早慶を目指す子どもに保護者ができること

早慶を目指す子どもに保護者ができることを、役割の分け方と声かけ、塾の相談の進め方で解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

お子さんが「早稲田か慶應に行きたい」と言い出して、保護者として何をしてあげればいいのか迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、早慶を目指す子どもに保護者ができることは、勉強を教えることより「環境と情報を整えて、見守ること」です。

この記事を読むと、保護者が担うことと子どもに任せることの分け方、声かけのコツ、塾や費用の話し合いの進め方が分かります。

目次

早慶を目指す子どもに、保護者ができることは何?

先に結論

保護者の役目は、勉強の中身を管理することではなく、子どもが勉強に集中できる土台を作ることです。何を親が担い、何を子どもに任せるかを最初に話し合っておくと、ぶつかりにくくなります。

『もっと口を出したほうがいいのかな』と思う方もいれば、『何も言わないほうがいいのかな』と迷う方もいますよね。

実は、どちらか一方に決めるより、役割を分けておくほうがうまくいきやすいんです。まずは次の表を見てみてください。

場面保護者が担いやすいこと子どもに任せたいこと
毎日の生活食事や睡眠のリズムを整える勉強の時間割を決める
入試の情報大学の公式サイトで日程を一緒に確かめる受ける学部と科目を選ぶ
勉強の中身困っていることを聞く参考書や問題集を選び、進める
塾や予備校費用や通い方の相談に乗る体験に行き、合うかを判断する
模試や成績結果を責めずに受け止める直す所を見つけて計画を直す
出願書類や支払いの期限を一緒に確かめる出願する学部を最終的に決める
早慶を目指す子どもの受験で、保護者が担いやすいことと子どもに任せたいことを場面ごとに分けた図解

表の左の列は、子どもが一人では手が回りにくいことです。右の列は、本人が決めることで納得して続けやすくなることです。

高1・高2の時期にできること

この時期は、まだ入試が遠く感じる時期です。保護者ができるのは、毎日少しずつ勉強する生活のリズムを一緒に作ることです。

例えば、夕食の後の少しの時間を勉強にあてる、といった小さな決まりでも十分です。どのくらいの長さにするかは、家庭に合う形を子どもと決めてみてください。

高3になったらできること

高3になると、受ける学部や日程の話が具体的になります。保護者は、出願や手続の期限を一緒に確かめる役に回ると助かります。

勉強の中身には口を出しすぎず、体調や睡眠に気を配ってあげてください。入試が近づくほど、こうした支えが効いてきます。

まずは早慶の入試の形を、親子で一緒に知っておこう

入試の形を知ると、声かけが具体的になる

早稲田大学と慶應義塾大学の一般選抜は、学部ごとに科目や配点が違います。保護者も大まかな形を知っておくと、子どもの話を聞く時に話がかみ合いやすくなります。

『入試のことは子どもに任せているから、よく分からない』という方もいるかもしれません。

ただ、早慶の入試は、同じ大学でも学部によって受ける科目が大きく違うんです。例えば、慶應義塾大学の2027年度一般選抜では、経済学部A方式は英語と数学、B方式は英語と地理歴史で受ける形です。

早稲田大学の政治経済学部は、2027年度の一般選抜で共通テストと学部独自の総合問題を組み合わせ、共通テストの数学Ⅰ・Aが必須になっています。一方、慶應義塾大学の一般選抜では、共通テストの結果を使って出願することはできません。

保護者が一緒に確かめておきたいこと
  • 子どもが受けたい学部と、その学部の試験科目
  • 共通テストを使う方式か、大学独自の試験だけの方式か
  • 出願の期間と、試験日・合格発表の日
  • 大学の公式サイトで公開されている過去問の場所
  • 入学手続の締切日

早稲田大学と慶應義塾大学の基本は早慶とは?の記事でまとめています。科目や日程は年度で変わるので、最新は大学の入試要項で確かめましょう。

声かけで気をつけたいこと

結果より「やっていること」に声をかける

模試の判定や点数に反応するより、毎日続けていることに目を向けると、子どもは話しやすくなります。

『つい「勉強しなさい」と言ってしまう…』という方も多いはずです。心配だからこそ、出てしまう言葉ですよね。

ただ、受験期の子どもは、親が思っている以上に自分の成績を気にしています。言い方を少し変えるだけで、受け止め方が変わることもあるんです。

場面避けたい声かけ言い換えの例
模試の判定が悪かった「この判定で大丈夫なの?」「どこを直せばよさそう?」
休んでいるように見える「また遊んでるの?」「今日はどこまで進んだ?」
志望校を迷っている「早慶じゃないとだめ」「どの学部で何を学びたい?」
他の子の話を聞いた「友達はもう塾に通ってるよ」「今、困っていることはある?」
入試が近づいてきた「今やらないと間に合わない」「体調はどう?何か手伝えることある?」
子どもが話しやすくなる関わり方
  • 結果より、続けていることをほめる
  • 質問の形で、子どもの考えを聞く
  • 困った時に頼れる場所であることを伝える
すれ違いが起きやすい関わり方
  • 判定や順位だけで話を始める
  • 兄弟や他の子と比べる
  • 先の不安を強い言葉で伝える

子どもが話してくれない時は

『最近、受験の話をしてくれない』と寂しく感じる方もいるかもしれません。

そんな時は、成績ではなく、答えやすい話から始めてみてください。例えば、こんなやり取りです。

「最近、英語は何を使って勉強してるの?」
「単語帳を1冊、毎日少しずつ進めてる」

こうした小さな会話を続けていると、困った時に子どもから話してくれることが増えていきます。

勉強時間の長さが気になる時は、時間より中身で見るという考え方もあります。早慶に必要な勉強時間の考え方の記事を親子で読んでみるのもおすすめです。

塾や費用の相談は、こう進めよう

費用の話は早めに、子どもと同じテーブルで

塾や予備校の費用、受験する学部の数は、家庭の事情とも関わります。子どもが決めてから伝えるより、最初から一緒に話すほうがすれ違いが少なくなります。

『塾の費用のことを子どもに話すのは気が引ける』という方もいますよね。

ただ、受ける学部の数や塾の使い方は、費用と切り離せません。この記事では金額は書きませんが、話し合いの順番だけは決めておくと進めやすくなります。

塾や費用の話し合いの進め方
  1. 子どもが今、何に困っているかを聞く
  2. 塾に頼みたいことを1つか2つに絞る
  3. 候補の塾の料金の決まり方を公式サイトで確かめる
  4. 無料体験や相談に、子どもが行ってみる
  5. 体験の感想を聞き、家族で決める
塾や費用について、困りごとを聞くところから家族で決めるまでの話し合いの順番を示した図解

費用の話で確かめておきたいこと

金額は塾ごと、年度ごとに変わります。比べる時は、金額そのものより決まり方を聞いておくと並べやすくなります。

  • コース制か、科目や回数ごとか
  • 入試が終わった後の扱いはどうなるか
  • 季節講習や教材が別にかかるか
  • 途中でやめる時の手続きはどうなるか
よくある失敗

子どもが体験に行く前に、保護者だけで入塾を決めてしまうことがあります。続けるのは子ども本人なので、本人が合うと感じたかを先に聞いてから決めるようにしましょう。

塾のタイプの違いは早慶に強い予備校の選び方の記事で比べています。保護者も同席できる面談や相談を設けている塾もあるので、気になる場合は申し込みの時に聞いてみてください。

体験や相談の受け方は早慶対策の塾の無料体験・相談の受け方の記事で紹介しています。

Studyコーデ

早慶に向けた毎日の勉強を、プロに管理してもらうなら

Studyコーデは私立文系専門のオンライン塾です。動画授業と小テストのあとに専属のプロ講師とZoomで面談し、LINEで質問できます。高校生コースと既卒生・浪人生向けコースがあります(公式サイトの記載・2026年10月時点)。まずは無料の面談・体験で、自分に合うか確かめてみましょう。

無料体験ありStudyコーデの公式サイトを見る

コースの内容・料金は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確かめてください。

浪人を考え始めた時の話し合い

結論を急がず、選択肢を並べて話す

浪人するかどうかは、子どもの気持ちと家庭の事情の両方に関わります。結果が出た直後に結論を急がず、時間をおいて話すほうが落ち着いて決められます。

『もう1年がんばりたい』と子どもに言われて、戸惑う方もいるはずです。

まずは「なぜもう1年なのか」「1年でどこを伸ばしたいか」を、子どもの言葉で聞いてみてください。

話し合う時は、次のような問いを一緒に考えてみると、気持ちだけでなく計画の話ができます。

  • 現役の1年で、うまくいかなかったことは何か
  • 1年で伸ばしたい科目はどれか
  • 宅浪か、予備校や塾を使うか
  • 他の大学の合格があった場合、どう考えるか
二浪・三浪を考える場合

浪人の年数が増える時は、受ける学部の幅や、他の大学に進む選択肢も含めて話し合っておくと安心です。考えておきたいことは二浪・三浪で早慶を目指す時に考えることの記事でまとめています。

早慶を目指す子どもの保護者からよくある相談

相談の多くは「どこまで関わるか」

保護者からの相談を見ていると、塾や講座を勧められた時の対応や、受験の形についての悩みが目立ちます。

ここでは、早慶を目指す子どもの保護者や受験生からよくある相談を3つ選んで答えていきます。

どれも、正解が1つに決まる話ではありません。家庭の事情に合わせて、考え方の1つとして読んでみてください。

塾の面談で勧められた講座を断りたい

「早慶志望の高2で、保護者面談で勧められた塾の講座を断りたい」という相談です。

勧められると断りにくいですよね。そんな時は、子どもが今何を優先したいかを先に家で話しておきましょう。面談では「今はこの科目を優先したいので、今回は見送ります」と理由を添えて伝えてみてください。

その場で決めずに「家で相談します」と持ち帰るのも、ちゃんとした対応です。

総合型選抜を受けるなら、対策塾に通わせるべき?

「高2の子どもが総合型選抜を考えているが、対策塾に通う必要があるのか」という保護者の相談もありました。

早慶にも総合型選抜はあり、慶應義塾大学の総合政策学部・環境情報学部のAO入試は書類審査と面接で選考されます。準備の中心は志望理由や活動の書類になるので、まずは学校の先生にどこまで相談できるかを確かめてみてください。

そのうえで、書類や面接の練習の回数が足りない時に塾を考える、という順番がおすすめです。

子どもが英国数の型で早慶の経済系を考えている

「子どもが慶應の経済や早稲田の政経を考え、英語・国語・数学の型で勉強している」という相談です。

この場合は、学部ごとの科目を親子で一緒に確かめておくと安心です。慶應義塾大学経済学部は2027年度から小論文を休止し、A方式は英語と数学の2科目で受ける形です。

早稲田大学の政治経済学部は共通テストの国語と数学Ⅰ・Aも使うので、受ける学部の組み合わせで勉強の配分が変わります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。

よくある質問

早慶を目指す子どもに、保護者は勉強を教えたほうがいいですか?

勉強の中身は、子ども自身や学校・塾の先生に任せるほうが進めやすいことが多いです。保護者は生活のリズムを整えたり、入試の日程を一緒に確かめたりする役に回ると、子どもも頼りやすくなります。

模試の判定が悪かった時、どう声をかければいいですか?

判定そのものより、「どこを直せばよさそう?」と次にやることを聞いてみてください。結果を責めると、子どもが模試の話をしなくなることもあります。

塾の無料体験に保護者も行ったほうがいいですか?

保護者が同席できる面談を設けている塾もあります。ただ、合うかどうかを判断するのは子ども本人なので、体験の後に子どもの感想を先に聞くようにしてみてください。

早慶だけでなく、他の大学も受けたほうがいいですか?

早慶の中でも学部ごとに試験日が違うので、日程と科目を見ながら併願を考える家庭が多いです。どの大学を何校受けるかは費用とも関わるので、早めに親子で話し合っておくと安心です。組み方は早慶の併願校の組み方の記事で紹介しています。

早慶の入試の情報は、どこで確かめればいいですか?

早稲田大学と慶應義塾大学の公式サイトで、入試の方式や日程、過去問が公開されています。科目や日程は年度で変わるので、最新は大学の入試要項で確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 保護者の役目は、勉強を教えることより環境と情報を整えること
  • 親が担うことと子どもに任せることを、最初に話し合っておく
  • 早慶は学部ごとに科目が違うので、入試の形を親子で一緒に知っておく
  • 声かけは結果より、続けていることに目を向ける
  • 塾や費用の話は早めに、子どもと同じテーブルで進める
  • 入試の科目や日程の最新は、大学の入試要項で確かめる
早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次