当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
早慶の過去問、いつから手をつければいいのか迷いますよね。『早く解きすぎてもったいない気がする』という方も多いはずです。
結論から言うと、早慶の過去問は「時期」より「今の学力の段階」で始めどきを決めると失敗しにくいです。そして、何年分解いたかより、1年分をどう振り返ったかで伸び方が変わります。
この記事を読むと、過去問の手に入れ方、始める時期の判定方法、英語の過去問の使い方と振り返りのやり方が分かります。
早慶の過去問はどこで手に入る?公式サイトと市販の過去問集
早稲田大学と慶應義塾大学は、どちらも大学の公式サイトで入試問題を公開しています。まずは無料で見られる公式の過去問で出題の形をつかみ、もっと年数がほしい時に市販の過去問集を足すと考えると分かりやすいです。
『過去問って本屋で買うものじゃないの?』と思った方もいますよね。
実は、早慶はどちらも大学のサイトで入試問題を見られます。印刷して解けるので、買う前にまず中身を確かめてみてください。
早稲田大学の公開ページ
早稲田大学は、入学センターのWebサイトで過去3年分の入試問題を公開しています。一般選抜だけでなく、共通テスト利用や総合型などの問題も、学部別・年度別に並んでいます。
解答例や出題の意図も公開されています。例えば法学部は、2026年度一般選抜の解答例と出題の意図を2026年2月24日に公開しました。
公開ページはこちらです。早稲田大学 入学センター 過去の入試問題
慶應義塾大学の公開ページ
慶應義塾大学は、一般選抜の試験問題を10学部分、PDFで公開しています。こちらも「出題意図・解答例」が公式に出ています。
公開ページはこちらです。慶應義塾大学 一般選抜 試験問題
どちらの大学も、著作権の関係で一部が非公開になったり、公開が遅れたりすることがあります。英語の長文などで本文が見られない年は、市販の過去問集で補うのが現実的です。
入手先の比べ方
どこで手に入れるかは、目的で分けると迷いません。
| 入手先 | 手に入るもの | 向いている使い方 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学の公式サイト | 過去3年分の問題・解答例・出題の意図 | 最新の出題の形を知る | 一部マスクや公開遅れがある |
| 慶應義塾大学の公式サイト | 一般選抜の問題(10学部分)・出題意図・解答例 | 学部ごとの形を知る | 一部非公開の場合がある |
| 市販の大学別過去問集 | 学部ごとの問題と解説 | 年数をさかのぼって演習する | 方式が変わった年の扱いに注意 |
| 学校・塾の資料室 | 学校や塾が持っている過去問 | 手元にない年度を借りる | 書き込まずにコピーして使う |
『解説がほしいんだけど』という方は、市販の過去問集が合います。公式の解答例は、答えの方向や出題の意図を確かめる用と考えるといいですよ。
早慶の過去問を解く前に知っておきたい「年度による形の違い」
早慶は学部ごとに方式や科目が見直されています。過去問をさかのぼる時は、その年の試験が今と同じ形かを先に確かめておきましょう。
ここが大事なところです。過去問は「今年の入試の練習」なので、形が違う年をそのまま解くと、時間配分の練習がずれてしまうんです。
例えば、慶應義塾大学の経済学部は、2027年度から一般選抜の小論文を休止しました。数学と地理歴史は試験時間と配点が広がっています(2027年度一般選抜の変更点)。
慶應の総合政策学部と環境情報学部も、2027年度から外国語の出題範囲を英語だけにしています。早稲田の商学部は、英語4技能テスト利用型を2025年度入試から募集停止しました。
早稲田の政治経済学部も、2027年度以降の共通テストの利用科目に変更があると公表しています。学部独自試験は、日英両言語の長文を読んで記述も含めて答える総合問題です。
形が変わった年の過去問はどう使う?
『じゃあ古い過去問は使えないの?』と不安になった方もいますよね。
そんなことはありません。英語の長文や地歴の問題のように、今も同じ科目で出ている部分は、読解や知識の練習に十分使えます。
変わったのは「試験全体の形」です。科目ごとの練習には使い、時間配分の練習は今と同じ形の年度でする、と分けて考えてみてください。
古い年の過去問で、今はない科目や設問の形まで時間をかけて練習してしまうことがあります。解く前に、その年の試験科目と今の試験科目を見比べてみてください。
- 志望学部の今年度の試験科目と配点を確かめた
- 解く年度の試験科目が今と同じかを見比べた
- 今はない科目や設問は、解かずに読むだけにすると決めた
- 試験時間が今と違う場合は、今の時間で解くと決めた
今の科目と配点は、早稲田大学の一般選抜の方式と科目の記事と慶應義塾大学の一般選抜の科目と配点の記事で確かめられます。
早慶の過去問はいつから?学力の段階で始めどきを判定しよう
早慶の過去問は、基礎の単語・文法と、志望学部で使う科目の通史がひと通り終わった時が始めどきの目安です。月で決めると、準備不足のまま解いて自信をなくすことがあります。
『高3の夏から、とよく聞くけど本当?』と思いますよね。
月の目安はあくまで目安です。同じ夏でも、英単語帳を1冊終えた人と、まだ文法の途中の人とでは、過去問から得られるものがまったく違います。
始めどきの判定表
今の自分がどの段階かを、次の表で見てみてください。
| 今の段階 | 過去問の使い方の目安 | 先にやること |
|---|---|---|
| 単語・文法がまだ途中 | 1年分を「眺めて」出題の形を知る程度 | 単語帳と文法の問題集を1冊ずつ終える |
| 基礎は終わり、長文を読み始めた | 英語の大問を1つずつ、時間を気にせず解く | 長文の問題集で読み方を固める |
| 長文の問題集をひと通り終えた | 1年分を時間を計って通しで解く | 解いた後の振り返りを習慣にする |
| 志望学部の形に慣れてきた | 他の学部の過去問で同じ形の問題を増やす | 弱点の分野をまとめて復習する |

例えば、高3の6月で英単語帳を1冊終えたところの人なら、1年分を通しで解くより、大問1つを丁寧に解く方が得るものが多いはずです。
逆に、基礎がひと通り終わっているなら、早めに1年分を解いてみるのもおすすめです。「何が足りないか」が早く分かるからです。
早めに1年分だけ「下見」するのはあり
始めどきの前でも、1年分を下見しておく使い方はありです。時間を計らずに、問題の量と形だけを見ておきましょう。
「英語の長文、思ったより長いね」
「じゃあ今のうちに、長い文章を読む練習を増やしておこうか」
こんなふうに、過去問を見て今の勉強を調整するのが下見の目的です。点数は気にしなくて大丈夫ですよ。
入試まで残り3か月ほどの時期から始める方は、全部の年を解くより、志望学部の直近の年に絞る方が現実的です。直前期の優先順位は3ヶ月で早慶を目指す時の優先順位の記事で詳しく書いています。
早慶の英語過去問は学部ごとに使い分けよう
早慶の英語は、学部によって配点の重さや試験時間、問題の形が違います。志望学部の過去問を軸にして、似た形の他学部で量を増やすのが使いやすい組み方です。
早慶の英語過去問で悩む方は多いですよね。
まず、英語が試験の中でどれくらいの重さを持つかを、学部ごとに見ておきましょう。どの数字も2027年度一般選抜のものです。
| 大学・学部 | 英語(外国語)の扱い(2027年度一般選抜) | 過去問で意識したいこと |
|---|---|---|
| 慶應 経済学部 | 外国語(英語)200点 | 英語(A方式は数学も)の一部の点で、残りの採点が決まる方式 |
| 慶應 法学部 | 外国語200点 | 地理歴史・小論文との時間の使い分け |
| 慶應 商学部 | 外国語200点 | A方式・B方式どちらも外国語が200点 |
| 慶應 文学部 | 外国語150点 | 英検CSE総合スコア2500以上での外部試験利用も選べる |
| 早稲田 文化構想・文学部 | 英語75点(90分) | 国語・地歴と並ぶ3科目の1つ |
| 早稲田 法学部 | 外国語60点(90分) | 得点の標準化がある |
| 早稲田 政治経済学部 | 総合問題(120分)で日英両言語の長文 | 英語だけの試験ではない形 |

志望学部を軸に、似た形の学部で量を増やす
志望学部の過去問は、公式で手に入る年数に限りがあります。そこで、同じ大学の別の学部や、問題の形が近い学部の英語を練習の材料にする方法があります。
例えば、慶應の経済学部が第1志望なら、まず経済学部の過去問を最優先にします。そのうえで、長文の量に慣れるために他学部の英語も解いてみる、という組み方です。
ただ、他学部の過去問は「長文に慣れる」ための量の練習です。時間配分の練習は、志望学部の過去問でやっておきましょう。
慶應の経済学部は「英語の一部」に注目
慶應の経済学部は、2027年度から採点の方法が変わります。A方式は英語と数学の一部の合計点、B方式は英語の一部が一定点に達した受験生だけ、残りの問題が採点される方式です。
つまり、最初に採点される部分で落とさないことが大事なんです。過去問を解く時も、どの大問で確実に点を取るかを意識してみてください。
細かい採点の範囲は、2027年度の入試要項で確かめておきましょう。
早慶の英語が解けない時に見直すところ
『単語帳は終えたのに、過去問だと知らない単語ばかり』という声はよく聞きます。
こういう時は、知らない単語を全部覚えようとしなくて大丈夫です。文章の流れから意味を推測できたか、を振り返る方が先です。
英語の対策全体は早慶の英語の特徴と対策の記事でまとめています。
- 間違えた問題が、単語・文法・読み違いのどれで落としたかを分けた
- 知らない単語を、文脈から推測できたかを確かめた
- 長文1つにかかった時間を記録した
- 解く順番を変えたら点が上がりそうかを考えた
1年分を解いた後の振り返りシートの作り方
過去問は、解いた後の振り返りで価値が決まります。間違いの理由を分けて記録し、次の1年分までに何を直すかを決めておきましょう。
『解いて丸つけして終わり』になっていませんか?
実は、過去問は1年分解いた後の振り返りに、解いた時間と同じくらいかけてもいいんです。直す点が決まっていないと、次の年度を解いても同じところで落としてしまいます。
振り返りシートの項目
ノートの見開き1ページを、1年分の振り返りに使う方法がおすすめです。次の表を写して使ってみてください。
| 項目 | 書くこと | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 解いた年度・学部 | どの試験か | 慶應 商学部 A方式 |
| 時間の使い方 | 大問ごとにかかった時間 | 長文1つ目で予定より長くかかった |
| 失点の理由 | 単語・文法・読み違い・時間切れ | 読み違いが多い |
| 次までに直すこと | 1〜2個に絞る | 段落ごとに要点をメモする |
| もう一度解く日 | 解き直しの予定 | 2週間後に同じ年度を解き直す |
- 本番と同じ時間で、通しで解く
- 丸つけをして、失点の理由を4つに分けて書き出す
- 解説を読み、知らなかった単語や表現をノートにまとめる
- 次の年度までに直すことを1〜2個に絞る
- 少し間を空けて、同じ年度をもう一度解き直す
解き直しで点が伸びたかを見る
同じ年度の解き直しで点が伸びていれば、振り返りがうまく機能しています。
伸びていない時は、失点の理由の分け方が大ざっぱなのかもしれません。「なんとなく間違えた」を減らすつもりで、理由を細かく書いてみてください。
同じ年度を解き直すと、答えを覚えていて点が取れてしまうことがあります。正解した理由を自分の言葉で説明できるかで、本当に身についたかを確かめておきましょう。
振り返りを一人で続けるのが難しい時
失点の理由を分けたり、次に直すことを決めたりするのは、慣れるまで時間がかかります。誰かに一緒に見てもらうと、自分では気づけない癖が分かることもあります。
一人で計画を立てて続けるのが不安な方は、塾の無料体験で過去問の使い方を相談してみるのも1つの方法です。相談の受け方は早慶対策の塾の無料体験・相談の受け方の記事にまとめています。
Studyコーデ
早慶に向けた毎日の勉強を、プロに管理してもらうなら
Studyコーデは私立文系専門のオンライン塾です。動画授業と小テストのあとに専属のプロ講師とZoomで面談し、LINEで質問できます。高校生コースと既卒生・浪人生向けコースがあります(公式サイトの記載・2026年10月時点)。まずは無料の面談・体験で、自分に合うか確かめてみましょう。
無料体験ありStudyコーデの公式サイトを見るコースの内容・料金は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確かめてください。
早慶の過去問についてよくある相談
早慶の過去問についての相談は、始める時期と進めるペース、そして解けない時の受け止め方に集まっています。よくある相談を3つ選んで、編集部の考えをまとめました。
相談1:「過去問を何年分も解くと聞くけど、いつからどのペースで?」
早慶志望の高3から、こういう相談がよくあります。たくさんの年数を解くと聞いて、焦っている方も多いですよね。
まず、年数の多さを目標にしないことが大事です。公式で手に入る年数には限りがありますし、古い年は形が違うこともあります。
ペースは、振り返りまで含めて1年分を回せる間隔にしてみてください。例えば「週末に1年分を解き、平日に振り返りと弱点の補強をする」という回し方は、無理が少ない目安です。
相談2:「英語の過去問で、選択肢の単語まで難しくて解けない」
早慶の英語過去問で、本文だけでなく選択肢の単語も分からない、という相談も多いです。3冊目の単語帳に手を出すべきか迷う、という声もあります。
結論から言うと、新しい単語帳を増やす前に、過去問で出会った分からない単語を自分の単語ノートにまとめる方がおすすめです。過去問の単語は、実際に出た単語だからです。
それでも語彙が足りないと感じる時は、上級の単語帳を検討してみてください。選び方は早慶向けの上級単語帳の記事で書いています。
相談3:「早慶の英語ばかりやって、併願校の英語が解けなかった」
早慶の英語過去問ばかり解いていたら、併願したMARCHの英語で思ったように解けなかった、という相談もあります。
問題の形が違えば、時間配分も解き方も変わります。早慶の過去問がいくら進んでいても、併願校の形には別に慣れておく必要があるんです。
併願校の過去問も、少なくとも1年分は本番前に時間を計って解いておきましょう。併願の組み方は早慶の併願校の組み方の記事で詳しく書いています。
- 志望学部と併願校の試験日を書き出した
- 志望学部の過去問が公式で何年分見られるかを確かめた
- 1年分を解く日と振り返る日を、週の予定に入れた
- 併願校の過去問を解く時期も決めた
早慶の過去問、結局どう進めればいい?
過去問は「形を知る」「通しで解く」「振り返って直す」の順に進めると迷いません。焦って年数を増やすより、1年分ごとの振り返りを丁寧にする方が力になります。
ここまで読んで『やることが多い』と感じた方もいるかもしれません。
でも、やることは「形を知る」「通しで解く」「振り返って直す」の3つだけなんです。この順番を守るだけで、過去問の使い方はぐっと良くなります。
| 段階 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 形を知る | 公式サイトの過去問を1年分眺める | 問題の量と形をつかむ |
| 通しで解く | 時間を計って1年分を解く | 時間配分と今の実力を知る |
| 振り返って直す | 失点の理由を分け、直すことを決める | 同じ失点を減らす |
早慶の入試がそもそもどんな試験なのかを知りたい方は、早慶は難しいと言われる理由と入試の中身の記事も読んでみてください。
入試の方式や科目、過去問の公開範囲は年度によって変わることがあります。最新は大学の入試要項と公式サイトで確かめましょう。
よくある質問
早慶の過去問は無料で手に入りますか?
はい、早稲田大学と慶應義塾大学はどちらも公式サイトで入試問題を公開しています。早稲田は過去3年分、慶應は一般選抜の10学部分の問題がPDFで見られます。著作権の関係で一部非公開の部分もあります。
早慶の過去問は高3の何月から始めればいいですか?
月で決めるより、単語・文法と志望学部で使う科目の基礎が終わったかで判断するのがおすすめです。それより前は、1年分を下見する程度にしておくと無理がありません。
志望学部以外の過去問を解く意味はありますか?
あります。同じ大学の他学部や、形の近い学部の英語は、長文に慣れるための量の練習に使えます。ただ、時間配分の練習は志望学部の過去問で行いましょう。
古い年度の過去問も解いた方がいいですか?
解く前に、その年の試験科目が今と同じかを確かめてください。慶應の経済学部が2027年度から小論文を休止したように、形が変わった学部もあるからです。
早慶の英語過去問で点が伸びない時はどうすればいいですか?
失点の理由を単語・文法・読み違い・時間切れに分けて記録してみてください。理由が分かれば、次の1年分までに直すことを絞れます。
まとめ
- 早慶の過去問は、どちらの大学も公式サイトで公開されている
- 古い年度は、今の試験科目と同じ形かを確かめてから解く
- 始めどきは月ではなく、基礎が終わったかで判断する
- 英語の過去問は志望学部を軸に、似た形の他学部で量を増やす
- 1年分ごとに失点の理由を分け、次に直すことを決める





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