早慶の法学部|早稲田法学部と慶應法学部の入試の違い

早稲田法学部と慶應法学部の入試の違いを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

早慶の法学部を目指していると、早稲田と慶應で入試がどう違うのか、両方受けられるのかが気になりますよね。

結論から言うと、早稲田の法学部は国語があり、慶應の法学部は国語の代わりに小論文があります。英語と地歴の重さも違うので、準備の配分を変える必要があるんです。

この記事を読むと、2つの法学部の科目と配点の違い、慶應の小論文の中身、両方受ける時の準備の重なりが分かります。

目次

早慶の法学部の入試は何が違う?

先に結論

2027年度の一般選抜では、早稲田の法学部は外国語・国語・地歴公民または数学の3科目、慶應の法学部は外国語・地理歴史・小論文の3科目です。どちらも3科目ですが、中身と配点の重さが違います。

『同じ法学部なら、似たような試験だよね』と思う方も多いはずです。でも、科目を並べてみると、かなり違いがあります。

比べる点早稲田 法学部慶應 法学部
外国語60点(90分)英語のほか独・仏・中は共通テストを利用200点
2科目め国語50点(90分)地理歴史150点(世界史・日本史から1つ)
3科目め地歴・公民または数学40点(60分)数学は共通テストを利用小論文100点
共通テスト一部の科目で使う使わない
学科法学部法律学科・政治学科
早稲田法学部と慶應法学部の一般選抜の科目を、外国語・国語・地歴・小論文に分けて並べた図解

早稲田法学部は得点を標準化する

早稲田の法学部は、科目ごとの得点に統計的な処理(標準化)をしたうえで合否を判定します。選んだ科目によって有利・不利が出にくくするための仕組みです。

もう1つの特徴は、数学で受けられることです。地歴・公民の代わりに数学を選ぶと、共通テストの数学の成績が使われます。

慶應法学部は外国語の配点が大きい

慶應の法学部は、外国語が200点と一番重く、地理歴史が150点、小論文が100点です。英語で大きく得点できるかどうかが、合否に響きやすい形なんです。

国語の試験はありません。そのぶん、小論文で文章を読み、考えを書く力が問われます。

早稲田法学部には共通テスト利用入試もある

早稲田の法学部には、一般選抜とは別に共通テスト利用入試もあります。2027年度は5教科・700点満点で、合格発表は2027年2月11日です。

共通テスト利用入試は、早稲田大学の試験場で受ける必要がない入試です。国公立大学と併願する人なら、共通テストの準備をそのまま生かせる形ですね。

法学部の学科

慶應の法学部には法律学科と政治学科があり、一般選抜の科目と配点は同じです。どちらの学科で学びたいかは、公式ページのカリキュラムで確かめてみてください。

早慶の法学部を目指す人が最初に決めること

2つの法学部の違いが分かったら、次は自分の受け方を決めておきましょう。決めることが少ないうちに方針を固めると、あとで迷いにくくなります。

最初に決めておきたいこと
  • 早稲田と慶應の法学部を、両方受けるかどうか
  • 早稲田の3科目めを地歴・公民にするか、数学にするか
  • 世界史と日本史のどちらで受けるか
  • 共通テストを受けるかどうか

慶應法学部の小論文はどんな試験?

社会の仕組みについて論述する

慶應の法学部の小論文は、国家や社会の基本原理を中心とした問題について、論述形式で問われます。資料やキーワードが与えられることもあります。

『小論文って、作文と何が違うの?』と戸惑う方もいますよね。小論文は、自分の感想を書くのではなく、問いに対して筋道を立てて答える試験です。

例えば、こんなやり取りで考えると分かりやすいかもしれません。

「この問題、自分の意見を書けばいいんですか?」
「意見だけじゃなく、なぜそう考えるのかを順番に説明しよう」

小論文の準備で押さえたいこと

慶應は、一般選抜の過去問に加えて「出題意図・解答例」も公式サイトで公開しています。どんな力を見ようとしているのかを知るには、まずこれを読むのが近道です。

小論文を始める前のチェック
  • 公式サイトで法学部の過去問を1年分読む
  • 「出題意図」を読み、見られている力を知る
  • 時間を計って1本書いてみる
  • 学校の先生などに読んでもらい、直す

資料やキーワードが出た時の進め方

慶應の法学部の小論文では、資料やキーワードが与えられることがあります。いきなり書き始めず、次の順番で考えると筋道を立てやすくなります。

資料型の小論文を書く流れ
  1. 問いが何を求めているかを、1文で言い直す
  2. 資料やキーワードから、使えそうな事実を拾う
  3. 自分の答えを先に決める
  4. 答えの理由を2つか3つ、順番に並べる
  5. 反対の考え方にも触れて、最後に答えをもう一度書く

『書く前に考える時間がもったいない』と感じるかもしれません。ただ、組み立てを先に決めておくと、途中で話がずれにくくなるんです。

書く力は、書いて直す回数で伸びていきます。小論文の進め方は慶應の小論文・論述の対策の記事で詳しくまとめています。

両方受ける時、準備はどこまで重なる?

英語と地歴は重なり、国語と小論文は別

早慶の法学部を両方受ける場合、英語と地歴は準備が重なります。一方で、早稲田の国語と慶應の小論文は、それぞれ別に準備が必要です。

『両方受けたいけど、準備が倍になるのは困る』という方も多いですよね。科目ごとに、どれくらい準備が重なるかを判定表にしてみました。

科目早稲田 法学部慶應 法学部準備の重なり
英語60点200点大きく重なる(慶應の方が重い)
世界史・日本史地歴・公民を選べば40点150点重なる(同じ科目を選ぶ場合)
国語50点なし早稲田だけの準備
小論文なし100点慶應だけの準備
数学選べば共通テストで40点なし早稲田だけの準備
早慶の法学部を両方受ける時に、英語と地歴は準備が重なり、国語と小論文は別に準備が必要なことを示した図解

地歴で受けるか、数学で受けるか

両方を受けるなら、早稲田の3科目めは地歴で受けると、慶應の地理歴史と準備をまとめやすくなります。数学を選ぶと共通テストの数学が必要になり、慶應とは重なりません。

ただ、数学が得意な人なら、早稲田は数学で受けるのも1つの手です。自分の得意な科目と、準備に使える時間で決めてみてください。

英語の配点の差をどう考える?

早稲田の法学部は外国語が60点、慶應の法学部は200点です。点数の数字だけ見ると、慶應の方が英語の比重がずっと大きいですよね。

とはいえ、早稲田でも英語は3科目の中で一番配点が高い科目です。両方受けるなら、英語は「どちらの大学でも一番大事な科目」と考えて、毎日触れておきましょう。

例えば、1週間の勉強の配分を考える時は、次のような組み方が1つの例です。

科目1週間の組み方の例
英語毎日、単語と長文の両方に触れる
世界史・日本史毎日、通史か問題演習を少しずつ進める
国語(早稲田)週に何回か、現代文と古文を交互に解く
小論文(慶應)週に1本書いて、直してもらう

これはあくまで目安の例です。自分の得意・不得意に合わせて調整してみてください。

試験日は2日続く

2027年度の一般選抜では、早稲田の法学部が2月15日、慶應の法学部が2月16日です。2日続けて受けることになるので、体力と気持ちの切り替えも考えておきましょう。

よくある失敗

両方の過去問を同じ時期にまとめて始めようとして、国語か小論文のどちらかが手薄になることです。早稲田の国語と慶應の小論文は、別々に練習の時間を取っておきましょう。

科目ごとの計画を一人で立てるのが不安な方は、私立文系の受験に詳しい人に一度相談してみるのもおすすめです。

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一般選抜以外で法学部に入る道

総合型選抜や推薦の入試もある

慶應の法学部にはFIT入試(総合型選抜)があり、早稲田の法学部には地域探究・貢献入試があります。どちらも指定校推薦の対象学部です。

入試早稲田 法学部慶應 法学部
総合型選抜地域探究・貢献入試FIT入試(A方式・B方式)
学校推薦型選抜指定校推薦入試指定校による推薦入試
共通テスト利用入試あり(5教科・700点満点)なし

慶應のFIT入試は、第1次が書類、第2次が三田キャンパスでの試験です。2028年度に変更の予告が出ているので、受ける年度の要項で確かめておきましょう。

慶應のFIT入試の流れ

慶應の法学部のFIT入試には、A方式とB方式があり、法律学科と政治学科で行われます。B方式は、全国を7つの地域ブロックに分けて合格者を配置する形です。

第1次は書類審査で、志願者調書と志望理由書に加えて、A方式は自己推薦書、B方式は評価書を出します。第2次は三田キャンパスで行われます。

2027年度の日程は、出願が2026年8月3日から9月3日、最終の合格発表が11月2日です。一般選抜と並べて考えたい方は、早慶の総合型選抜・学校推薦型選抜の記事も読んでみてください。

早慶の法学部でよくある相談

多いのは過去問と地歴の悩み

早慶の法学部を目指す人の相談では、過去問を始める時期や、地歴をどこまで覚えるかの悩みがよく見られます。

知恵袋などでよく見かける相談を、要約してお答えします。

9月から過去問を始めるのは遅い?

「早慶の法学部志望で、9月から過去問を始めるのは遅いのか」という相談です。

遅いかどうかは、基礎がどこまで固まっているかで変わります。『もう遅いかも』と焦るより、まず1年分を解いて、足りないところを見つけてみてください。過去問の使い方は早慶の過去問はいつからの記事でまとめています。

日本史は細かいところまで覚える必要がある?

「早慶の法学部の日本史は、細かい関係まで暗記しないといけないのか」という相談もありました。

慶應の法学部は地理歴史が150点と重く、早稲田は地歴・公民を選んだ場合40点です。どこまで細かく問われるかは、公式サイトの過去問で実際の問題を見て確かめるのが一番です。

慶應法に落ちて浪人することになった

「現役で慶應の法学部を受けたけれど届かず、浪人して早慶の法学部を目指す」という相談も見られます。

浪人の1年は、現役の時に手が回らなかった科目を立て直せる時間です。まずは、どの科目で点が取れなかったかを振り返るところから始めてみてください。

模試の判定と過去問の手ごたえ、どちらを信じる?

「早慶の法学部志望で、模試の判定と過去問の手ごたえのどちらを信じればいいか」という相談もありました。

どちらか一方だけで決める必要はありません。模試は全体の中での位置を、過去問は志望学部の問題との相性を教えてくれます。

例えば、模試の判定が思うように出なくても、過去問で英語と地歴が取れているなら、伸ばす科目ははっきりしますよね。模試の結果の読み方は模試の使い方の記事でまとめています。

よくある質問

早慶の法学部は、両方受けられますか?

2027年度の一般選抜では、早稲田の法学部が2月15日、慶應の法学部が2月16日で、試験日は重なっていません。出願の細かい決まりは、それぞれの入試要項で確かめてください。

慶應の法学部に国語の試験はありますか?

ありません。2027年度の慶應の法学部は、外国語200点・地理歴史150点・小論文100点の3科目です。

慶應の法学部の一般選抜で英検は使えますか?

使えません。慶應の一般選抜で英語外部試験を使えるのは文学部だけです。法学部は外国語の試験を受けて判定されます。

早稲田の法学部は数学で受けられますか?

受けられます。地歴・公民の代わりに数学を選ぶことができ、数学は共通テストの成績が使われます。

早稲田の法学部の過去問の解答例はありますか?

早稲田の法学部は、一般選抜の解答例と出題の意図を公式サイトで公開しています。過去3年分の入試問題も、早稲田大学の入学センターのWebサイトで見られます。

科目・配点・日程は年度ごとに変わることがあります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 早稲田の法学部は外国語・国語・地歴公民または数学、慶應の法学部は外国語・地理歴史・小論文
  • 慶應の法学部は外国語が200点と重く、小論文では社会の仕組みについて論述する
  • 両方受けるなら英語と地歴は準備が重なり、国語と小論文は別に準備する
  • 2027年度の試験日は早稲田法学部が2月15日、慶應法学部が2月16日
  • 慶應にはFIT入試、早稲田には地域探究・貢献入試もある
早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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