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早稲田や慶應を目指すと、『合格するには何時間勉強すればいいの?』と気になりますよね。ネットで合計の勉強時間の数字を見て、焦った方もいるかもしれません。
結論から言うと、早慶の勉強時間は「何時間やったか」より「その時間で何ができるようになったか」で考えるほうが、計画がぶれにくくなります。
この記事を読むと、到達点から逆算する計画の作り方と、1週間の記録表のつけ方、見直しのチェックが分かります。
早慶に必要な勉強時間は決まっている?
早慶に合格するための勉強時間は、人によって大きく違います。スタート地点も、受ける学部の科目も、1時間でこなせる量も人それぞれだからです。
『でも、目安くらいは知りたい』と思いますよね。
よく見かける合計の勉強時間の数字は、あくまで誰かの経験や印象をもとにしたものです。大学が公表しているものではありません。
例えば、英語の土台ができている人と、英単語から始める人とでは、同じ時間でも進む距離が違います。だからこの記事では、時間の数字ではなく「中身」で計画を立てる方法を紹介します。
- 何ができるようになったかで進み具合が分かる
- やることが具体的なので、毎日迷いにくい
- 伸びていない科目にすぐ気づける
- 机に向かった時間だけで安心しやすい
- 何をやるかが決まらず、迷う時間が増える
- 苦手な科目を避けていても気づきにくい
時間の数字に振り回されないために
数字を見て焦るのは、自分のゴールがまだぼんやりしている時が多いんです。ゴールがはっきりすると、ほかの人の時間はあまり気にならなくなります。
例えば、友達とこんな会話になることもありますよね。
「昨日は何時間やった?」
「時間は数えてないけど、単語帳の決めた範囲と、長文1題は終わったよ」
後者のように答えられる人は、中身で計画できている人です。
もちろん、勉強時間を記録すること自体は役に立ちます。大事なのは、時間と一緒に「何をしたか」を残すことなんです。
到達点から逆算する計画の作り方
計画は「入試本番でどんな問題を、どのくらい解けるようになりたいか」から逆算して作ります。到達点が決まれば、そこまでの道のりを月ごと、週ごとに分けられます。
『到達点って、どう決めればいいの?』という方も多いはずです。
いちばん分かりやすいのは、志望学部の過去問です。早稲田も慶應も、大学の公式サイトで過去の入試問題を公開しています。
- 志望学部の科目と配点を、大学の入試要項やサイトで確かめる
- 過去問を1年分見て、どんな問題が出るかを知る
- 科目ごとに「本番で何ができればいいか」を1行で書く
- 今の自分との差を、科目ごとに書き出す
- 差を月ごとに分け、さらに週ごとのやることに落とす

到達点を1行で書く例
到達点は、なるべく具体的な言葉で書くのがコツです。次の表は書き方の例です。
| 科目 | ぼんやりした目標 | 到達点の書き方の例 |
|---|---|---|
| 英語 | 長文を読めるようにする | 志望学部の過去問の長文を、時間内に最後まで読み切る |
| 国語 | 古文を得意にする | 古文単語と文法を使って、本文を自分で訳しながら読める |
| 世界史・日本史 | 歴史の点を上げる | 通史の流れを、時代の順番に沿って説明できる |
| 小論文 | 書けるようにする | 資料を読んで、自分の考えを筋道立てて書ける |
例えば、慶應の2027年度一般選抜では、文学部や法学部に小論文があります。受ける学部に小論文があるなら、到達点の表に1行足しておきましょう。
月ごと・週ごとに分ける例
到達点が書けたら、それを月ごと、週ごとのやることに分けていきます。例えば英語の到達点が「過去問の長文を時間内に読み切る」なら、こんな分け方ができます。
- 最初の月: 単語帳と文法問題集の、覚えていない所を仕上げる
- 次の月: 短い英文で、文の組み立てをとりながら読む練習をする
- その次の月: 長めの英文を時間を計って読み、過去問に入る
週のやることは、月の柱をさらに小さくしたものです。「今週は単語帳のこの範囲と、文法問題集のこの章」のように、終わったかどうかがはっきり分かる形で書いてみてください。
1年かけて逆算する場合の月ごとの計画は1年で早慶を目指す記事で紹介しています。
1週間の記録表をつけてみよう
記録は、勉強時間だけでなく、やった中身と、できるようになったことを一緒に書くのがポイントです。1週間分を並べると、自分の勉強のくせが見えてきます。
『記録なんて、面倒で続かなそう』と感じますよね。
だからこそ、書く項目は少なくて大丈夫です。次のような表を、ノートか手帳に作ってみてください。
| 曜日 | 科目 | やったこと | 時間 | できたこと・できなかったこと |
|---|---|---|---|---|
| 月 | 英語 | 単語帳の決めた範囲 | (記入) | 覚えていない単語に印をつけた |
| 火 | 世界史 | 通史の決めた時代 | (記入) | 時代の順番があいまいな所が分かった |
| 水 | 英語 | 文法問題集の決めた章 | (記入) | 間違えた問題を解き直した |
| 土 | 国語 | 古文の読解問題 | (記入) | 助動詞の意味で迷った |
| 日 | 全科目 | 1週間の見直し | (記入) | 次の週の計画を直した |

時間の欄は、自分の実際の時間を書きます。目標の時間を先に書くより、実際にかかった時間を残すほうが、次の計画を立てる時の手がかりになります。
例えば、こんなふうに書けると十分です。
「英語の長文を1題。時間内に読み切れず、最後の段落で止まった」
これだけで、次の週は「長文を時間を計って読む練習を増やそう」と決められますよね。
記録を見直す時のチェック
記録はつけるだけでは役に立ちません。週末に一度だけ見直して、次の週の計画を少し直すところまでがセットです。
『見直すって、何を見ればいいの?』と思う方もいますよね。次のチェックを使ってみてください。
- 配点の大きい科目に、十分な時間を回せているか
- 苦手な科目を後回しにし続けていないか
- 時間はかけたのに「できたこと」が書けていない日がないか
- 同じところで何度もつまずいていないか
- 予定どおりに進まなかった理由が書けているか
チェックがつかなかった項目があれば、次の週の計画で1つだけ直してみてください。全部を一度に直そうとすると、また計画がくずれやすくなります。
見直しで計画を直す例
見直しは、長い反省会にしなくて大丈夫です。例えば、記録を見てこんなことに気づいたとします。
「世界史の時間が、今週はほとんど取れていなかった」
この場合は、次の週に「火曜と木曜は世界史から始める」と、順番を1つだけ変えてみてください。小さく直すほうが、計画は長続きします。
勉強時間の合計だけを見て、満足してしまうことです。時間が長くても、同じ問題を何となく眺めているだけなら、点にはつながりにくくなります。
学年や立場で変わる時間の使い方
高1・高2、高3、浪人生では、勉強に使える時間の量も、やるべきことも違います。自分の立場に合わせて、中身の優先順位を決めていきましょう。
『高3と浪人生では、同じ計画でいいの?』と気になる方もいるかもしれません。
| 立場 | 時間の特徴 | 中身の優先順位の例 |
|---|---|---|
| 高1・高2 | 学校の授業と部活が中心 | 学校の授業と定期テスト、英単語の習慣 |
| 高3 | 学校の授業と受験勉強の両立 | 配点の大きい科目の土台を仕上げ、秋から過去問 |
| 浪人生 | 1日の時間を自分で組み立てられる | 生活リズムを決め、現役で届かなかった科目を集中して直す |
浪人生の場合は、1日の時間をすべて自分で組み立てることになります。まずは起きる時間と勉強を始める時間を決めて、生活リズムを先に整えるのがおすすめです。
例えば、高2で学校の授業の時間を勉強時間に含めるか迷う方もいますよね。授業でも、集中して理解できたならそれは立派な勉強です。
大事なのは、授業で習ったことを、その日のうちに自分で復習できたかどうかです。夏休みのようにまとまった時間がある時の計画は夏から早慶を目指す記事で紹介しています。
科目ごとの時間の配分は配点を見て決める
どの科目にどれだけ時間を回すかは、志望学部の配点を見て決めるのが基本です。例えば慶應の2027年度一般選抜では、経済学部・法学部・商学部の外国語は200点で、ほかの科目より配点が大きくなっています。
配点の大きい科目で止まっているなら、そこに時間を多めに回しましょう。早慶の英語の出題の特徴は早慶の英語の特徴と対策の記事でまとめています。
保護者の方が勉強時間について声をかける時の考え方は、早慶を目指す子どもに保護者ができることの記事でまとめています。
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早慶の勉強時間についてよくある相談
勉強時間の数字を見て、届くかどうか不安になる声がよく見られます。数字は目安として受け止め、自分の中身で判断していきましょう。
ここでは、早慶の勉強時間についてよくある相談を3つ選んで答えていきます。
よく言われる合計の時間に届けば、合格できる?
「早慶にはこれだけの勉強時間が必要だと聞く。その時間に届けば合格できるのか」という相談がありました。
結論から言うと、時間に届いたかどうかだけでは、合格に近づいたかは分かりません。大事なのは、その時間で志望学部の問題が解けるようになったかです。
時間の数字は、自分のペースを考えるきっかけ程度に受け止めて大丈夫です。
確かめ方としては、志望学部の過去問を時間を計って解いてみるのがいちばんです。解けなかった大問があれば、そこが次に時間を使うべき場所になります。
効率よく勉強すれば、少ない時間でも届く?
「効率よく勉強できれば、よく言われる時間より少なくても早慶に届くのか」という相談もありました。
『少ない時間で届けたら』と考えるのは自然なことです。効率を上げるには、やることを絞り、間違えた問題を確実に解き直すことが基本になります。
ただ、効率を考えすぎて計画づくりばかりに時間を使うと、本末転倒ですよね。まずは1週間の記録をつけて、むだになっている時間がないかを確かめてみてください。
学校の授業の時間は、勉強時間に入れていい?
「高2で、学校の授業の時間を勉強時間に含めていいのか分からない」という相談です。
含めるかどうかより、授業の内容が身についているかを見るのがおすすめです。授業で分からなかったところを、その週のうちに解決できているなら、それは受験の土台になっています。
よくある質問
早慶に合格するには、1日何時間勉強すればいいですか?
1日の勉強時間は、学年や今の位置、受ける学部によって変わるので、決まった時間はありません。到達点から逆算して、1日にやることを決めてから、それにかかる時間を確かめてみてください。
勉強時間が少ないと、早慶は無理ですか?
時間の長さだけで決まるものではありません。限られた時間でも、配点の大きい科目に絞り、間違えた問題を解き直していけば、中身の濃い勉強ができます。
勉強時間の記録はアプリと紙のどちらがいいですか?
続けやすいほうで大丈夫です。どちらの場合も、時間だけでなく、やったことと、できたことを一緒に残すようにしてみてください。
休みの日は、どのくらい勉強すればいいですか?
決まった時間はありませんが、平日にできない「読む練習」や「過去問を時間を計って解く」ことに使うのがおすすめです。休みの日の最後に、1週間の記録を見直す時間も取っておきましょう。
記録をつけ始めたら、時間が少なくて落ち込みました。
記録をつけたからこそ、今の時間の使い方が分かったということです。次の週に、使える時間を1つだけ見つけて、そこに何をやるかを決めてみてください。
まとめ
- 早慶の勉強時間は、人によって大きく違う
- 時間の数字より、何ができるようになったかで計画する
- 志望学部の過去問から到達点を決め、月ごと週ごとに逆算する
- 1週間の記録表に、やったこととできたことを残す
- 週に1回記録を見直し、次の週の計画を1つだけ直す
- 学年や立場に合わせて、中身の優先順位を決める





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