のそれぞれで、どの部分が足りないかに分けると、やることが具体的になります。
『結局、何が足りないのか分からない』というのが、いちばんの悩みですよね。
そこでおすすめしたいのが、科目ごとに「土台」「読み方」「形への慣れ」の3段に分けて、今どこまでできているかを書き出す方法です。
| 科目 | 土台(覚えること) | 読み方・解き方 | 早慶の形への慣れ |
|---|---|---|---|
| 英語 | 英単語・英熟語・英文法 | 英文の組み立てをとって読む・長文を時間内に読む | 志望学部の過去問の長さと設問の形に慣れる |
| 国語 | 古文単語・古文文法・漢字 | 現代文の筋を追う・古文を訳しながら読む | 学部ごとの文章の難しさに慣れる |
| 世界史・日本史 | 通史の流れと用語 | 時代のつながりで覚える | 細かい用語や文化史、論述などの出題に慣れる |
| 数学(使う人) | 公式と基本の解き方 | 典型問題を自力で解く | 志望学部の出題範囲で演習する |
| 小論文(使う人) | 書き方の基本 | 資料を読んで考えをまとめる | 志望学部の過去問のテーマで書く |

英語の差を見つける時のコツ
早慶はどの学部でも英語の比重が大きくなりやすい科目です。例えば慶應の2027年度一般選抜では、経済学部・法学部・商学部の外国語は200点です。
英語の差を見る時は、こんなふうに自分に聞いてみてください。
「単語帳の見出し語を見て、すぐに意味が言える?」
「長い文で、主語と動詞をすぐに見つけられる?」
1つ目で止まるなら土台、2つ目で止まるなら読み方の段に差があります。どちらもできているなら、早慶の過去問で形に慣れる段に進めますよ。
国語の差を見つける時のコツ
国語は、現代文と古文で止まっている段が違うことがよくあります。現代文は読めるのに古文で点が取れない、という方も多いですよね。
古文で止まっているなら、まずは古文単語と文法の土台からです。現代文で止まっているなら、本文のどこを根拠に答えを選んだかを、線を引いて確かめる練習をしてみてください。
早稲田の2027年度一般選抜では、文化構想学部や文学部、法学部などで国語の試験があります。一方、慶應の2027年度一般選抜の科目には国語がないので、どちらを目指すかで国語に使う時間も変わります。
社会・数学の差を見つける時のコツ
世界史や日本史は、通史の流れが頭に入っているかが最初の分かれ目です。用語は覚えているのに時代の順番があいまいなら、流れを読み直すところから始めてみてください。
数学で受ける方は、志望学部の出題範囲を先に確かめておきましょう。例えば慶應の経済学部A方式の数学は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cから出題範囲が決められています。
- 科目ごとに、3段のどこで止まっているかを書いた
- 志望学部の科目と配点を、要項や大学のサイトで確かめた
- 配点の大きい科目に印をつけた
- 伸びしろが大きそうな科目に印をつけた
残りの期間に合わせた計画の立て方
同じ「日東駒専から早慶」でも、残りが1年以上あるのか、半年なのかで計画は大きく変わります。期間が短いほど、受ける学部と伸ばす科目を絞ることが大事になります。
『自分の場合、どこまで間に合うんだろう』と気になりますよね。
ここでは、残りの期間ごとに考え方を分けてみます。あくまで目安なので、自分の差の大きさに合わせて調整してみてください。
| 残りの期間 | 計画の中心 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 1年以上 | 土台を全科目で固め、後半で過去問に入る | 長い期間なので、月ごとの見直しで中だるみを防ぐ |
| 半年ほど | 配点の大きい科目の土台と読み方を優先する | 新しい教材を増やさず、今の教材を仕上げる |
| 3か月ほど | 受ける学部を絞り、過去問で形に慣れる | 全範囲のやり直しより、点を取れる問題を確実に取る |
- 志望学部を2つか3つ選び、科目と配点を書き出す
- 科目ごとに、土台・読み方・形への慣れのどこで止まっているかを書く
- 配点が大きく、止まっている段が手前の科目から順番を決める
- 月ごとに「この月はこの科目のこの段」と柱を決める
- 月末に過去問や模試で、差が縮んだかを確かめる
1週間の回し方の例
月ごとの柱が決まったら、1週間の中での回し方も決めておくと続けやすくなります。次の表はあくまで一例です。
| 曜日 | 中心にすること | 例 |
|---|---|---|
| 平日 | 土台を毎日少しずつ進める | 英単語と文法、通史の読み直し |
| 週末の1日 | 読み方・解き方の練習 | 長文や現代文を時間を計って解く |
| 週末のもう1日 | 1週間の復習と見直し | 間違えた問題の解き直しと、次の週の計画 |
『毎日同じことの繰り返しで飽きそう』と思うかもしれません。でも、決まった流れがあるほうが、迷う時間が減って勉強に集中しやすくなるんです。
例えば、英語の土台で止まっていて、世界史は流れが入っている人なら、最初の数か月は英語の単語と文法に時間を多めに回します。世界史は流れを忘れない程度に続ける、という分け方です。
1年かけて進める場合の月ごとの計画は1年で早慶を目指す記事、半年の場合は半年で早慶を目指す記事で詳しく紹介しています。
「早慶レベルの問題集」をいきなり始めてしまうことです。土台に差がある状態で難しい問題集を解いても、解説が理解できずに時間だけがかかってしまいます。
併願の組み方は早慶の併願校の組み方の記事も参考になります。
現役で届かず、一浪で早慶を目指す時の計画
現役で日東駒専やMARCHに合格し、一浪で早慶を目指す人もいます。浪人を選ぶかどうかは、現役で届かなかった理由が1年で埋められるものかを考えてから決めると後悔が少なくなります。
『現役で日東駒専、一浪で早慶って、現実的なのかな』と悩んでいる方も多いはずです。
結論から言うと、それは人によって違います。現役の時に勉強の量が足りなかったのか、やり方が合っていなかったのか、理由によって1年の使い方が変わるからです。
一浪を考える前のチェック
次の項目を、自分で確かめてみてください。
- 現役で届かなかった理由を、科目ごとに言える
- その理由は、1年で直せそうなものだと思える
- 1年間、勉強を中心にした生活を続けるイメージが持てる
- 家族と、浪人の期間と費用について話し合った
- 予備校・塾・自宅学習のどれで進めるか考えている
現役でMARCHに合格した人が一浪で早慶を目指す場合は、土台はある程度できていることが多いですよね。この場合は、早慶の学部ごとの形への慣れと、苦手な科目の底上げが中心になります。
一方、現役で日東駒専に合格した人が一浪で早慶を目指す場合は、科目によっては土台から見直す必要があるかもしれません。前の章の表で、どこに差があるかを書き出してから計画を立ててみてください。
現役でどこに届いていたかで、一浪の中身は変わる
同じ一浪でも、現役の時の状況によって1年の重点が変わります。
| 現役の時の状況 | 一浪で重点を置きたいこと |
|---|---|
| 土台はあるが、早慶の過去問で点が伸びなかった | 学部ごとの形への慣れと、時間配分の練習 |
| 科目によって土台にばらつきがあった | 苦手な科目の土台の見直しを春から夏に集中 |
| 勉強を始めるのが遅く、全体的に土台が足りなかった | 春から全科目の土台を順番に固め、秋から過去問 |
ここで大切なのは、現役の時の答案や模試の結果を捨てずに見直すことです。何が足りなかったのかの手がかりは、そこにあります。
一浪の1年を4つに分ける
一浪の1年は、次のように4つの時期に分けると考えやすくなります。
| 時期 | テーマ | 中身 |
|---|---|---|
| 春 | 現役の振り返りと土台の見直し | 現役の答案や模試を見直し、科目ごとの差を書き出す |
| 夏 | 土台を仕上げる | 単語・文法・通史などの土台を一通り終える |
| 秋 | 過去問で形に慣れる | 志望学部の過去問を解き、落とした理由を分ける |
| 冬 | 弱点を集中して直す | 過去問で見つけた弱点だけを直して解き直す |

浪人して早慶を目指す1年の進め方は浪人して早慶を目指す記事で、さらに詳しく書いています。MARCHとの入試の形の違いは早慶とMARCHの違いの記事も参考になります。
学習管理をしてもらうという選択肢
差を書き出して計画を立てても、毎日それを回すのは簡単ではありません。自分で回せる人は独学で十分ですし、回すのが苦手な人は、学習の管理をしてもらう方法もあります。
『計画は立てたのに、1週間でくずれた』という経験、ありますよね。
それは意志が弱いからではなく、計画を見直す仕組みがないからということも多いんです。
- 毎週、できたことと、できなかったことを書き出せる
- 計画がくずれた時に、自分で直せる
- 分からない問題を、学校の先生などに質問できる
- 計画を立てても続かないことが多い
- 何から手をつければいいか、自分で決めきれない
- 質問できる相手が身近にいない
学習の管理をしてもらう方法には、予備校のチューター、個別指導、オンラインの塾などがあります。どれがいいかは人によって違うので、タイプごとの違いは早慶に強い予備校の選び方の記事で比べてみてください。
相談する時に聞いておきたいこと
学習管理を頼むかどうかは、無料の相談や体験で確かめてから決めると安心です。相談の場では、次のことを聞いてみてください。
- 今の位置から、どの科目をどの順番で進める計画になりそうか
- 計画の見直しは、どのくらいの頻度で、誰と行うのか
- 分からない問題を質問できる方法はあるか
- 浪人生の場合、1日の生活リズムまで相談に乗ってもらえるか
- その場で決めずに、家族と相談してから返事をしてもいいか
相談の受け方の流れは早慶対策の塾の無料体験・相談の受け方の記事で詳しく紹介しています。
私立文系にしぼって学習の管理をしてくれるオンライン塾もあります。どんな仕組みかは私立文系専門のオンライン塾の記事で紹介しています。
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日東駒専から早慶を目指す人によくある相談
現役で合格した大学と、一浪して早慶を目指す道のどちらを選ぶかで悩む声が目立ちます。正解は1つではないので、考える材料を並べておきましょう。
ここでは、日東駒専やMARCHから早慶を目指す人によくある相談を3つ選んで答えていきます。
現役MARCHから一浪で早慶、どのくらい可能性がある?
「現役でMARCHに受かったが、一浪すれば早慶に受かると思っている。どれくらいの可能性があるのか」という相談がありました。
『浪人すれば受かるはず』と思いたくなりますよね。ただ、1年あれば誰でも届く、というものではありません。
可能性を考える時は、現役の時に何が足りなかったかを科目ごとに書き出してみてください。理由がはっきりしていて、1年で直す計画が立てられるなら、挑戦する意味は十分にあります。
現役でMARCHに行くより、一浪で早慶のほうが将来のためになる?
「夢がまだはっきりしないので、現役でMARCHに行くか、一浪して早慶を目指すか迷っている」という相談もありました。
迷うのは自然なことです。結論から言うと、どちらが将来のためになるかは、大学名よりも「大学で何をしたいか」で変わります。
一度、それぞれの大学で学べる学部や授業を調べて、行きたい理由を書き出してみてください。
例えば、こんなふうに比べてみるのも一つの方法です。
「この大学のこの学部では、何を学べる?」
「その学びは、合格した大学ではできない?」
答えを書き出していくと、浪人してまで目指したい理由がはっきりする人もいれば、合格した大学で十分だと気づく人もいます。どちらの答えも、自分で考えて出したものなら大切な選択です。早慶でないと学べないことがあるなら、浪人を考える理由になります。
合格した大学に通いながら、早慶を受け直したい
「現役で合格した大学に通っているが、早慶をあきらめきれない」という相談です。
大学に通いながら受け直す、いわゆる仮面浪人という方法もあります。授業と受験勉強の両立が必要になるので、時間の使い方をよく考えてから決めてみてください。
大学に通いながら受け直す時の注意点は仮面浪人で早慶を目指す記事でまとめています。
よくある質問
日東駒専レベルから早慶に届くまで、どのくらいの期間が必要ですか?
必要な期間は、科目ごとの差の大きさで変わるので一概には言えません。まずは科目ごとに、土台・読み方・形への慣れのどこで止まっているかを書き出してみてください。そこから必要な期間の見通しが立てやすくなります。
現役で日東駒専に合格しても、一浪で早慶を目指すべきですか?
一浪で早慶を目指すかどうかは、現役で届かなかった理由が1年で直せそうか、家族と話し合えているかで判断するのがおすすめです。合格した大学で学びたいことがあるなら、進学するのも立派な選択です。
早慶を目指すなら、全部の学部を受けたほうがいいですか?
学部ごとに科目と配点が違うので、得意な科目が生きる学部に絞るほうが準備を集中させられます。試験日が重ならないかも確かめておきましょう。
日東駒専と早慶の併願はどう考えればいいですか?
早慶を目指しながら、ほかの大学も受けるのは自然な考え方です。試験日が重ならないか、科目が同じ準備で受けられるかを確かめて組んでみてください。早慶の併願校の組み方の記事でも詳しく書いています。
偏差値が上がらない時はどうすればいいですか?
模試の総合の結果より、科目ごとに止まっている段を見てみてください。土台に差があるのに難しい問題ばかり解いていると、伸びにくくなることがあります。
まとめ
- 日東駒専レベルから早慶を目指すことはできる
- 差は科目ごとに、土台・読み方・早慶の形への慣れの3段で見る
- 残りの期間が短いほど、受ける学部と伸ばす科目を絞る
- 一浪を考える時は、現役で届かなかった理由を先に書き出す
- 計画を回すのが難しい時は、学習管理をしてもらう方法もある
- 最新の科目と配点は大学の入試要項で確かめる





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