早慶の英文法|ネクステ・Vintageの使い方と発音アクセント

早慶の英文法対策として、ネクステ・Vintageの使い方と発音アクセントの扱いを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

早慶を目指して英文法の問題集を始めたものの、ネクステとVintageのどちらを使えばいいのか、何周すれば足りるのか迷いますよね。

結論から言うと、早慶の英文法は「どの本か」よりも「1冊をどの段階で、どう回すか」で差がつきます。

この記事を読むと、文法の問題集を3段階で使う方法と、発音アクセント問題への向き合い方が分かります。

目次

早慶の英文法は、どこまでやれば足りる?

先に結論

早慶の英文法は、問題集1冊を「なぜその答えになるか説明できる」まで仕上げるのが土台です。そのうえで、受ける学部の過去問で文法がどう問われるかを確かめます。

『早慶って、文法も難しい問題ばかりなのかな』と不安になる方も多いはずです。

実は、早慶の英語は学部ごとに問題の形がかなり違います。文法だけを独立して聞く問題が多い学部もあれば、長文の中で文法の力を使う学部もあります。

例えば、早稲田の文化構想学部の2027年度一般選抜は、英語が75点です。慶應の経済学部は、外国語(英語)が200点あります。

どちらも英語の比重が大きいので、文法で取りこぼすと響きやすいんです。

文法の力は長文でも使う

文法問題が少ない学部でも、文法の勉強が無駄になるわけではありません。長い一文の組み立てを見抜く時に、文法の知識がそのまま使えます。

「この文、主語はどこまで?」
「関係詞が入っているから、ここまでがひとかたまりだね」

こういう読み方ができるのは、文法を理解しているからこそなんです。英語全体の進め方は早慶の英語の特徴と対策の記事でまとめています。

文法問題集は「理解・演習・総点検」の3段階で使う

1冊を3つの使い方で回す

同じ問題集でも、時期によって使い方を変えると効き方が変わります。最初は理解、次に演習、最後に総点検という順番がおすすめです。

『何周もしているのに、模試だと文法で落とす』という方もいますよね。

それは、周回の目的が毎回同じになっているからかもしれません。編集部では、問題集を次の3段階に分けて使う方法をすすめています。

段階やること終わったと言える目安
1 理解解説を読み、答えの理由を自分の言葉で言えるようにする間違えた問題の理由を説明できる
2 演習単元をまたいでランダムに解き、迷わず選べるかを試す選ぶまでに考え込む問題が減った
3 総点検間違えた問題だけを集めて、直前まで見直す印のついた問題がほぼ無くなった
英文法の問題集を理解・演習・総点検の3段階で使う流れを示した図解

1 理解の段階は「なぜ」を言えるまで

最初の周回は、正解するかどうかより、理由を言えるかが大事です。答えだけ覚えても、選択肢が少し変わると迷ってしまいます。

例えば、仮定法の問題なら「過去の事実と逆のことを言っているから、この形になる」と口に出せるかを確かめてみてください。

2 演習の段階は順番を崩す

2周目からは、単元の順番どおりに解くのをやめてみましょう。章のタイトルを見ると、答えの見当がついてしまうからです。

ランダムに解いて、それでも迷わず選べれば本物の力になっています。

3 総点検は印のついた問題だけ

入試が近づいたら、全問を解き直す時間はありません。間違えた問題や迷った問題に印をつけておき、そこだけを繰り返します。

印の付け方を決めておくと、総点検がぐっと楽になります。例えば、次のように2種類に分けてみてください。

印の種類つける場面総点検での扱い
間違えた印答えを外した問題正解できるまで毎回解く
迷った印正解したが、選ぶまでに迷った問題理由を口に出して言えるかだけ確かめる

「正解したから大丈夫」と流した問題が、本番では迷いのもとになることも。迷った問題にも印を残しておくのがコツです。

1日の回し方の例

高3の春で、文法問題集を1周目の途中まで進めた人なら、こんな回し方が一つの目安です。

  • 新しい単元を1つ進めて、解説を読み込む
  • 前の日に間違えた問題だけを解き直す
  • 寝る前に、その日の印の問題を眺めて理由を思い出す

時間の量は人によって違うので、あくまで例として考えてください。大事なのは、新しく進める分と見直す分を毎日セットにすることです。

段階を進める前のチェック
  • 間違えた問題の理由を、解説を見ずに言える
  • 単元の順番を崩しても、同じ問題に正解できる
  • 迷った問題に印をつける習慣がある
  • 印のついた問題の数が、周回のたびに減っている

ネクステとVintageはどう使い分ける?

どちらが上という話ではない

ネクステとVintageは、どちらも早慶を目指す人がよく使う文法・語法の問題集です。大事なのは本の差より、自分に合う1冊を決めて仕上げることです。

『ネクステとビンテージ、早慶ならどっちを選べばいいの?』という質問はとても多いです。

結論から言うと、どちらか1冊を決めて、3段階で仕上げれば十分な土台になります。両方を中途半端に進めるのが、いちばんもったいない形です。

2冊の基本情報

出版社の公式情報で分かることを表にしてみました。

項目ネクステVintage
正式な書名Next Stage 英文法・語法問題[4th Edition 新装版]英文法・語法 Vintage 4th Edition
出版社桐原書店いいずな書店
公式の記載入試英語頻出ポイント218の征服共通テスト、私大から難関私大・国公立二次までのレベル
刊行2025年9月1日(4th Editionの装丁変更と音声オンライン提供で、内容の変更なし)2023年10月1日

選び方は「学校で配られた方」でいい

迷ったら、学校で配られた方を使うのがいちばん手軽です。授業や小テストと同じ本なら、勉強の時間をまとめられます。

どちらも配られていないなら、書店で同じ単元のページを見比べてみてください。解説の読みやすさが、自分に合うかどうかの決め手になります。

ネクステのイディオムで熟語は足りる?

ネクステで早慶を目指す人からは、イディオム(熟語)の扱いもよく聞かれます。

問題集の熟語の範囲は、手元の目次で確かめるのが確実です。熟語帳と合わせて使うかどうかは、早慶の英熟語対策の記事を参考にしてみてください。

2冊目に進む前に

1冊目の総点検が終わる前に別の問題集へ移ると、印のついた弱点が残ったままになりがちです。2冊目を考えるのは、1冊目の印がほぼ無くなってからで遅くありません。

早慶の発音アクセント問題はどう対策する?

先に過去問で出題を確かめる

発音アクセントの問題が出るかどうかは、学部と年度で変わります。対策の量を決める前に、受ける学部の過去問で確かめるのが近道です。

『発音アクセントって、早慶でも出るの?』と気になっている方もいますよね。

ここは人に聞くより、自分の目で過去問を見るのがいちばん確かです。年度によって出たり出なかったりすることもあるので、1年分だけで決めないようにしましょう。

過去問で確かめる手順

大学の公式サイトでは、入試問題が公開されています。早稲田は入学センターのサイトで過去3年分を、慶應は一般選抜の試験問題をPDFで公開しています。

発音アクセントの出題を確かめる手順
  1. 受ける学部を2〜3個書き出す
  2. 早稲田大学の過去の入試問題や慶應義塾大学の公式サイトで、学部ごとの問題を開く
  3. 発音やアクセントを聞く設問があるかを、年度ごとにメモする
  4. 出ている学部が第一志望なら、対策の時間を週の予定に入れる
  5. 出ていない学部だけなら、文法と長文に時間を回す

過去問の手に入れ方や使い始める時期は、早慶の過去問の記事で紹介しています。

出る学部を受ける時の進め方

出題がある学部を受けるなら、英単語帳で単語を覚える時に、アクセントの位置も一緒に確かめておきましょう。

単語帳の発音記号で、強く読む場所に印がついている部分がアクセントです。声に出して読むと、目で見るだけより記憶に残りやすいですよ。

過去問を見た結果時間のかけ方の目安
第一志望で毎年のように出ている単語を覚える時に毎回アクセントも確かめる
年度によって出たり出なかったりする文法問題集の発音の単元を一通り解いておく
受ける学部では出ていない文法と長文を優先し、発音は後回しでいい

早慶の英文法でよくある相談

先に結論

文法の相談で多いのは「この本で足りるか」と「次に何をやるか」です。どちらも、今の本を3段階で仕上げたかどうかで答えが変わります。

早慶を目指す人から寄せられやすい相談を、4つ選んで答えてみます。

相談1 Vintageは早慶に必要?ほかの文法書を進めている

すでに別の文法の参考書を進めているなら、Vintageを追加しなくても問題ありません。大事なのは、今の本を「理由を説明できる」段階まで仕上げることです。

ただ、手元の本が講義形式で問題数が少ないなら、問題集を1冊足して演習の段階に使うのはありです。

相談2 Vintageを仕上げた。次は難しい文法問題集に進むべき?

1冊を総点検まで終えたなら、次は過去問で文法の問われ方を確かめるのがおすすめです。

「問題集では解けたのに、過去問の形だと迷った」という問題があれば、そこが本当の弱点です。難しい問題集を足すかどうかは、その結果を見てから決めても遅くありません。

相談3 周りがネクステやVintageをやっていて焦る

周りと同じ本を使っていないと、不安になりますよね。

ただ、本の名前で合否が決まるわけではありません。今の本で3段階を回せているなら、そのまま続けて大丈夫です!

相談4 語法は問題集の語法の章を回すだけで足りる?

語法の章を3段階で回していれば、土台としては十分です。語法は単語ごとの使い方なので、問題集だけでなく単語帳や長文の中でも少しずつ出会っていきます。

『語法の章だけ何度やっても、覚えたそばから忘れる』という方もいますよね。

そういう時は、過去問や長文で出てきた語法を問題集の該当ページに書き込んでみてください。同じ語法に2回出会うと、記憶に残りやすくなります。

よくある失敗

本を替えるたびに1周目からやり直し、どの本も「理解」の段階で終わってしまう形です。替える前に、今の本の印がどれだけ残っているかを数えてみてください。

文法から長文・解釈へつなげる時期

文法が固まったら解釈へ

文法問題集の演習の段階まで来たら、英文解釈の勉強を並行して始めると、文法の知識を読む力に変えやすくなります。

『文法が終わるまで長文に手を出しちゃいけないの?』と思う方もいるかもしれませんね。

実は、文法を完璧にしてから次へ、と考えなくても大丈夫です。理解の段階が一通り終わったら、英文解釈を少しずつ混ぜていきましょう。

文法の理解が終わったら解釈を始め、演習と総点検を並行させる時期の目安を示した図解
文法の進み具合並行して始めたいこと
理解の段階の途中英単語帳を毎日続ける
理解の段階が一通り終わった英文解釈の参考書を少しずつ始める
演習の段階に入った短めの長文問題を解き始める
総点検の段階過去問で時間を計って解く

英文解釈の進め方は、早慶の英文解釈の記事で参考書の使い方と一緒に紹介しています。

ひとりで計画を立てるのが難しい時は、学習の進み具合を見てもらえる塾を使う方法もあります。

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よくある質問

早慶の英文法はネクステとVintageのどちらがいいですか?

どちらが上ということはありません。学校で配られた方か、解説が読みやすい方を1冊決めて、理解・演習・総点検の3段階で仕上げるのがおすすめです。

文法問題集は何周すればいいですか?

周回の数より、間違えた問題の理由を言えるか、印のついた問題が減っているかで判断してみてください。人によって必要な回数は変わります。

早慶で発音アクセントの問題は出ますか?

学部や年度によって違います。大学の公式サイトで公開されている過去問を、受ける学部ごとに数年分見て確かめるのが確実です。

文法が終わるまで長文はやらない方がいいですか?

理解の段階が一通り終わったら、英文解釈や短めの長文を並行して始めて大丈夫です。文法の知識を読む力に変えやすくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 早慶の英文法は、1冊を理由まで説明できるように仕上げるのが土台
  • 問題集は理解・演習・総点検の3段階で使い分ける
  • ネクステとVintageはどちらが上でもなく、1冊を決めて仕上げる
  • 発音アクセント問題は、受ける学部の過去問で出題を確かめる
  • 理解の段階が終わったら、英文解釈を並行して始める

英語の出題の形は年度ごとに変わることがあります。最新は大学の入試要項と公開されている過去問で確かめましょう。

早慶の基本は早慶とは?の記事でまとめています。

早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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