早慶の併願校の組み方|日程と科目から考える

早慶の併願校の組み方を、試験日と科目の重なりから考える記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

早慶を第一志望にすると、併願校をどう組むかで悩みますよね。『どこを、何校受ければいいの?』と手が止まっている方も多いはずです。

結論から言うと、早慶の併願は「試験日の重なり」と「科目の重なり」の2つで組むと迷いにくくなります。学校の名前から選ぶより、この2つから選ぶ方が準備の負担も減るんです。

この記事を読むと、2月の日程を書き込むカレンダー表の作り方、科目で併願校を選ぶ考え方、受験校数を決めるチェック表が分かります。

目次

早慶の併願は「日程」と「科目」で組むのが基本

先に結論

併願校は、試験日が重ならないことと、早慶と同じ準備で受けられることの2つで選ぶのが基本です。この2つを満たす学校から、受験校数と進学の希望で絞っていきましょう。

『みんなが受けているところを真似すればいいかな』と考える方もいますよね。

ただ、早慶は学部ごとに科目も試験日も違います。周りと同じ組み方が、自分にも合うとは限らないんです。

早慶の併願は3つの型に分けられる

早慶を第一志望にする時の併願は、大きく3つの型に分けると考えやすくなります。

併願の型組み方準備で気をつけたいこと
早慶の学部同士早稲田と慶應の学部をいくつか受ける学部ごとに科目と配点が違う
早慶+他の私立大学早慶にMARCHなどの私立大学を加える問題の形の違いに慣れておく
早慶+国公立大学共通テストと国公立の二次試験も受ける共通テストの科目数が増える
早慶の併願を、早慶の学部同士・他の私立大学との併願・国公立との併願の3つの型に分けた図解

どの型でも、最初にやることは同じです。受けたい学校の試験日と科目を、1つの表に書き出すことから始めましょう。

国公立を受けずに私立で早慶を目指す受け方については、早慶専願の記事で詳しく書いています。

2月の日程を書き込むカレンダー表の作り方

日程は「表に書いて目で見る」のがいちばん確実

試験日の重なりは、頭の中で考えるより、カレンダー表に書き込んで目で見る方が見落としが減ります。出願期間と合格発表の日も同じ表に書いておくと、手続きの漏れも防げます。

『日程は後で調べればいいか』と思っていると、出願の直前に重なりに気づくこともあります。

ここが大事なところです。カレンダー表は、受ける学校が決まる前に作り始めるのがおすすめなんです。

早慶の2027年度一般選抜の試験日

まず、早稲田と慶應の試験日を日付順に並べてみます。どれも2027年度一般選抜のもので、大学の公式サイトで公表されている日付です。

試験日(2027年)慶應義塾大学早稲田大学
2月8日なし人間科学部(数学選抜方式)
2月9日医学部(第1次)なし
2月10日薬学部なし
2月11日看護医療学部(第1次)なし
2月12日理工学部文化構想学部
2月13日経済学部なし
2月14日商学部なし
2月15日文学部法学部・政治経済学部
2月16日法学部基幹理工・創造理工・先進理工学部
2月17日総合政策学部文学部
2月18日環境情報学部人間科学部(国英型・数英型)

早稲田の政治経済学部と理工3学部の日付は、公式PDFの抜粋で確かめたものです。早稲田の商学部は2月21日とされていますが、方式ごとの日付が資料によって食い違っています。

早稲田の教育学部・社会科学部・国際教養学部・スポーツ科学部の試験日は、編集部では確認できていません。詳細は11月上旬公開の入試要項で確認しておきましょう。

カレンダー表の作り方

カレンダー表は、紙でもスマホのメモでも作れます。次の手順で作ってみてください。

2月のカレンダー表の作り方
  1. 2月1日から3月の初めまでの日付を縦に並べる
  2. 早慶の受けたい学部の試験日を書き込む
  3. 併願校の試験日を、各大学の入試要項で調べて書き込む
  4. 同じ日に2つ以上入った日に印をつけ、どちらを受けるか決める
  5. 合格発表の日と入学手続きの締切日を書き足す

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、一般選抜の個別試験の期日は2027年2月1日から3月25日とされています。そのため、2月1日から書き始めると、私立大学の試験日をまとめて書き込めます。

合格発表と手続きの日も書いておく

試験日だけでなく、合格発表と入学手続きの締切も同じ表に入れておきましょう。

例えば、慶應義塾大学の2027年度一般選抜は、入学手続締切日が全学部で3月12日です。早稲田の文化構想学部は2月20日、法学部は2月24日に合格発表があります。

「この大学の手続き締切、早慶の発表より前だね」
「じゃあ、入学金を払うかどうか家族と先に話しておこう」

こんなふうに、表を見ながら家族と話しておくと、発表の日に慌てずにすみます。くわしい日程は早慶の入試日程の記事にまとめています。

連続する試験日は「疲れ」も書き込む

表を見ると、慶應の理工学部から環境情報学部まで、2月12日から18日まで毎日どこかの学部の試験があります。早稲田の試験日も同じ時期に集まっているんです。

早慶の学部をいくつも受けると、試験が何日も続くことがあります。試験そのものだけでなく、移動や前日の準備にも体力を使います。

カレンダー表には、試験のない日に「休み」「復習」と書き込んでおくのがおすすめです。休む日を先に決めておくと、続けて受ける時の疲れを見通しやすくなります。

よくある失敗

出願期間を書き忘れて、受けたい学校の締切を過ぎてしまうことがあります。早稲田は2027年1月6日から1月19日、慶應は出願登録が2026年12月24日から2027年1月18日です。併願校の出願期間も同じ表に書いておきましょう。

科目の重なりで併願校を選ぶ

同じ準備で受けられる学校ほど、併願の負担は軽い

併願校の数を増やしても、科目がばらばらだと準備が追いつきません。早慶の受ける学部と同じ科目で受けられるかを、まず確かめてみてください。

『併願校の対策まで手が回らない』という声はよく聞きますよね。

科目がそろっていれば、早慶の勉強がそのまま併願校の準備になります。反対に、科目が違う学校を入れると、そこだけ別の準備が要るんです。

早慶の学部を科目の形で分ける

早慶の学部を、科目の形で分けてみました。どれも2027年度一般選抜の科目です。

科目の形学部の例併願で考えたいこと
英語・国語・地歴の3科目早稲田 文化構想学部・文学部私立文系の多くの大学と同じ準備で受けやすい
英語・地歴+小論文慶應 文学部・法学部小論文の準備は他大学では使いにくいこともある
英語・地歴の2科目慶應 経済学部B方式国語がない形なので、国語のある併願校は別に準備
数学で受ける形慶應 経済学部A方式・商学部A方式、早稲田 商学部数学型数学で受けられる併願校を探す
共通テストを組み合わせる形早稲田 政治経済学部・人間科学部など共通テストの準備が併願にも生きる
早慶の学部を、3科目型・小論文あり型・2科目型・数学型・共通テスト型に分け、同じ準備で受けられる併願校を選ぶ考え方の図解

例えば、早稲田の文化構想学部を第一志望にしている方なら、英語・国語・地歴の3科目で受けられる大学を併願に選ぶと、準備がそのまま使えます。

一方、慶應の経済学部B方式は英語と地歴の2科目です。国語のある大学を併願するなら、国語の準備を別に入れておく必要があります。

早慶の学部同士の併願も「科目」で考える

早稲田と慶應の学部を複数受ける時も、科目の重なりで考えると組みやすくなります。

例えば、慶應の文学部と法学部はどちらも英語・地歴・小論文の形です。ただ、試験日を見ると、慶應の文学部は2月15日で早稲田の法学部と同じ日になっています。

科目の重なりと日程の重なりの両方を見て、受ける学部を決めましょう。

英語の外部試験を使える方式もある

英検などのスコアを使える方式もあります。例えば早稲田の文化構想学部の英語4技能テスト利用方式では、英検のCSEスコア2304などの基準が学部ページに書かれています。

慶應では、一般選抜で外部試験を使えるのは文学部だけで、英検CSE総合スコア2500以上が条件です(2027年度一般選抜)。くわしくは英検は早慶受験に使えるかの記事で書いています。

受験校数を決めるチェック表

数は「準備が追いつくか」と「体力が持つか」で決める

受験校数に正解はありません。準備できる科目の範囲と、連続する試験日に体力が持つかで決めると、無理のない数に落ち着きます。

『何校受ければ安心なの?』というのは、いちばん気になるところですよね。

結論から言うと、人によって違います。ただ、次のチェック表で自分の状況を見ると、多すぎ・少なすぎに気づけます。

受験校数を決める前のチェック
  • すべての受験校の科目を、今の準備でカバーできる
  • 3日以上続けて試験が入っていない
  • 試験の前日に、移動や休みに使える日がある
  • 合格発表と入学手続きの締切を、表で確かめた
  • 第一志望の早慶の過去問に使う時間を確保できる

当てはまらない項目がある時は、受験校数を減らすか、日程の入れ方を変えてみてください。

併願校の役割を分けて考える

受験校を選ぶ時は、それぞれの学校に役割を持たせると考えやすくなります。

役割考え方選ぶ時に見ること
第一志望早慶の中で、いちばん行きたい学部過去問に使う時間を最優先にする
挑戦・同じくらいの学校早慶の他の学部や、同じくらいの準備が要る学校試験日が第一志望と重ならないか
確実に進学先を確保したい学校今の自分で合格の見込みがある学校試験日が早めで、科目がそろっているか

例えば、確実に進学先を確保したい学校を2月の早い日に置いておくと、その後の早慶の試験に落ち着いて向かいやすくなります。

家族と先に話しておきたいこと

受験校数は、受験生ひとりで決めるより、家族と一緒に決める方が後で困りません。受験料や入学手続きのお金、試験会場への移動など、家族の協力が要ることが多いからです。

家族と話しておくこと
  • 併願校に合格した時、入学手続きをするかどうか
  • 試験会場までの移動と、泊まりが必要かどうか
  • 早慶の結果を待つ間に、手続きの締切が来る学校の扱い
  • 浪人する可能性があるかどうか

「早慶の発表の前に、この大学の手続き締切が来るんだけど」
「その時は手続きしておこう。先に決めておけば安心だね」

こうした話を出願の前にしておくと、2月に入ってから迷う時間が減ります。

早慶とMARCHの組み合わせ

早慶とMARCHを併願する方は多いです。入試の形の違いは早慶とMARCHの違いの記事でまとめているので、併願校の候補を考える時に読んでみてください。

国公立と早慶を併願する時の考え方

国公立との併願は「共通テストの準備をどう生かすか」

国公立と早慶を併願する場合、共通テストの準備が増える分、早慶の個別試験の準備の時間が限られます。早稲田の共通テストを使う方式を併願に入れると、準備を生かしやすくなります。

『国公立も受けたいけど、早慶の対策も手を抜きたくない』という方もいますよね。

国公立との併願では、1月の共通テストから3月まで試験が続きます。2027年度の共通テストの本試験は1月16日・17日です(令和9年度大学入学者選抜実施要項)。

慶應は共通テストを使えない

慶應義塾大学の一般選抜では、共通テストの結果を使って出願することはできません。慶應を受けるなら、学部独自の試験の準備が要ります。

一方、早稲田には共通テストの成績だけで判定する共通テスト利用入試や、一般選抜の中で共通テストを組み合わせる学部があります。国公立のために準備した共通テストを生かしやすいのは、早稲田の方です。

早稲田の共通テスト利用入試は、合格発表が一般選抜より早い学部もあります。例えば2027年度は、法学部が2月11日、人間科学部が2月15日に発表です。

早い時期に結果が分かると、その後の一般選抜の受け方を考え直す材料になります。カレンダー表に、共通テスト利用入試の発表日も書いておきましょう。

使える学部と注意点は、早慶の共通テスト利用の記事にまとめています。

入学手続きの締切と国公立の発表

国公立と併願する場合、早慶の入学手続きの締切が、国公立の合格発表より前に来ることがあります。

文部科学省の実施要項では、3月31日までに入学辞退の意思表示をした人には、原則として授業料等を返還するとされています。ただし、専願などで在学契約を結んだ人は除かれます。返還の対象や手続きは大学ごとに違うので、各大学の入試要項で確かめておきましょう。

1月から2月の時間の配り方

国公立と併願する方は、共通テストが終わってから早慶の試験まで、準備の切り替えが大事になります。

例えば、共通テストの後は早慶の過去問を中心にして、国公立の二次試験の準備は早慶の試験が終わってから本格的に戻す、という配り方があります。どちらを先に重くするかは、第一志望がどちらかで決めてみてください。

国公立と早慶の入試の形の違いは、早慶と国公立の入試の違いの記事で詳しく書いています。

Studyコーデ

早慶に向けた毎日の勉強を、プロに管理してもらうなら

Studyコーデは私立文系専門のオンライン塾です。動画授業と小テストのあとに専属のプロ講師とZoomで面談し、LINEで質問できます。高校生コースと既卒生・浪人生向けコースがあります(公式サイトの記載・2026年10月時点)。まずは無料の面談・体験で、自分に合うか確かめてみましょう。

無料体験ありStudyコーデの公式サイトを見る

コースの内容・料金は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確かめてください。

早慶の併願についてよくある相談

相談は「国公立との両立」と「併願校の選び方」に集まる

早慶の併願の相談は、国公立と両立できるか、併願校をどこにするか、ネットで見かける数字をどう受け止めるか、の3つが多いです。よくある相談を選んで、編集部の考えをまとめました。

相談1:「地方の国立大学と早慶の併願は難しい?」

国立大学と早慶の併願が難しいかどうか、という相談はよくあります。5教科の準備をしながら早慶の個別試験の準備もするのは大変そう、という声です。

確かに、国公立と併願すると準備する科目が増えます。ただ、早稲田の共通テストを使う方式なら、国公立のための準備がそのまま生きる部分もあります。

まずは受けたい早慶の学部の科目を書き出し、国公立の準備とどこまで重なるかを確かめてみてください。

例えば、早稲田の人間科学部の一般選抜(国英型・数英型)は、共通テストと本学試験を組み合わせる形です(2027年度)。こうした学部は、国公立のための共通テストの準備と重なる部分があります。

反対に、慶應の学部は共通テストを使わないので、英語や地歴の個別試験の準備を別に進める必要があります。どちらの準備にどれだけ時間を使うかを、表にして見比べてみてください。

相談2:「早慶志望で、MARCHの併願をどこにすればいい?」

早慶志望でMARCHを併願したいけれど、どこを選べばいいか分からない、という相談もあります。英検のスコアを持っていて、それを生かせる方式を探している方もいますよね。

この記事の考え方で言えば、まず早慶と同じ科目で受けられるか、次に試験日が重ならないかで選びます。英検のスコアを使える方式は大学・学部ごとに基準が違うので、各大学の入試要項で確かめましょう。

スコアを使える方式があると、英語の試験がなくなる分、他の科目に時間を回せることもあります。ただ、基準や有効期間は年度で変わることがあるので、出願の前にもう一度確かめておくと安心です。

相談3:「ネットで見る併願成功率の数字は信じていい?」

早慶の併願成功率として、大学ごとの数字が並んだ文章を見かけて気になる、という相談もあります。その数字の出典はどこなのか、という質問です。

出典が分からない数字は、受ける学校を決める材料にしない方が安心です。早稲田は志願者数・合格者数・得点分布などの入試結果を、慶應は統計総括や得点総括を、公式サイトで公表しています。

『結局、自分は受かるのかな』と思った時は、数字より過去問を解いて今の距離を確かめる方が役に立ちます。

よくある質問

早慶の併願校は何校くらい受ければいいですか?

決まった数はありません。すべての受験校の科目を準備できるか、試験日が続きすぎないか、第一志望の過去問に使う時間が残るかで決めるのがおすすめです。

早稲田と慶應で試験日が重なる学部はありますか?

あります。2027年度一般選抜では、慶應の文学部と早稲田の法学部・政治経済学部が2月15日、慶應の環境情報学部と早稲田の人間科学部(国英型・数英型)が2月18日です。最新の日程は入試要項で確かめましょう。

早慶の併願校は科目で選んだ方がいいですか?

科目がそろっていると、早慶の勉強がそのまま併願校の準備になります。科目が違う学校を入れる時は、別の準備に使う時間があるかを確かめてから決めましょう。

併願校のカレンダー表はいつ作ればいいですか?

受ける学校が決まる前から作り始めるのがおすすめです。早慶の試験日を先に書き込んでおくと、併願校を選ぶ時に重なりがすぐ分かります。

国公立と早慶を併願する時に気をつけることは?

慶應の一般選抜は共通テストを使えないので、学部独自の試験の準備が要ります。早慶の入学手続きの締切と国公立の発表の順番も、早めに表で確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 早慶の併願は、試験日の重なりと科目の重なりの2つで組む
  • 2月のカレンダー表に、試験日・合格発表・手続き締切を書き込む
  • 早慶の学部を科目の形で分け、同じ準備で受けられる併願校を選ぶ
  • 受験校数は、準備が追いつくかと体力が持つかで決める
  • 国公立と併願するなら、早稲田の共通テストを使う方式も考える

入試の方式・科目・日程は年度によって変わります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。

早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次