当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
「早慶を目指したい」と思った時、まず何から調べればいいのか迷いますよね。
結論から言うと、早慶は早稲田大学と慶應義塾大学の2校をまとめた呼び方です。そして2校の入試は、学部ごとに科目も配点も問題も違います。
この記事を読むと、2つの大学の基本と入試の形、自分が早慶向きかの見極め方、目指すと決めた日からやる順番が分かります。
早慶とは?早稲田大学と慶應義塾大学のこと
早慶とは、早稲田大学と慶應義塾大学をまとめた呼び方です。「早慶大学」という1つの大学があるわけではありません。
『早慶って、どこまでが入るの?』と思う方もいるかもしれませんね。
早慶に含まれるのは、早稲田大学と慶應義塾大学の2校だけです。「早」が早稲田、「慶」が慶應を指しています。
大学を探していると「大学 早慶」「早慶 大学」のように並べて呼ばれることも多いですよね。ただ、入試は2校それぞれが別々に行っています。
2つの大学の基本を表で見てみよう
まずは、2つの大学の基本を並べてみます。学部の数とキャンパス、入試の種類を見るだけでも、だいぶイメージがつかめるはずです。
| 比べること | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
|---|---|---|
| 学部の数 | 13学部 | 10学部 |
| 主なキャンパス | 早稲田・戸山・西早稲田・所沢 | 三田・日吉・矢上・信濃町・湘南藤沢・芝共立 |
| 医学部 | なし | あり |
| 一般選抜での共通テスト | 組み合わせる方式がある学部もある | 一般選抜では使えない |
| 総合型・推薦 | 地域探究・貢献入試、指定校推薦など | 法学部FIT入試、SFCのAO入試、指定校推薦など |
| 附属・一貫教育校 | 附属校と系属校がある | 一貫教育校がある |
この表は、両大学の公式サイトに載っている情報をもとにしています。
早稲田大学の学部とキャンパス
早稲田大学は13学部です。早稲田キャンパスには政治経済学部・法学部・教育学部・商学部・社会科学部・国際教養学部があります。
戸山キャンパスには文化構想学部と文学部があります。西早稲田キャンパスは基幹理工・創造理工・先進理工の3学部です。
所沢キャンパスには人間科学部とスポーツ科学部があります。同じ大学でも、学部によって通う場所が違うんです。
慶應義塾大学の学部とキャンパス
慶應義塾大学は10学部で、医学部があります。文・経済・法・商・医・理工・総合政策・環境情報・看護医療・薬の10学部です。
慶應は学年によってキャンパスが変わる学部が多いのが特徴です。例えば経済・法・商学部は、1・2年が日吉、3・4年が三田になります。
総合政策学部と環境情報学部は湘南藤沢キャンパス(SFC)で学びます。学部ごとの違いは早慶の学部一覧の記事でくわしくまとめています。
大和大学は公式サイトで「東の早慶、西の大和」を目指すと書いています。ここでの早慶も、早稲田大学と慶應義塾大学のことです。言葉の意味は「東の早慶、西の大和」の記事で紹介しています。
早慶がすごいと言われるのは、入試の形に理由がある
早慶がすごいと言われる理由は、評判よりも入試の形を見ると分かりやすいです。科目が少ないぶん1科目が重く、学部ごとに問題が違い、書く試験もあります。
『早慶ってすごいって言われるけど、何がそんなに違うの?』と気になりますよね。
ここでは、偏差値や評判ではなく、入試の中身から考えてみます。実は、ここを知っておくと勉強の進め方まで変わるんです。

科目が少ないぶん、1科目の重みが大きい
早慶の文系学部の一般選抜は、多くの場合3科目前後です。そのぶん、1科目の配点が大きくなります。
例えば慶應義塾大学の2027年度一般選抜では、法学部は外国語200点・地理歴史150点・小論文100点です。外国語の割合がかなり大きいですよね。
早稲田大学の文学部の2027年度一般選抜は、英語75点・国語75点・地歴50点です。英語と国語の比重が高い形です。
1科目が苦手なままだと、ほかで取り返すのが難しくなります。特に英語は、ほぼすべての学部で大きな配点がついています。
学部ごとに問題も科目も違う
早慶の入試は、同じ大学でも学部ごとに問題が違います。試験日も学部ごとに分かれています。
慶應義塾大学の2027年度一般選抜では、経済学部にA方式(英語と数学)とB方式(英語と地理歴史)があります。商学部にもA方式とB方式があります。
早稲田大学の政治経済学部は、2027年度一般選抜で共通テストと学部独自の総合問題を組み合わせます。日本語と英語の長文を読んで答える形です。
つまり「早慶対策」とひとくくりにするより、学部ごとに準備する方が近道なんです。
書く力を問う試験がある
慶應義塾大学では、文学部・法学部などで小論文が課されます。商学部B方式には論文テストがあります。
一方で、慶應の経済学部は2027年度から小論文を休止しています。かわりに数学と地理歴史の試験時間と配点を広げました。
早稲田大学でも、政治経済学部の総合問題には記述式の解答が含まれます。マークで答える力だけでは足りない場面があるんです。
| 入試の形 | どういうことか | 勉強への影響 |
|---|---|---|
| 科目が少ない | 文系は3科目前後が多い | 1科目の苦手が響きやすい |
| 配点に偏りがある | 英語の配点が大きい学部が多い | 英語を早めに固めておく |
| 学部ごとに問題が違う | 同じ大学でも出題が別 | 志望学部の過去問を見る |
| 書く試験がある | 小論文・論文テスト・記述式 | 書いて直す練習の時間を取る |
| 慶應は共通テストを使えない | 一般選抜は大学の試験だけ | 共通テスト対策と分けて考える |
「早慶は全部同じような問題」と思って、1つの学部の過去問だけで対策を済ませてしまう方がいます。併願する学部が増えるほど、学部ごとの形を確かめる手間が必要になります。
入試の中身をもう少しくわしく知りたい方は、早慶は難しい?と言われる理由の記事も読んでみてください。
早慶の入試にはどんな種類がある?
早慶に入る道は、一般選抜だけではありません。共通テストを使う入試、総合型選抜、学校推薦型選抜、附属校からの進学もあります。
『一般入試で受けるしかないと思っていた』という方も多いはずです。
ここでは、入り方の種類を表で並べてみます。自分に関係がありそうな行を見つけてみてください。
| 入り方 | 早稲田大学 | 慶應義塾大学 |
|---|---|---|
| 一般選抜 | 本学の試験のみの方式、英語4技能テストを使う方式、共通テストを組み合わせる方式(学部により異なる) | 学部ごとの独自試験。共通テストは使えない |
| 共通テスト利用入試 | あり(共通テストの成績のみ、または書類選考を加えて判定) | 一般選抜では利用できない |
| 総合型選抜 | 地域探究・貢献入試、社会科学部の全国自己推薦入試など | 法学部FIT入試、総合政策・環境情報学部のAO入試など |
| 学校推薦型選抜 | 指定校推薦入試など | 指定校による推薦入試、文学部の自主応募制による推薦など |
| 附属・系属校など | 附属校と系属校からの進学 | 一貫教育校からの進学 |
一般選抜の時期はいつ頃?
2027年度の一般選抜では、早稲田大学の出願期間は2027年1月6日から1月19日です。慶應義塾大学の出願登録は2026年12月24日から2027年1月18日です。
試験はどちらも2027年2月に学部ごとに行われます。全体の流れは早慶の入試日程の記事でまとめています。
英語の外部試験は使える?
早稲田大学では、文化構想学部と文学部に英語4技能テストを使う方式があります。基準のスコアを満たすと英語の試験が免除になる形です。
慶應義塾大学の一般選抜で英語の外部試験を使えるのは、文学部だけです。英検の扱いは英検は早慶受験に使える?の記事で紹介しています。
共通テストを使う入試は早稲田だけ
早稲田大学には、共通テストの成績で判定する共通テスト利用入試があります。早稲田の試験場で受けなくてもいい入試です。
例えば法学部や人間科学部、社会科学部などで行われています。国立大学と併願する人には、気になる入試ですよね。
一方、慶應義塾大学の一般選抜は共通テストを使いません。慶應を受けるなら、大学独自の試験に向けた準備が中心になります。
使える学部と注意点は早慶の共通テスト利用の記事でまとめています。
総合型選抜・推薦・附属校という道もある
一般選抜以外の入り方も、意外と種類が多いんです。
早稲田大学の地域探究・貢献入試や、慶應義塾大学の法学部FIT入試は総合型選抜です。書類や面接などで評価されます。
指定校推薦は、大学が指定した高校の生徒が出願する推薦です。早稲田にも慶應にもありますが、実施する学部は大学ごとに違います。
また、早稲田には附属校と系属校が、慶應には一貫教育校があります。高校から内部進学する道です。くわしくは早慶の総合型選抜・学校推薦型選抜の記事と早慶の附属校・系属校の記事で紹介しています。
早稲田大学の2027年度入学試験要項は、2026年11月上旬に掲載予定とされています。方式や科目は年度ごとに変わることがあるので、最新は大学の入試要項で確かめましょう。
自分は早慶向き?30秒でできるチェック
早慶向きかどうかは、今の成績よりも「科目の形が合うか」「準備の時間を取れるか」で考えると判断しやすいです。
『自分なんかが早慶を目指していいのかな』と不安になる方もいますよね。
目指すかどうかを決めるのは、あなた自身です。ただ、迷っているなら、次のチェックで自分の状況を確かめてみてください。
- 英語を勉強の中心にしてもいいと思える
- 受けたい学部の科目と配点を見たことがある
- 国語か地歴か数学のうち、得点源にしたい科目がある
- 小論文や記述の答案を書く練習に時間を使える
- 過去問を学部ごとに解く時間を、入試前に取れそう
当てはまる数で、今の準備の進め方を考えてみましょう。下の表は、編集部が考えた目安です。
| 当てはまった数 | 今の状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 4〜5個 | 早慶の入試の形と向き合う準備ができている | 志望学部を2〜3個に絞って計画を立てる |
| 2〜3個 | 興味はあるが、入試の中身はまだこれから | 学部ごとの科目と配点を調べてみる |
| 0〜1個 | まだ情報が足りていない | 早稲田と慶應の違いを知るところから始める |
当てはまる数が少なくても、目指してはいけないという意味ではありません。調べることが残っている、というだけなんです。
早稲田と慶應のどちらが合いそうか迷う方は、早稲田と慶應の違いの記事で比べてみてください。

早慶を目指すと決めた日からやる順番
最初の1週間でやるのは、志望学部の候補を決めて、科目と配点を確かめることです。勉強はそのあと、英語の土台から始めると迷いにくくなります。
『とりあえず単語帳から始めればいいのかな』と思う方も多いですよね。
もちろん単語は大事です。ただ、受ける学部によって必要な科目が変わるので、先に入試の形を確かめておくと遠回りしません。
- 早稲田と慶應の学部から、興味のある学部を2〜3個書き出す
- 各学部の一般選抜の科目と配点を、大学の公式サイトで確かめる
- 英語の単語・文法・英文解釈の土台づくりを始める
- 国語・地歴・数学から、受ける科目の勉強の順番を決める
- 志望学部の過去問を1年分見て、問題の形を知っておく
- 小論文がある学部なら、書いて直す練習の時期を決める
学部選びと科目の確認を先にする理由
例えば、慶應の経済学部A方式なら英語と数学、B方式なら英語と地理歴史です。同じ学部でも、方式で科目が変わるんです。
早稲田の文学部なら英語・国語・地歴の3科目です。どの学部を受けるかで、明日から開く参考書も変わりますよね。
例えば、家でこんな会話になることもあります。
「数学は苦手だから、もうやらなくていいよね?」
「受けたい学部の科目を見てから決めた方がいいかも」
数学で受けられる学部もあるので、科目を捨てる前に一度確かめておきましょう。
一般選抜の科目の確かめ方は、早稲田大学の一般選抜の記事と慶應義塾大学の一般選抜の記事で紹介しています。
過去問は早めに「見るだけ」でもいい
早稲田大学は入学センターのWebサイトで過去3年分の入試問題を公開しています。慶應義塾大学も、公式サイトで一般選抜の試験問題をPDFで公開しています。
解けなくても、一度問題を見ておくと目標がはっきりします。
「この長文、全部英語なんだ」
「時間内に読み切る練習が要りそうだね」
こんなふうに、問題を見ると次にやることが具体的になります。早稲田の過去問は早稲田大学 入学センターの過去問ページから確かめられます。
ひとりで計画を立てるのが不安な時は
学部ごとに科目が違うと、計画を自分で組むのは大変ですよね。学校の先生に相談したり、塾を使ったりするのも1つの方法です。
私立文系で早慶を目指す場合は、私立文系に絞って学習管理をしてくれるオンライン塾という選択肢もあります。どんな塾かは私立文系専門のオンライン塾を紹介した記事で紹介しています。
Studyコーデ
早慶に向けた毎日の勉強を、プロに管理してもらうなら
Studyコーデは私立文系専門のオンライン塾です。動画授業と小テストのあとに専属のプロ講師とZoomで面談し、LINEで質問できます。高校生コースと既卒生・浪人生向けコースがあります(公式サイトの記載・2026年10月時点)。まずは無料の面談・体験で、自分に合うか確かめてみましょう。
無料体験ありStudyコーデの公式サイトを見るコースの内容・料金は変わることがあります。最新の情報は公式サイトで確かめてください。
早慶を目指す人からのよくある相談
よくある相談の多くは「どの大学がどのくらいか」という比べ方の話です。ただ、自分の進路を決める時は、入試の形と自分の得意科目を軸に考える方が答えを出しやすいです。
早慶を目指す人の質問サイトには、似た悩みがたくさん寄せられています。その中から、よくある相談を3つ選んで答えてみます。
相談1 高2の文系で、早慶と地方の旧帝大のどちらを目指すか迷っている
高2で志望校を迷うのは、まったく自然なことです。
結論から言うと、まず受験科目の数を比べてみてください。慶應の一般選抜は共通テストを使えませんが、国立大学の一般選抜は共通テストと大学ごとの個別試験を組み合わせるのが基本です。
科目を絞って深く勉強したいなら早慶寄り、幅広い科目をこなす方が合うなら国立寄り、と考えると決めやすくなります。旧帝大との違いは旧帝大と早慶の違いの記事で紹介しています。
相談2 早慶文系志望の浪人生で、まだ力が足りないと感じている
『浪人したのに、まだ全然届いていない』と焦る気持ちはよく分かります。
ただ、今の力が足りないと分かっているのは、計画を立て直せるということでもあります。まずは配点の大きい英語と、得点源にしたい1科目に時間を寄せてみてください。
志望学部の過去問を1年分解いて、どの科目で何が足りないかを書き出すと、残りの期間の使い方が見えてきます。浪人の進め方は浪人して早慶を目指す記事でまとめています。
相談3 「早慶は東大の滑り止め」という話は本当?
こうした話はよく見かけますよね。ただ、大学の格付けで考えても、あなたの勉強は進みません。
実際の入試を見ると、慶應の一般選抜は共通テストを使わず、早慶は学部ごとに独自の問題を出します。国立大学と同じ準備だけで対応できるとは限らない、ということです。
早慶を第一志望にする人も、併願で受ける人も、学部ごとの過去問で形を確かめておくのが大事なんです。
大学同士の比べ方で迷ったら、「科目の数」「共通テストを使うか」「書く試験があるか」の3つで並べてみてください。偏差値の数字より、自分の勉強に直結します。
よくある質問
早慶とは何の略ですか?
早稲田大学の「早」と慶應義塾大学の「慶」を合わせた呼び方です。早慶大学という1つの大学があるわけではなく、入試も2校が別々に行っています。
早稲田に医学部はありますか?
早稲田大学に医学部はありません。早慶のうち医学部があるのは慶應義塾大学だけです。
慶應の一般選抜で共通テストは使えますか?
慶應義塾大学の一般選抜では、共通テストの結果を利用して出願することはできません。早稲田大学には、共通テストを組み合わせる方式がある学部があります。
早慶の入試で英検は使えますか?
慶應義塾大学の一般選抜で英語外部試験を使えるのは文学部だけです。早稲田大学では文化構想学部と文学部に英語4技能テストを使う方式があります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。
早慶を目指すなら、まず何をすればいいですか?
興味のある学部を2〜3個書き出して、一般選抜の科目と配点を確かめることから始めてみてください。そのうえで、配点の大きい英語の土台づくりに入ると迷いにくくなります。
まとめ
- 早慶とは、早稲田大学と慶應義塾大学の2校をまとめた呼び方
- 早稲田は13学部、慶應は10学部で、医学部があるのは慶應だけ
- 早慶がすごいと言われる理由は、科目が少なく1科目が重い・学部ごとに問題が違う・書く試験がある、という入試の形にある
- 慶應の一般選抜は共通テストを使えない
- 目指すと決めたら、学部の候補を決めて科目と配点を確かめることから始める
方式や日程は年度ごとに変わることがあります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。





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