夏から早慶を目指す|夏休み・9月からの勉強計画

夏から早慶を目指す人向けに、夏休み・9月からの勉強計画を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

部活を引退して、ようやく受験勉強に本腰を入れられる夏。ここから早稲田や慶應を目指して間に合うのか、夏休みに何をすればいいのか迷いますよね。

結論から言うと、夏から早慶を目指すなら、夏休みは「土台を一気に固める期間」として使うのが近道です。この記事を読むと、夏休みの1日の時間割の例と、8月から・9月から始める計画表、夏の終わりに確かめる到達点が分かります。

目次

夏から早慶は目指せる?夏休みに決まること

先に結論

夏から早慶を目指す人にとって、夏休みは学校の授業が無く、まとまった時間を使える貴重な期間です。ここで英語・国語・社会の土台をどこまで固められるかが、秋からの過去問の進み方を決めます。

『夏からのスタートって、もう遅いんじゃない?』と不安な方も多いはずです。

実は、夏休みは1年の中でもまとまった時間を取りやすい時期なんです。秋からは学校の授業や行事が戻ってくるので、夏のうちに土台を固めておくと、その後の計画がぐっと楽になります。

夏休みにやること・秋に回すこと

夏休みに何を優先するかを、表にまとめてみました。

分野夏休みにやること秋に回してよいこと
英語英単語帳1冊と文法の問題集を一通り終え、英文解釈の本に入る学部ごとの長文の演習
国語古文単語と古文の文法を一通り終える学部ごとの現代文・古文の過去問
社会通史をできるだけ先まで進めるテーマ史・文化史の仕上げ
過去問受けたい学部の過去問を1年分だけ見て、形を知る学部ごとに本格的に解いて直す

例えば、英単語帳と文法がまだ途中の方は、夏休みにこの2つを終えることを最優先にしてみてください。秋から長文や過去問に入った時に、読めない文が減っていきます。

スタート地点ごとの夏の使い方

早慶夏休みの使い方は、夏が始まる時点でどこまで進んでいるかで変わります。近いものを選んでみてください。

夏が始まる時点の状態夏休みの中心夏の終わりの目標
部活を引退したばかりで、受験勉強はこれから英単語・英文法・古文単語と文法英語と古文の土台を一通り終える
英語の土台はあるが、社会が手つかず社会の通史と、英文解釈社会の通史の後半に入る
3科目とも一通り進んでいる英文解釈と長文、社会のテーマ史受けたい学部の過去問を1年分解いて弱点を知る

例えば、部活を引退したばかりの方は、社会の通史を後半まで進めることより、英語と古文の土台を終えることを先に考えてみてください。英語は配点が大きい学部が多いので、土台の遅れが響きやすいんです。

早慶の試験の形を先に知っておく

早慶の私立文系の一般選抜は、学部によって科目と配点が違います。夏のうちに受けたい学部の形を知っておくと、夏休みにどの科目を厚くするかが決まります。

大学・学部の例2027年度一般選抜の科目と配点
早稲田 文化構想学部・文学部英語75点・国語75点・地歴(世界史または日本史)50点
慶應 経済学部B方式外国語(英語)200点・地理歴史200点
慶應 法学部外国語200点・地理歴史150点・小論文100点
最新は大学の入試要項で

配点は2027年度一般選抜の公式情報です。年度で変わることがあるので、受ける前に大学の入試要項で確かめましょう。

夏休みの1日の時間割の例

時間割は「覚える科目」と「考える科目」を交互に

夏休みの1日は、単語や一問一答のような覚える勉強と、英文解釈や長文のような考える勉強を交互に入れると、集中が続きやすくなります。ここでの時間はあくまで目安です。

『夏休みって、1日に何をどれだけやればいいの?』という声はよく聞きます。

ここが大事なところです。何時間やるかより、どの順番で何をやるかを決めておく方が、毎日迷わずに続けられます。

1日の時間割の例(目安)

学校の夏期講習や部活が無い日を想定した例です。時間の長さは目安なので、自分の生活に合わせて調整してみてください。

時間帯時間の目安やることの例ねらい
朝1時間ほど英単語と古文単語頭がすっきりしている時間に覚える
午前3時間ほど英文法の問題集と英文解釈考える勉強にまとまった時間を使う
昼すぎ1時間ほど社会の一問一答で前日の範囲を確かめる眠くなりやすい時間に、手を動かす勉強
午後3時間ほど社会の通史と、古文の文法・読解英語以外の科目を進める
夜2時間ほどその日に間違えた問題の解き直しその日のうちに直す
寝る前少しだけ朝に覚えた単語の見直し1日に2回触れて忘れにくくする
夏休みの1日を朝・午前・昼すぎ・午後・夜・寝る前に分け、覚える勉強と考える勉強を交互に入れた時間割の図解

夜の解き直しの時間には、こんな風に自分に聞いてみてください。

「今日間違えた問題、どうして間違えた?」
「明日の朝、どれをもう一度見ればいい?」

この2つに答えてから寝るだけで、翌日の勉強の始め方が決まります。

時間割どおりにいかない日は

夏期講習や家の用事がある日は、時間割どおりにはいきませんよね。

そんな日は、朝の単語と夜の解き直しだけは残して、ほかを短くしてみてください。全部ができない日でも、毎日続ける部分を決めておくと、リズムが崩れにくくなります。

夏期講習がある日の組み方

学校や予備校の夏期講習がある日は、講習の復習を時間割の中心に置きます。

『講習を受けるだけで、1日が終わってしまう』という方もいますよね。

講習は受けた日のうちに復習しないと、内容が抜けていきやすいです。講習の後に、その日に習った所の問題を解き直す時間を少しだけでも取っておきましょう。

よくある失敗

夏休みの始めに長い時間の計画を立てすぎて、1週間ほどで疲れてしまうことがあります。最初の1週間は少し軽めにして、続けられる量を確かめてから増やす方が、夏休み全体で見ると多く進みます。

8月から早慶を目指す計画表

8月からは「夏で土台、秋で解釈と演習、冬で過去問」

8月から早慶を目指す場合、試験までは半年ほどです。8月を土台づくりに集中し、9月から11月で解釈と演習、12月からは過去問と直しに時間を寄せる形にすると組みやすくなります。

『8月からだと、夏休みの前半はもう終わっている…』と焦る方もいますよね。

ただ、8月の1か月をしっかり使えれば、土台はかなり固められます。残りの期間で何をするかを、月ごとに並べてみましょう。

8月から始める計画表の例

2027年度一般選抜では、早慶の試験は2月中旬に集まっています。そこから逆算した例です。

時期英語国語社会
8月英単語帳と文法の問題集を一通り終える古文単語と文法を一通り終える通史を教科書と一問一答で進める
9月英文解釈の本を1冊仕上げる現代文の読み方と古文の読解通史を最後まで進める
10月・11月長文の問題集を解いて直す。受ける学部の過去問を1年分問題集と過去問を1年分問題集とテーマ史・文化史
12月・1月学部ごとの過去問を解いて直す学部ごとの過去問を解いて直す過去問で間違えた時代を教科書で読み直す
2月間違えた問題の解き直し古文単語と文法の見直し一問一答と教科書の書き込みで総整理

8月から始める時の進め方

8月は、英単語帳と文法の問題集のように「終わりが見える本」を選ぶと、1か月で一通り回しやすくなります。

8月から始める時の手順
  1. 受けたい学部の科目と配点を書き出す
  2. 英単語帳・文法の問題集・古文単語の本を1冊ずつ決める
  3. 8月の終わりまでに一通り終える量を、1日ずつに割り振る
  4. 週の終わりに、終わった量と残りを確かめて翌週を組み直す

8月の4週の分け方の例

8月を4つの週に分けると、1か月で土台を終える流れが見えやすくなります。

週英語国語・社会
1週目英単語帳の前半と、文法の問題集の前半古文単語の前半、社会の通史を進める
2週目英単語帳の後半と、文法の問題集の後半古文の文法、社会の通史を進める
3週目文法の問題集の間違えた所の解き直し、英文解釈の本を始める古文の文法の問題、社会の一問一答の見直し
4週目英単語帳の総見直しと英文解釈受けたい学部の過去問を1年分見る

週の終わりに終わらなかった分は、翌週に回して大丈夫です。4週目に少し余裕を残しておくと、遅れても8月中に取り戻しやすくなります。

半年の計画をもう少し詳しく知りたい方は、半年で早慶を目指す計画の記事で、やること・やらないことの表も紹介しています。

9月から早慶を目指す時の計画

9月からは「受ける学部を絞る」ことから始める

9月から早慶を目指すと、試験までは5か月ほどです。全部の科目を同じように進めるより、まず受ける学部を絞り、その学部の配点に合わせて時間を集めます。

『9月からじゃ、さすがに厳しい?』と感じる方もいるかもしれません。

厳しいかどうかは、今の土台で変わります。ただ、9月からの計画は、夏から始める人よりも「やらないこと」を多めに決めておくことが大事なんです。

9月から始める計画表の例

9月から早慶を目指す時の例です。土台がすでにある方は、9月の行を短くして先に進んでください。

時期中心にすること受ける学部との関係
9月英単語・文法・古文の土台を一通り。社会は通史を進める受ける学部を絞り、科目と配点を確かめる
10月英文解釈と長文、社会の通史を終える受ける学部の過去問を1年分解いて、形を知る
11月長文と社会の問題集。弱い所を補う過去問で見つかった弱点に時間を回す
12月・1月学部ごとの過去問を解いて直す出願の準備も進める
2月間違えた問題と覚える知識の総見直し試験の間の日にやることを決めておく

早慶9月スタートで学部を絞る時の考え方

受ける学部を絞る時は、科目の形が近い学部をまとめて選ぶと、対策が散らばりにくくなります。

例えば、小論文がある学部とない学部を両方受けると、小論文の練習にも時間が要ります。9月からの計画なら、小論文が要る学部を受けるかどうかを最初に決めておきましょう。

2027年度一般選抜では、慶應の出願登録が2026年12月24日から、早稲田の出願期間が2027年1月6日からです。12月までには受ける学部を決めておくと、出願で慌てずに済みます。

学校の授業が始まってからの時間の作り方

9月からは学校の授業が始まるので、夏休みのように長い時間は取れなくなります。そこで、短い時間でできることと、まとまった時間が要ることを分けておきましょう。

通学の電車の中や休み時間は、英単語や一問一答のような覚える勉強に使えます。放課後や休日には、英文解釈や長文、過去問のように、まとまった時間が要る勉強を入れてみてください。

9月からでも進めやすい人
  • 英単語帳と文法の問題集を一通り終えている
  • 受ける学部を2つか3つに絞れている
  • 社会の通史を教科書で半分以上読んでいる
計画を絞り込みたい人
  • 英単語帳や文法がまだ途中
  • 受けたい学部が多く、科目の形がばらばら
  • 社会の通史がほとんど手つかず

当てはまる項目が右側に多い方は、受ける学部をさらに絞るか、土台づくりの期間を少し長めに取ってみてください。どちらを選んでも、計画を自分の状態に合わせることが、9月からの勉強を続けるいちばんの支えになります。

10月以降のさらに短い期間の計画は、10月・11月・12月から早慶を目指す時の優先順位の記事でまとめています。

夏の終わりに確かめる到達点チェック

夏の終わりは「何ができるか」で確かめる

夏休みが終わる時に、何冊やったかではなく、何ができるようになったかを確かめると、秋からの計画を立て直しやすくなります。

『夏休み、頑張ったつもりだけど、どこまでできたのか分からない』という方もいますよね。

そんな時は、次のチェックで確かめてみてください。当てはまらない項目が、9月から最初に取り組むことになります。

夏の終わりの到達点チェック
  • 英単語帳の見出し語を見て、すぐに意味が言える
  • 文法の問題集の問題を、答えの理由と一緒に説明できる
  • 英文の主語と動詞、修飾のかかり方を印で示せる
  • 古文単語と古文の文法を使って、短い文章を訳せる
  • 社会の通史を、時代の順番に大きな出来事を言える所まで進めた
  • 受けたい学部の過去問を1年分見て、どんな形か知っている

科目ごとの夏の終わりの目安

科目ごとに、夏の終わりにどこまで来ていると秋からが楽になるかの目安です。

科目夏の終わりの目安届いていない時の9月の動き方
英語英文解釈の本に入っている単語と文法を毎日続けながら、解釈の本を始める
国語古文の文法を問題で使える古文の文法を9月の前半で一通り終える
社会通史の後半に入っている一問一答と教科書で、通史を最後まで進めることを優先する

夏の確認に模試を使う

夏の終わりから秋にかけて、早慶向けの模試を受ける方も多いですよね。各社の公式情報では、東進の「早大・慶大レベル模試」、代ゼミと駿台が共催する「早大入試プレ」「慶大入試プレ」などがあります。

模試は、判定よりも、どの問題で点を落としたかを知る道具として使うのがおすすめです。受けた後は、到達点チェックと照らし合わせて、9月以降にやることを決めてみてください。

英語の学部ごとの出題の違いは早慶の英語の特徴と対策の記事、世界史の仕上げの順番は早慶の世界史の記事で詳しく書いています。

夏の終わりに確かめたい到達点を、英語・国語・社会・過去問の4つに分けてチェックリストにした図解

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夏から早慶を目指す人からのよくある相談

相談の多くは「夏の終わりの目安」

夏から早慶を目指す人の悩みを見ていると、夏の終わりまでにどこまで進めるべきか、9月からでも間に合うのか、といった声がよく見られます。

ここでは、夏から早慶を目指す人や保護者からよく出る相談を3つ選んで答えていきます。

8月末までに、どこまでできていないといけない?

「8月末までに、ある程度のレベルを突破していないと早慶は厳しいという話をよく見るが、本当なのか」という相談がありました。

こういう話を聞くと、焦りますよね。ただ、夏の終わりの目安は人によって違いますし、ほかの大学の名前で区切った目安は、出題の形が違うのでそのまま当てはまるとは限りません。

この記事の到達点チェックのように、「何ができるか」で確かめてみてください。当てはまらない所が分かれば、9月からやることがはっきりします。

9月から勉強を始めて、早慶を目指せる?

「高校に入ってからほとんど勉強しておらず、9月から始めて早慶を目指せるか」という相談もありました。

結論から言うと、9月からの計画は、受ける学部を絞り、土台づくりに最初の1か月を使う形になります。英単語と文法がどこまでできているかで、見通しは大きく変わります。

まずは、受けたい学部の科目と配点を書き出してみてください。そのうえで、この記事の9月からの計画表に、自分の今の状態を当てはめてみましょう。

8月まで部活をしていた子が、浪人して早慶を目指したいと言っている

「8月中旬まで部活に打ち込んでいた子どもが、どうしても早慶に行きたいから浪人させてほしいと言ってきた」という保護者からの相談です。

『今から間に合うのかな』『浪人させていいのかな』と悩みますよね。どちらの道も、本人が考えて選ぶなら大切な選択です。

まずは、本人に「残りの期間で何をするか」「浪人するなら1年をどう使うか」を書き出してもらうのがおすすめです。具体的な計画を一緒に見ると、話し合いが進みやすくなります。

よくある質問

夏から早慶を目指すのは遅いですか?

遅いかどうかは、今の英語・国語・社会の土台で変わります。夏休みはまとまった時間を使える時期なので、ここで土台を固めておくと、秋からの過去問に進みやすくなります。

早慶を目指す夏休みは、1日何時間勉強すればいいですか?

この記事の時間割の例では、合わせて10時間ほどを目安にしていますが、時間の長さは人によって違います。何時間やるかより、毎日続ける部分と、その日のうちに直す時間を決めておくことを大事にしてみてください。

8月から早慶を目指す時、過去問はいつから解きますか?

8月のうちに受けたい学部の過去問を1年分だけ見て、形を知っておくのがおすすめです。本格的に解くのは、土台ができた10月・11月ごろからが目安です。

早慶夏から始める時、社会は世界史と日本史のどちらがいいですか?

受けたい学部で選べる科目を確かめてから決めてみてください。早稲田の文化構想学部・文学部や慶應の文学部・法学部などは、世界史か日本史から選ぶ形です。学校の授業で進んでいる方を選ぶと、夏の通史を進めやすくなります。

9月から早慶を目指す時、受ける学部はいつまでに決めればいいですか?

2027年度一般選抜では、慶應の出願登録が12月24日から始まります。9月のうちに候補を絞り、遅くとも12月までには決めておくと、出願で慌てずに済みます。

まとめ

この記事の要点
  • 夏から早慶を目指すなら、夏休みは英語・国語・社会の土台を固める期間にする
  • 夏休みの1日は、覚える勉強と考える勉強を交互に入れる。時間は目安
  • 8月からは、夏で土台、秋で解釈と演習、冬で過去問という流れで組む
  • 9月からは、受ける学部を絞ることから始める
  • 夏の終わりは、何ができるかで到達点を確かめる
  • 日程や配点の最新は、大学の入試要項で確かめる
早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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