当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
早慶の国語をどう対策すればいいのか、現代文と古文のどちらから手をつけるかで迷いますよね。
結論から言うと、早慶の国語は「受ける学部で国語が何点あるか」を先に確かめてから順番を決めるのが近道です。早稲田と慶應では、そもそも国語の扱いが大きく違うんです。
この記事を読むと、学部ごとの国語の確かめ方、早慶の現代文の練習のしかた、古文を単語から読解まで進める順番が分かります。
早慶の国語は「どの学部で何点か」から確かめよう
早稲田は多くの文系学部で国語の試験があり、学部によって配点が違います。一方で慶應の一般選抜は、2027年度の試験科目に国語が入っていません。まずは自分の受ける学部を表に当てはめてみてください。
『早慶の国語って、どっちも同じくらい大事なんでしょ?』と思っている方も多いはずです。
実はここが、早慶の国語でいちばん勘違いされやすいところなんです。早稲田と慶應では、国語の重さがまったく違います。
2027年度一般選抜の国語の扱い
大学の公式サイトで公表されている、2027年度一般選抜の国語の扱いを並べてみます。
| 大学・学部 | 国語の扱い(2027年度一般選抜) | 一緒に受ける科目 |
|---|---|---|
| 早稲田 文化構想学部(一般選抜) | 国語75点・90分 | 英語75点、世界史または日本史50点 |
| 早稲田 文学部(一般選抜) | 国語75点・90分 | 英語75点、世界史または日本史50点 |
| 早稲田 法学部 | 国語50点・90分 | 外国語60点、地歴・公民または数学40点 |
| 早稲田 人間科学部(国英型) | 本学の国語40点+共通テストの国語20点 | 本学の英語50点、共通テストの選択科目 |
| 早稲田 政治経済学部 | 共通テストの国語25点 | 日本語と英語の長文を読む総合問題、共通テストの外国語・数学など |
| 慶應義塾大学(一般選抜の全学部) | 試験科目に国語なし | 文・法は小論文、商B方式は論文テスト、SFCの2学部は小論文 |
早稲田の教育学部・商学部・社会科学部などは、国語を含めた科目と配点を入試要項で確かめてください。早稲田の入学試験要項は2026年11月上旬に公開される予定です。

慶應志望でも国語の力は小論文で生きる
慶應の文学部・法学部、SFCの2学部では小論文が課されます。商学部B方式には論文テストがあります。
国語の科目はなくても、資料を読んで自分の考えを書く力は問われるんですよね。現代文で身につけた読み方は、そのまま小論文の土台になります。
小論文の準備は慶應の小論文・論述の対策の記事でまとめています。
学部ごとの配分を確かめる手順
自分にとって国語がどれくらい大事かは、次の手順で確かめてみてください。
- 受けたい学部を、早稲田と慶應に分けて書き出す
- 学部ごとに、国語があるか・何点かを表に書く
- 国語の配点を、英語や地歴の配点と並べて比べる
- 学部の過去問を開き、現代文・古文・漢文がどう出ているかを見る
- 国語にかける勉強時間の割合を決める
例えば、早稲田の文学部と文化構想学部を中心に受ける方なら、国語は英語と同じ配点です。この場合、国語は英語と並ぶ柱として計画に入れておきましょう。
反対に、慶應の経済学部や商学部が第一志望で、早稲田は法学部だけという方なら話が変わります。国語は早稲田の1学部のための科目になるので、かける時間の割合も変わってきます。
古文と漢文がどれくらい出るかは、学部や年度によって違います。大学の公式サイトでは過去の入試問題が公開されているので、受ける学部の問題を実際に開いてみるのが確かです。
早慶の現代文は「解き方を言葉にする」練習で伸ばす
早慶の現代文は文章が長く、選択肢もまぎらわしいことが多いです。なんとなく正解できている時期にこそ、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
『現代文はセンスだから、勉強しても変わらない』と感じている方もいますよね。
ただ、点数が安定しない原因の多くは、解き方が毎回ばらばらなことにあります。読み方と選び方を言葉にできれば、調子の波は小さくなるんです。
1問ごとに「根拠」を書き出してみる
練習のしかたはシンプルです。問題を解いたら、選んだ答えの根拠になった本文の箇所に線を引きます。
そのうえで、ほかの選択肢を切った理由を一言ずつ書いてみてください。例えば、こんなメモになります。
「選択肢イは、本文の『〜とは限らない』を『〜ではない』と言い切っているから切った」
「選択肢ウは、筆者ではなく反対意見の人の考えだから切った」
このメモが書けない問題は、たまたま当たっただけの問題です。そこが次に伸ばすべきところなんです。
1題を解く時の流れを決めておく
根拠を書き出す練習に慣れてきたら、1題を解く時の流れも決めておきましょう。毎回同じ流れで解くと、どこでつまずいたかが見つけやすくなります。
- 設問に先に目を通し、何を聞かれているかをつかむ
- 本文を読みながら、筆者の意見が出てくる文に線を引く
- 段落ごとに、何の話だったかを余白に一言で書く
- 設問ごとに、根拠になる本文の箇所を探してから選択肢を見る
- 解き終えたら、選んだ理由と切った理由をメモする
この流れは一つの例です。自分なりに順番を変えても大丈夫なので、毎回同じやり方で解くことを優先してみてください。
早慶現代文で見直したい3つのこと
解き終わった後の見直しは、次の3つに絞ると続けやすいです。
- 答えの根拠を本文から指させるか
- 間違えた選択肢を切る理由を言えるか
- 本文の言いかえ(同じ意味の別の言葉)に気づけたか
- 筆者の意見と、紹介されている他人の意見を分けて読めたか
- 時間内に読み終えられたか
全部に丸がつく問題が増えてくると、点数は安定してきます。丸がつかない項目が、その人の弱点です。
語彙は「文章の中で」覚える
早慶の現代文では、抽象的な言葉が多く出てきます。言葉の意味が分からないと、文の流れがつかめなくなりますよね。
語彙は単語帳だけで覚えるより、問題文の中で出会った言葉をメモして、意味を確かめる方が頭に残りやすいです。1冊の問題集を終えるごとに、メモを見返してみてください。
解説を読んで「なるほど」と思っただけで次の問題に進んでしまうことがあります。自分の言葉で説明できるかを、もう一度確かめてから進みましょう。
早慶の古文は単語・文法・読解の順番で進める
早慶の古文は、単語と文法の土台がないまま読解問題を解いても伸びにくい科目です。単語、文法、読解の順に、前の段階を固めてから次へ進みましょう。
『古文はほぼゼロからだけど、間に合うのかな…』と不安な方もいますよね。
古文は、正しい順番で進めれば積み上げがはっきり見える科目です。英語に比べると覚える量も多くないので、後から始めても追いつきやすいんです。
古文の順番表
古文を4つの段階に分けて、それぞれでやることと次へ進む目安を表にしました。
| 段階 | やること | 次へ進む目安 |
|---|---|---|
| 1 単語 | 古文単語帳を1冊決めて、見出し語の意味を覚える | 見出し語を見て、主な意味がすぐに言える |
| 2 文法 | 助動詞・助詞・敬語を、教科書や文法書で一通り覚える | 短い文で、助動詞の意味と敬語の向きを説明できる |
| 3 読解の練習 | 短めの文章で、主語を補いながら現代語に直す | 誰が何をしたかを、話の流れに沿って言える |
| 4 早慶の問題 | 受ける学部の過去問を時間を計って解く | 時間内に読み終えて、設問の根拠を本文で指させる |

古文単語帳は「1冊を仕上げる」
古文単語帳は、何冊も手を広げるより1冊を仕上げる方が力になります。学校で配られた単語帳があるなら、まずはそれで十分です。
仕上がったかどうかは、見出し語を見てすぐに意味が出てくるかで判断してみてください。1冊を終えた後は、問題集や過去問で出てきた知らない単語を書き足していくと、自分だけの単語ノートになります。
文法は「助動詞と敬語」を先に
古文文法の中でも、読解でつまずきやすいのは助動詞と敬語です。助動詞の意味を取り違えると、文の意味が反対になることもあります。
敬語は、誰から誰への敬意かが分かると主語が見えてきます。主語が省かれやすい古文では、ここが読解の鍵になるんです。
読解は「主語を補う」練習から
単語と文法が一通り入ったら、短めの文章で読解の練習をしましょう。1文ごとに、省かれている主語をかっこで書き込んでいきます。
「(筆者が)参上したところ、(宮様が)お呼びになった」のように補えると、話の流れが追いやすくなります。
漢文はどこまでやる?
『古文だけで手いっぱいなのに、漢文もやらなきゃいけないの?』と思う方もいますよね。
漢文がどれくらい出るかは、学部と年度で違います。だからこそ、受ける学部の過去問を開いて、漢文の問題があるかを先に見ておくのがいちばん確かなんです。
| 過去問を見た結果 | 時間のかけ方の目安 |
|---|---|
| 受ける学部で毎年のように漢文が出ている | 句形と重要語を覚え、短い文章を書き下す練習をする |
| 年度によって出たり出なかったりする | 句形を一通り覚え、過去問の漢文を解いておく |
| 受ける学部では漢文が出ていない | 古文と現代文を優先し、漢文は後回しでいい |
漢文は、句形と呼ばれる決まった形を覚えると読める範囲が広がります。古文の文法が一通り入ってから始めると、書き下し文の読み方で迷いにくくなりますよ。
- 単語帳を1冊に決めて仕上げる
- 助動詞と敬語を先に固める
- 主語を補いながら短い文章を読む
- 単語帳を何冊も途中までやる
- 文法があいまいなまま過去問に入る
- 現代語訳を読んで分かった気になる
時期ごとの国語の進め方と過去問の使い方
現代文の解き方と古文の単語・文法は、夏の終わりまでに一通り固めておくと安心です。秋以降は、受ける学部の過去問を中心に進めましょう。
『いつまでに何をやればいいの?』というのが、いちばん知りたいところですよね。
ここでは高3生を例に、時期ごとの進め方の目安を表にしました。部活や英語の進み具合によって、前後にずれても大丈夫です。
| 時期の目安 | 現代文 | 古文 |
|---|---|---|
| 春 | 1問ごとに根拠を書き出す練習を始める | 単語帳を1冊決めて進める・文法を一通り |
| 夏 | 長めの文章で、時間を計って解く | 単語と文法を固め、短い文章で読解の練習 |
| 秋 | 受ける学部の過去問で、形式に慣れる | 受ける学部の過去問を解き、知らない単語を書き足す |
| 冬 | 過去問の解き直しと、時間配分の確認 | 過去問の解き直しと、単語・文法の総見直し |
過去問は「学部ごと」に解く
早稲田の国語は、学部によって文章の長さや設問の形が違います。だからこそ、受ける学部の過去問を解くことに大きな意味があるんです。
早稲田大学は、入学センターのWebサイトで過去3年分の入試問題を公開しています。解答例や出題の意図も公開されているので、答え合わせの後に読んでみてください。
過去問をいつから始めるか、どう使うかは早慶の過去問はいつから?の記事で詳しく書いています。
英語との時間の分け方
私立文系で早慶を目指す場合、国語と並んで英語の配点も大きい学部が多いです。国語だけに時間をかけすぎると、英語が手薄になることもありますよね。
例えば、早稲田の文学部と文化構想学部は英語も国語も75点です。この2つの科目は、毎日どちらにも触れる計画にしておくのがおすすめです。
例えば、平日は英語の長文を1題と古文単語の1区切り、週末に現代文の過去問を1題という組み方もできます。時間の配分はあくまで例なので、模試や過去問で点が伸びにくい科目に少しずつ寄せていきましょう。
英語の進め方は早慶の英語の特徴と対策の記事を、私立文系の科目全体の考え方は私文で早慶を目指す記事を読んでみてください。
- 受ける学部の国語の配点を表にした
- 現代文で、答えの根拠を本文から指させる
- 古文単語帳を1冊、一通り終えた
- 助動詞と敬語の意味を説明できる
- 受ける学部の過去問を1年分、目を通した
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早慶の国語でよくある相談
国語の悩みを見ていると、古文をゼロから始めて間に合うか、国語を使わない受け方はあるか、現代文が急に解けなくなった、という声が目立ちます。
ここでは、よく見かける相談を4つ選んで答えていきます。
古文がほぼゼロから。早慶レベルまで間に合う?
「古文をほとんど勉強していないけれど、早慶の古文まで間に合うのか」という相談です。
『今から始めても遅いかも…』と焦りますよね。必要な期間は、今の学力と残りの期間によって人それぞれなので、何か月とは言い切れません。
ただ、やることの順番ははっきりしています。単語帳を1冊、文法を一通り、短い文章での読解、そして過去問です。
まずは単語帳を始めて、1週間でどれだけ進んだかを見てみてください。そのペースから、過去問に入れる時期の見通しが立ちます。
数学も古文・漢文も使わずに受けられる学部はある?
「数学も古文や漢文も使わずに、早慶の一般選抜を受けられる学部はあるか」という相談もありました。
結論から言うと、慶應義塾大学の一般選抜には国語の科目がありません。例えば2027年度の慶應の経済学部B方式は、外国語(英語)と地理歴史の2科目です。
法学部は外国語・地理歴史・小論文、文学部は小論文・地理歴史・外国語です。ただし小論文はあるので、文章を読んで書く準備は要ります。
早稲田の学部ごとの扱いは、上の表と入試要項で確かめてみてください。学部の選び方は早慶の学部一覧の記事でまとめています。
感覚で解けていた現代文が、急に解けなくなった
「これまで感覚で解いて高い点が取れていたのに、急に点数が下がった」という相談です。
実は、感覚で解けていた人ほど、調子を崩した時に戻し方が分からなくなりやすいんです。どこで間違えたのかを言葉にできないからですよね。
こういう時こそ、1問ごとに根拠を書き出す練習を試してみてください。
「この答えを選んだのは、本文のどこを読んだから?」
この問いに答えられる問題を1問ずつ増やしていくと、感覚に頼らない解き方が身についていきます。
学校で配られた古文単語帳1冊で、早慶の古文に足りる?
「学校で配られた古文単語帳を使っているけれど、早慶の古文はこれ1冊で足りるのか」という相談も多いです。
結論から言うと、まずはその1冊を仕上げることが先です。見出し語を見てすぐ意味が言えない状態で2冊目に移ると、どちらも中途半端になりがちなんです。
1冊を仕上げた後は、過去問で確かめてみてください。
| 過去問を解いた時の様子 | 次にやること |
|---|---|
| 知らない単語はあるが、前後から意味を推測できた | 単語ノートに書き足して、今の1冊を回し続ける |
| 知らない単語のせいで、設問の根拠が読めなかった | その単語を書き足し、同じ種類の言葉を単語帳の関連語で確かめる |
| 単語は分かるのに、誰の動作か分からなかった | 単語より、敬語と主語を補う練習に時間を回す |
2冊目を足すかどうかは、この結果を見てからで遅くありません。
よくある質問
慶應義塾大学の一般選抜に国語はありますか?
2027年度一般選抜の試験科目には国語がありません。ただし文学部・法学部・総合政策学部・環境情報学部では小論文、商学部B方式では論文テストがあります。文章を読んで考えを書く準備は必要です。
早稲田の国語は学部によって配点が違いますか?
違います。2027年度一般選抜では、文学部・文化構想学部が75点、法学部が50点などと学部ごとに異なります。最新の配点は入試要項で確かめましょう。
早慶の古文と現代文は、どちらから始めればいいですか?
古文は単語と文法の土台に時間がかかるので、早めに単語帳を始めておくのがおすすめです。現代文は根拠を書き出す練習を並行して進めると、両方を無理なく続けられます。
早慶の現代文の語彙は、どう増やせばいいですか?
問題文で出会った分からない言葉をメモし、意味を調べて書き足していく方法がおすすめです。単語帳だけで覚えるより、文章の中での使われ方と一緒に覚えられます。
古文単語帳は何冊やればいいですか?
まずは1冊を仕上げることを目指しましょう。見出し語を見てすぐ意味が言える状態になったら、問題集や過去問で出てきた知らない単語を書き足していく方法がおすすめです。
まとめ
- 早慶の国語は、受ける学部で国語が何点あるかから確かめる
- 早稲田は学部ごとに国語の配点が違い、慶應の一般選抜には国語がない
- 慶應志望でも、読んで書く力は小論文で生きる
- 現代文は答えの根拠と、選択肢を切った理由を言葉にする
- 古文は単語、文法、読解の練習、過去問の順に進める
- 最新の科目と配点は、大学の入試要項で確かめましょう





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