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慶應を目指すと、避けて通れないのが小論文ですよね。『何から練習すればいいのか分からない』という方も多いはずです。
結論から言うと、慶應の小論文は「読む」「要約する」「意見を書く」の順に練習すると、少しずつ形になっていきます。そして、学部ごとに何を問われるかが違うので、志望学部の出題を先に知っておくことが大事なんです。
この記事を読むと、2027年度に小論文や論述がある慶應の学部、練習の順番、添削の受け方が分かります。
慶應の小論文はどの学部で出る?2027年度一般選抜の一覧
2027年度の慶應の一般選抜で小論文や論文の試験があるのは、文学部・法学部・商学部B方式・総合政策学部・環境情報学部です。看護医療学部と医学部は第2次の選考で小論文を使い、経済学部は2027年度から小論文を休止しました。
『慶應はどの学部も小論文があるんでしょ?』と思っている方もいますよね。
実は、学部や方式によって扱いがかなり違います。2027年度一般選抜の試験科目をもとに、書く試験の扱いを表にしました。
| 学部・方式 | 書く試験(2027年度一般選抜) | 問われること(大学の説明より) |
|---|---|---|
| 文学部 | 小論文100点 | 資料を与えて、理解力・発想力・論理的構成力・表現力を問う |
| 法学部 | 小論文100点 | 国家や社会の基本原理を中心とした諸問題について論述形式。資料やキーワードを与える場合あり |
| 商学部B方式 | 論文テスト100点 | 資料を与えて、論理的理解力と表現力を問う |
| 総合政策学部・環境情報学部 | 小論文200点 | 発想・論理的構成・表現などの総合的能力を問う |
| 看護医療学部 | 小論文(第2次の選考で使用) | 第1次の選考には使わない |
| 医学部 | 第2次試験で小論文と面接 | 第1次試験の後に行う |
| 経済学部 | 2027年度から小論文を休止 | 数学・地理歴史の試験時間と配点を拡大 |

総合政策学部・環境情報学部の小論文は200点で、もう1つの選択科目と同じ配点です。小論文の重さがとても大きい学部なんです。
各学部のほかの科目と配点は、慶應義塾大学の一般選抜の科目と配点の記事で確かめられます。
早稲田にも「書く試験」はある
早慶を両方受ける方は、早稲田の書く試験も気になりますよね。早稲田の政治経済学部の2027年度一般選抜は、日英両言語の長文を読んで答える総合問題で、記述式の解答を含みます。
早稲田の社会科学部の全国自己推薦入試のように、総合型選抜で小論文を課す入試もあります。総合型選抜の準備は早慶の総合型選抜・学校推薦型選抜の記事でまとめています。
慶應の小論文、学部ごとに何が違う?
慶應の小論文は、学部ごとにテーマの方向が違います。ただ、資料を読み取り、自分の考えを筋道立てて書く力を見るという点は共通しています。
『学部で対策を変えた方がいいの?』というのは、気になるところですよね。
結論から言うと、土台の練習は共通で、仕上げで学部に合わせるのがおすすめです。学部ごとの違いを、テーマの方向で見てみましょう。
| 学部 | テーマの方向の目安 | 仕上げで意識したいこと |
|---|---|---|
| 文学部 | 与えられた資料の理解と、そこからの発想 | 資料の言いたいことを正確に読み取る |
| 法学部 | 国家や社会の基本原理に関わる問題 | 法や政治の考え方に触れておく |
| 商学部B方式 | 資料をもとにした論理的な理解 | 資料の数字や図を読み取る練習をする |
| 総合政策学部・環境情報学部 | 発想と論理的な構成 | 自分なりの提案を筋道立てて書く |
法学部の小論文については、早慶の法学部の記事でも入試の違いを書いています。
慶應義塾大学は、一般選抜の試験問題と「出題意図・解答例」を公式サイトで公開しています。どんな力を見たいのかが書かれているので、練習を始める前に志望学部の分を読んでみてください。
小論文の練習は「読む・要約・意見」の順番で
小論文が書けない時の多くは、資料を読み取れていないか、意見の筋道が立っていないかのどちらかです。読む、要約する、意見を書く、の順に段階を踏むと、どこでつまずいているかが分かります。
『とりあえず過去問を書いてみたけど、何も書けなかった』という方もいますよね。それは自然なことです。
小論文は、段階を分けて練習すると伸びやすい試験です。次の順番で進めてみてください。
- 読む: 新聞の社説や評論文などを読み、筆者の言いたいことに線を引く
- 要約する: 読んだ文章を、短くまとめて書く
- 意見を考える: 筆者の主張に賛成か反対かと、その理由を箇条書きにする
- 構成を決める: 結論・理由・具体例・まとめの順に、書く内容を並べる
- 書く: 時間を計って、過去問を1題書き上げる
- 直す: 添削を受け、書き直す

要約の練習がいちばんの近道
6つの段階の中でも、要約の練習は特に大事です。資料を正確に読み取れないと、どんなに良い意見を書いても問いからずれてしまうからです。
例えば、評論文を1本読んだら、まず内容を短くまとめてみましょう。慣れてきたら、さらに短くまとめる練習もしてみてください。
要約がうまくいかない時は、段落ごとに一言でメモを取ってから、それをつなげてみるのがおすすめです。どの段落が筆者の主張で、どの段落が例なのかが見えてきます。
意見は「理由」と「具体例」で支える
意見を書く時は、結論だけでなく、なぜそう考えるのかの理由と、それを支える具体例を書きます。
「この資料の筆者は、こう言っているよね」
「私はこう考える。理由は、こういう場面があるから」
こんなふうに、資料と自分の考えをつなげて書くと、筋道の通った文章になります。
練習を始める時期の目安
『小論文はいつから始めればいい?』という方もいますよね。
読む練習と要約の練習は、英語や地歴の勉強と並行して早めに始められます。例えば、週に1本だけ評論文を読んで要約する、という形なら負担も大きくありません。
過去問を時間を計って書くのは、要約に慣れてからで大丈夫です。あくまで目安なので、志望学部の配点の重さに合わせて調整してみてください。
添削を受ける方法と、書き直しのコツ
小論文は、自分ひとりでは直すところに気づきにくい試験です。誰かに読んでもらい、指摘をもとに書き直すところまでを1セットにしましょう。
『添削してくれる人がいない』という悩みもよく聞きます。
添削を受ける方法はいくつかあります。それぞれの特徴を表で見てみましょう。
| 添削の受け方 | 良いところ | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 学校の国語の先生 | 身近で頼みやすい | 忙しい時期は早めにお願いする |
| 予備校・塾の講座 | 入試に合わせた指導を受けられる | 志望学部の形に合うかを確かめる |
| 通信の添削 | 自宅で続けられる | 書き直しまで見てもらえるかを確かめる |
| 自分で見直す | いつでもできる | 公式の出題意図と見比べながら行う |
- 指摘された点を、自分の言葉で書き出した
- 同じ問題を書き直した
- 次の答案で、同じ指摘を受けなかったかを確かめた
- 志望学部の出題意図と、自分の答案を見比べた
自分で見直す時のチェック
添削を受ける前に、自分で一度見直しておくと、指摘の意味が分かりやすくなります。書き終えたら、次の点を確かめてみてください。
- 問いに対して、最初に結論を書いている
- 資料の内容を、正しく取り上げている
- 理由と具体例が、結論とつながっている
- 同じことを、言い方を変えて繰り返していない
- 指定された字数や時間の中で書けている
資料の内容を長々と書き写して、自分の意見が少なくなってしまうことがあります。資料は要点だけを短く取り上げ、意見と理由に字数を回しましょう。
学校の先生や塾の無料体験で、小論文の添削をお願いできるかを聞いてみるのも1つの方法です。相談の受け方は早慶対策の塾の無料体験・相談の受け方の記事で書いています。
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慶應の小論文についてよくある相談
慶應の小論文の相談は、書く中身の選び方と、練習の進め方の2つが多いです。よくある相談を3つ選んで、編集部の考えをまとめました。
相談1:「文学部の小論文で『自分の経験を元に書く』とは?」
慶應の文学部の小論文で、自分の経験を元に書くといいと聞いたけれど、どんな経験を書けばいいのか分からない、という相談です。
特別な経験である必要はありません。授業で考えたこと、本を読んで疑問に思ったこと、日常で気づいたことなど、資料のテーマとつながる身近な経験で十分です。
大事なのは、経験そのものより、その経験から何を考えたかです。資料の内容と自分の考えをつなぐ材料として使ってみてください。
相談2:「総合政策学部と環境情報学部で、小論文の傾向は違う?」
SFCの2学部で小論文の傾向が違うのか、という相談もあります。
大学の説明では、両学部とも発想・論理的構成・表現などの総合的能力を問う小論文です。テーマや資料の違いは、公式に公開されている過去問と出題意図を両学部分読み比べると、つかみやすくなります。
相談3:「AIに添削してもらいながら、独学で対策できる?」
AIのチャットサービスに添削してもらいながら、独学で慶應の小論文対策ができるか、という相談もあります。
文章の分かりにくいところを見つけるのには役立つこともあります。ただ、志望学部の出題意図に合っているかは、公式の出題意図・解答例と見比べて自分で確かめることが大事です。
できれば、学校の先生など人にも一度は読んでもらうと安心です。小論文の土台になる読解力は、早慶の国語の記事で書いている現代文の練習でも鍛えられます。
相談4:「慶應の小論文は対策しなくても受かると聞くけど本当?」
慶應の小論文は対策しなくても何とかなる、と聞いて不安になったという相談もあります。
結論から言うと、そうした話を前提に準備を減らすのはおすすめしません。総合政策学部・環境情報学部の小論文は200点で、試験全体の中でもとても重い配点です(2027年度一般選抜)。
配点の重さを見れば、小論文の練習に時間を使う意味は大きいはずです。早めに要約から始めておくと安心ですよ。
よくある質問
慶應の経済学部は小論文がなくなったのですか?
はい、慶應の経済学部は2027年度から一般選抜の小論文を休止しました。かわりに数学・地理歴史の試験時間と配点が広がっています。
慶應の小論文は何から始めればいいですか?
まずは文章を読んで要約する練習から始めるのがおすすめです。資料を正確に読み取れるようになってから、意見を書く練習に進むと伸びやすくなります。
慶應の小論文の過去問はどこで見られますか?
慶應義塾大学の公式サイトで、一般選抜の試験問題と出題意図・解答例が公開されています。著作権の関係で一部非公開の場合もあります。
慶應の小論文で、自分の意見は賛成と反対のどちらで書けばいいですか?
どちらでも構いません。大事なのは、資料を正しく読み取ったうえで、理由と具体例で意見を支えることです。書きやすい立場より、理由をしっかり説明できる立場を選んでみてください。
商学部の論文テストは小論文と同じですか?
商学部B方式の論文テストは、資料を与えて論理的理解力と表現力を問う試験です(2027年度一般選抜)。形は過去問で確かめておきましょう。
まとめ
- 2027年度の慶應の一般選抜では、文・法・商B方式・総合政策・環境情報学部に書く試験がある
- 経済学部は2027年度から小論文を休止した
- 練習は、読む・要約する・意見を考える・構成・書く・直すの順に進める
- 添削を受けたら、書き直しまでを1セットにする
- 公式の出題意図・解答例で、志望学部が見たい力を確かめる
入試の方式・科目・日程は年度によって変わります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。





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