当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
秋になって模試の結果を見ると、『このままで早稲田や慶應に届くのかな』と不安になりますよね。
結論から言うと、10月から早慶を目指すなら、やることを増やすより「受ける学部」と「伸ばす科目」を絞るのが先です。残りの時間で全部を仕上げようとすると、どれも中途半端になりやすいんです。
この記事を読むと、10月・11月・12月の月ごとの優先順位と、学部の絞り方、過去問で弱点を見つける手順が分かります。
10月から早慶を目指す前に、残りの時間を確かめよう
10月から入試本番までは、出願の手続きと共通テストもはさまります。まずは「いつ、何があるか」を自分のカレンダーに書き込むところから始めてみてください。
『あと何か月あるんだろう』と、ぼんやり考えている方も多いはずです。
ここをはっきりさせるだけで、焦りが少し落ち着きます。2027年度入試の主な予定を、大学の公式情報からまとめると次のとおりです。
| 時期 | 主な予定(2027年度入試) | 受験生がやること |
|---|---|---|
| 2026年11月上旬 | 早稲田大学の入学試験要項が入学センターのサイトに掲載予定 | 受ける学部の科目と配点を読み直す |
| 2026年12月24日から | 慶應義塾大学の一般選抜の出願登録が始まる(2027年1月18日まで) | 出願する学部を決めておく |
| 2027年1月6日から19日 | 早稲田大学の一般選抜の出願期間 | 書類をそろえて出願する |
| 2027年1月16日・17日 | 大学入学共通テストの本試験 | 共通テストを使う学部を受ける人は受験 |
| 2027年2月 | 早稲田・慶應の学部ごとの試験 | 学部の試験日にあわせて過去問を回す |
例えば、慶應の一般選抜は共通テストを使えません。一方で早稲田には、政治経済学部のように共通テストを組み合わせる学部があります。
つまり、受ける学部によって1月の過ごし方が大きく変わるんです。日程の全体は早慶の入試日程の記事でまとめています。
試験日や出願期間は年度ごとに変わります。最新は大学の入試要項で確かめましょう。
10月・11月・12月、月ごとにやることを絞った表
10月は「土台の穴埋め」、11月は「過去問で形に慣れる」、12月は「弱点だけを集中して直す」と、月ごとに柱を1本にすると迷いにくくなります。
『結局、今月は何をすればいいの?』というのが、いちばん知りたいところですよね。
この記事では、月ごとに次のように柱を決めてみることをおすすめします。
| 月 | 柱にすること | やめておきたいこと |
|---|---|---|
| 10月 | 英単語・文法・歴史の通史など、抜けている基礎を埋める | 新しい参考書を何冊も買い足す |
| 11月 | 志望学部の過去問を1年分ずつ解き、時間配分をつかむ | 点数だけ見て答え合わせを終わらせる |
| 12月 | 過去問で見つけた弱点の分野だけを直し、解き直す | 全範囲をもう一度最初からやり直す |

10月から早慶を目指す場合
10月から早慶を目指す方は、まだ基礎の穴を埋める時間が少し残っています。
ただ、穴埋めの範囲を広げすぎないことが大事です。英単語帳なら、覚えきれていない範囲だけに印をつけて回すくらいがちょうどいいですよ。
例えば、高3の10月で英単語帳を1冊ひととおり終えた人なら、こんな考え方になります。
「全部をもう一周するより、間違えた単語だけを毎日見直すほうがいいかな」
「そうですね。空いた時間は、通史の抜けている時代に回してみてください」
10月のうちに基礎の穴を小さくしておくと、11月からの過去問の復習がぐっと楽になります。夏から計画を立てていた人の進め方は夏から早慶を目指す記事も参考になります。
11月から早慶を目指す場合
11月から早慶を目指す方は、10月の「土台の穴埋め」と11月の「過去問」を同時に進めることになります。
おすすめは、先に過去問を1年分だけ解いてしまうことです。どこが抜けているかが分かってから、穴埋めをする範囲を決めると時間のむだが減ります。
12月から早慶を目指す場合
12月から早慶を目指す方は、受ける学部をさらに絞ることが大事になります。
科目の配点が大きいものから手をつけ、点が取れそうな大問を確実に取りにいく、という考え方に切り替えてみてください。
12月は出願の準備も重なる時期です。慶應の出願登録は12月24日から始まるので、願書の準備に追われないよう、受ける学部は12月の前半までに決めておくと安心ですよ。
冬休みは、まとまった時間が取れる貴重な期間でもあります。過去問を本番と同じ時間で解く日を、あらかじめ予定に入れておきましょう。直前期の進め方は3ヶ月で早慶を目指す記事でも詳しく書いています。
受ける学部を絞る判断の仕方
早慶は学部によって試験の科目も配点も違います。全部の学部に合わせて勉強するのではなく、自分の得意な科目が生きる学部を選ぶと、残りの時間を集中させられます。
『受けられる学部は全部受けたい』と思うのは自然なことです。
ただ、学部ごとに対策が違うと、そのぶん準備が薄くなります。例えば、慶應の2027年度一般選抜では、学部によって次のように科目が分かれています。
| 慶應の学部(2027年度一般選抜) | 試験の科目 | 準備で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 文学部 | 外国語・地理歴史・小論文 | 資料を読んで書く小論文の練習 |
| 経済学部A方式 | 英語・数学 | 2027年度から小論文を休止 |
| 経済学部B方式 | 英語・地理歴史 | 地理歴史は1500年以降が中心 |
| 法学部 | 外国語・地理歴史・小論文 | 論述形式の小論文への慣れ |
| 商学部A方式 | 外国語・地理歴史・数学 | 数学の出題範囲を確かめる |
早稲田も同じで、2027年度一般選抜では学部ごとに方式が分かれています。例えば文化構想学部と文学部は英語・国語・地歴の3科目で、政治経済学部は共通テストと学部独自の総合問題を組み合わせます。
『英語は得意だけど、小論文はまだ一度も書いたことがない』という方なら、小論文のない学部や方式から考えると無理がありません。反対に、歴史に自信があるなら地歴の配点が大きい学部を軸にできます。
こんな問いかけを自分にしてみてください。
「この学部の試験で、いちばん点を取れそうな科目はどれ?」
「その科目の配点は、ほかの学部より大きい?」
学部ごとの配点は慶應義塾大学の一般選抜の記事、早稲田の方式は早稲田大学の一般選抜の記事で確かめられます。
- 自分の得意な科目の配点が大きいか
- 苦手な科目が試験にないか、配点が小さいか
- 小論文や記述式など、書く試験の準備が間に合うか
- 試験日がほかの学部と重なっていないか
- 共通テストを使う学部なら、共通テストの準備ができているか
チェックが多くついた学部から、優先して対策してみてください。併願校まで含めた組み方は早慶の併願校の組み方の記事が参考になります。
過去問で弱点を見つける手順
秋からの過去問は、点数を見て一喜一憂するためのものではありません。どの大問で、なぜ点を落としたかを見つけるために使います。
『まだ過去問を解ける実力じゃない』と、後回しにしている方もいるかもしれません。
実は、秋の時点で1年分を解いてみると、残りの時間でやるべきことがはっきりします。早稲田も慶應も、大学の公式サイトで過去の入試問題を公開しています。
- 志望学部の過去問を1年分、本番と同じ時間で解く
- 大問ごとに、取れた点と落とした点を書き出す
- 落とした理由を「知識不足」「時間不足」「読み違い」に分ける
- 理由ごとに、次の2週間でやることを1つだけ決める
- 2週間後に同じ大問を解き直して、できたかを確かめる

例えば、英語の長文で時間が足りなかった場合は「知識不足」ではなく「時間不足」です。この場合は単語帳を増やすより、時間を計って長文を読む練習のほうが効きます。
逆に、歴史の正誤問題で迷ったなら「知識不足」の可能性が高いですよね。通史のその時代だけを読み直してみてください。
落とした理由ごとの直し方
理由が分かれば、次にやることも自然に決まります。迷った時は、次の表に当てはめてみてください。
| 落とした理由 | よくある場面 | 次の2週間でやること |
|---|---|---|
| 知識不足 | 単語や歴史の用語を知らなかった | その範囲だけを単語帳や教科書で読み直す |
| 時間不足 | 最後の大問まで手が回らなかった | 時間を計って、大問1つずつ解く練習をする |
| 読み違い | 設問の条件を取り違えた | 解く前に設問の条件に線を引くくせをつける |
1つの大問に理由が2つ重なることもありますよね。その時は、点への影響が大きいほうから直してみてください。
記録は、ノートに「日付・大問・理由・次にやること」の4つを書くだけで十分です。
点数だけ記録して、答え合わせで終わってしまうことです。落とした理由まで書いておかないと、同じ間違いを本番でくり返しやすくなります。
過去問の入手方法と使い方は早慶の過去問の記事で詳しく紹介しています。
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10月から早慶を目指す人によくある相談
秋は早慶向けの冠模試を受ける人が多い時期です。判定の受け止め方や、模試にどう備えるかの声がよく見られます。
ここでは、秋の早慶受験についてよくある相談を3つ選んで答えていきます。
秋の早慶向け模試の結果が悪かった。まだ可能性はある?
「10月に受けた早慶向けの模試の結果が返ってきた。合格の可能性はあるのか」という相談がありました。
『判定が悪いと、もうだめなのかな』と思いますよね。でも、模試の判定は今の位置の目安で、合否を決めるものではありません。
大事なのは、科目ごとの点数と、大問ごとの正答です。上の手順で弱点を分けて、次の模試や過去問で直せたかを見てみてください。
早慶向けの模試には過去問がない。どう備えればいい?
「11月に早慶向けの模試を受けるが、模試の過去問が見つからない」という相談もありました。
結論から言うと、模試の対策は志望学部の過去問で十分です。冠模試の多くは、大学の入試の形に合わせて作られています。
また、志望学部の形で受けられるのか、早稲田と慶應をまとめた形なのかは、模試によって違います。申し込む前に、各社の案内で出題の形を確かめておきましょう。
11月のプレでE判定。もう厳しい?
「11月の模試でA判定やB判定でないと厳しいのか、E判定だったらどうなのか」という相談です。
E判定を見ると、気持ちが沈みますよね。ただ、模試の後から本番までには、まだ過去問で形に慣れる時間があります。
模試の判定の読み方は早慶を目指す人の模試の使い方の記事で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。
よくある質問
10月から早慶を目指すのは遅いですか?
遅いかどうかは、今の基礎の仕上がりと受ける学部によって変わります。受ける学部と伸ばす科目を絞れば、残りの時間を集中させられます。まずは過去問を1年分解いて、今の位置を確かめてみてください。
11月から早慶を目指す場合、基礎と過去問のどちらを先にしますか?
先に過去問を1年分解いてみるのがおすすめです。弱点が分かってから基礎の穴埋めをすると、やる範囲を絞れます。
12月から早慶を目指す場合、何学部を受ければいいですか?
学部の数は人によって違います。得意な科目の配点が大きい学部と、試験日が重ならない学部を中心に考えてみてください。
秋から新しい参考書を始めてもいいですか?
弱点を直すために必要な1冊なら問題ありません。ただ、何冊も買い足すと終わらないまま本番を迎えやすいので、今使っている参考書の解き直しを優先するのがおすすめです。
まとめ
- 10月から早慶を目指すなら、受ける学部と伸ばす科目を先に絞る
- 2027年度入試の出願・共通テスト・試験日をカレンダーに書き込む
- 10月は基礎の穴埋め、11月は過去問、12月は弱点の直しと柱を決める
- 学部ごとの科目と配点を見て、得意が生きる学部を選ぶ
- 過去問は落とした理由を3つに分け、2週間後に解き直す
- 最新の日程と科目は大学の入試要項で確かめる





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