半年で早慶を目指す|6月からの勉強計画

半年で早慶を目指す人向けに、6月からの勉強計画を解説する記事のアイキャッチ

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本番まであと半年ほど。ここから早稲田や慶應を目指すのは無謀なのか、何を優先すればいいのか、不安になりますよね。

結論から言うと、半年で早慶を目指すなら「やることを増やす」より「やらないことを決める」方が大事です。この記事では、6か月でやること・やらないことの表と、6月から始める計画、受ける学部の絞り方を紹介します。

目次

半年で早慶は目指せる?最初に確かめたい3つのこと

先に結論

半年で早慶を目指せるかは、今の英語の土台と、受ける学部の数と、使える時間で変わります。この3つを最初に確かめると、計画の組み方が決まります。

『半年でも、本気でやれば早慶に届くの?』と思う方も多いはずです。

よく「早慶は半年で届く」という話も聞きますよね。実は、その話には「スタートの時点で英語の土台がある程度できていた」という前提が隠れていることが多いんです。

確かめたい3つのこと

まずは、次の3つを紙に書き出してみてください。

確かめること見るポイント計画への影響
英語の土台英単語帳の基本の部分と、文法が一通り終わっているか終わっていなければ、最初の1か月を土台に使う
受ける学部の数早稲田・慶應で、受けたい学部がいくつあるか多いほど過去問の量が増え、範囲が広がる
使える時間学校・部活・アルバイトなどで、平日と休日にどれだけ使えるか少ないほど、やらないことを多めに決める

例えば、英単語帳の基本の部分が言えて、受けたい学部が2つに絞れている方なら、半年の計画は立てやすいです。反対に、英語の土台がまだで、受けたい学部も5つ以上ある方は、学部を絞るところから始めましょう。

使える時間を、先に書き出しておく

3つのうち、見落としやすいのが「使える時間」です。学校の授業や部活、アルバイトの予定を書き出すと、思っていたより勉強に使える時間が少ないと気づくこともあります。

書き出すこと例計画での使い方
平日の決まった予定授業、部活、通学、アルバイト残った時間に、毎日続ける単語や一問一答を入れる
休日の決まった予定部活の試合、家の用事空いた日に、長文や過去問のようにまとまった時間が要る勉強を入れる
学校の行事定期テスト、文化祭、修学旅行その週は計画を軽めにしておく
模試の日受ける予定の模試前後の週に、解き直しの時間を取っておく

例えば定期テストの週は、受験の勉強を単語だけにしておく、と先に決めておくと、計画が崩れたと感じずに済みます。

「半年早慶」を考える時に知っておきたいこと

早慶の私立文系の一般選抜は、英語・国語・社会(または数学)の組み合わせが多い形です。ただ、学部ごとに配点も出題の形も違います。

例えば2027年度一般選抜では、慶應の文学部は小論文100点・地理歴史100点・外国語150点です。早稲田の文学部は英語75点・国語75点・地歴50点です。同じ「文学部」でも、準備の中身はまったく違いますよね。

学部ごとの違いは公式で確かめる

配点や科目は2027年度一般選抜の公式情報です。年度で変わることがあるので、最新は大学の入試要項で確かめましょう。

6か月でやること・やらないことの表

半年の計画は「やらないこと」から決める

半年は短い期間です。全部を同じように進めるより、点につながるものに時間を集め、後回しにするものをはっきり決めておくと進みやすくなります。

『あれもこれもやらないと』と焦っていませんか?

ここが大事なところです。半年で早慶を目指す時に足を引っ張るのは、時間の不足より、やることが多すぎて1つも終わらない状態なんです。

やること・やらないことの表

迷った時の目安として、表にまとめました。

分野やることやらないこと(後回しにすること)
英単語1冊に決めて毎日回す上級の単語帳を何冊も並行する
英文法問題集1冊の間違えた所を解き直す新しい文法書を買い足す
英文解釈・長文解釈の本1冊と長文の問題集1冊長文の問題集を次々に解き捨てる
国語古文単語と文法、現代文は根拠を示す練習受けない学部の漢文や記述の対策
社会通史を一通り、受ける学部でよく出る範囲を厚く教科書に無い細かい用語を追いかける
過去問受ける学部の過去問を解いて直す受けない学部の過去問をたくさん解く
半年で早慶を目指す時に、やることとやらないことを分野ごとに左右に並べた図解

やらないことを決める時のコツ

やらないことを決めるのは、勇気がいりますよね。

時間を集めたいこと
  • 受ける学部の配点が大きい科目
  • 過去問で何度も間違える分野
  • 毎日続けないと忘れる単語や一問一答
後回しにしてよいこと
  • 受ける学部では出ない科目や形式
  • 1回しか出ていない細かい知識
  • 終わっていない本の続きを見ないまま買う新しい本

新しい本を買いたくなった時は

半年の途中で、ほかの人が使っている本が気になることもありますよね。

「この問題集、みんな使ってるらしいけど、今のを変えた方がいい?」

そう迷った時は、今の本で間違えた問題を解き直せているかを先に見てみてください。解き直しが終わっていないなら、本を変えても同じ所でつまずきやすいです。

本を変えるのは、今の本を最後まで終えて、目的に合う次の本が必要になった時だけにしておきましょう。

例えば、慶應の一般選抜は大学入学共通テストを使って出願できません。慶應だけを受けるなら、共通テストの形に合わせた対策を後回しにする、という判断もできます。

6月から早慶を目指す月ごとの計画

6月からなら「2か月の土台」と「6か月の仕上げ」に分ける

早慶の試験は2月中旬に集まっています。6月から早慶を目指すと、試験までは8か月ほどです。最初の2か月を土台づくりに使い、残りの半年で仕上げる形にすると組みやすくなります。

『半年って言っても、いつからいつまで?』と迷いますよね。

2027年度一般選抜では、早稲田の文化構想学部が2月12日、慶應の経済学部が2月13日、早稲田の法学部が2月15日など、試験日は2月中旬に集まっています。ここをゴールにして、月ごとに逆算してみましょう。

月ごとの計画の例

6月から始めた時の例です。8月から始める方は、6月・7月の行を短くまとめて、8月の行から読んでみてください。

時期英語国語社会
6月・7月(土台)英単語帳と文法の問題集を一通り終える古文単語と文法を一通り終える通史の前半を教科書と一問一答で進める
8月英文解釈の本を1冊仕上げる現代文の読み方と古文の読解通史の後半を進める
9月長文の問題集を時間を計って解く問題集で解く練習通史を終え、問題集に入る
10月長文の解き直しと、受ける学部の過去問を1年分受ける学部の過去問を1年分テーマ史・文化史を弱い所から
11月・12月過去問を学部ごとに解いて直す過去問を解いて直す過去問で間違えた時代を教科書で読み直す
1月・2月(直前)間違えた問題の解き直しと単語の総見直し古文単語と文法の総見直し一問一答と教科書の書き込みで総整理

8月から始める人は、土台と仕上げを重ねる

8月から始める方は、試験までがちょうど半年ほどです。6月・7月の土台の期間が取れないので、土台づくりと解釈を重ねて進めることになります。

例えば、朝は英単語と文法の問題集、夜は英文解釈の本、という形で同じ日に2つを進める方法があります。社会も、通史を進めながら一問一答で確かめる形を同時に回してみてください。

『それだと、どれも中途半端になりそう』と不安な方もいますよね。

そんな時こそ、やらないことの表を見直してみてください。受ける学部を絞ると、重ねて進めても回る量に収まりやすくなります。

計画どおりに進めるための1週間の区切り

月ごとの計画を立てたら、1週間ごとに区切って進み具合を確かめます。

毎週の見直しの手順
  1. 週の終わりに、今週やると決めたことに丸をつける
  2. 終わらなかったことを書き出す
  3. 書き出したことを、来週に回すか、やらないことに移すか決める
  4. 来週の予定を、曜日ごとに書く

『見直しに時間をかけるより、1問でも多く解きたい』と思うかもしれません。

ただ、週の見直しをしないと、遅れに気づくのが1か月後になることもあります。短い時間でいいので、週に1回の見直しは続けてみてください。

週の終わりに計画表へ丸をつけて進み具合を見直す場面の写真
よくある失敗

最初の2か月で土台を終えられず、そのまま長文や過去問に進んでしまうことがあります。読めない文が多いまま問題を解いても、直すことが多すぎて時間が足りなくなりやすいです。

科目ごとの到達点チェック

「どの本を何周したか」より「何ができるか」で見る

到達点は、本を何周したかではなく、何ができるようになったかで確かめます。月の終わりに、次のチェックを見直してみてください。

『自分が順調なのか、遅れているのか分からない』という声はよく聞きます。

そんな時は、本の進み具合ではなく、できることで確かめてみてください。

9月の終わりに確かめたいこと
  • 英単語帳の見出し語を見て、すぐに意味が言える
  • 英文の主語と動詞と、修飾のかかり方を印で示せる
  • 長文を1題、時間を計って最後まで読み、解き直しまでできた
  • 古文単語と古文の文法を、問題で使える
  • 社会の通史を、教科書で最後まで読み終えた

科目ごとの到達点の目安

月ごとに、どこまでできていればいいかの目安を科目別に並べました。

科目8月の終わり10月の終わり12月の終わり
英語英文解釈の本で、文の組み立てをつかみながら読める長文を時間内に解き、間違えた理由を言える受ける学部の過去問で、間違いの形が決まってくる
国語古文の文法を使って、短い文章を訳せる現代文の答えの根拠を本文で示せる過去問で、時間配分を決めて解ける
社会通史の後半に入っているテーマ史と文化史で弱い所が分かっている過去問で間違えた時代を、教科書で直せている

数学で受ける人の到達点

数学で受けられる文系学部を選ぶ方は、社会の行を数学に置きかえて考えてみてください。

2027年度一般選抜では、慶應の経済学部A方式の数学は数学I・II・A・B・Cが範囲で、数学Bは「数列」、数学Cは「ベクトル」と公式に示されています。受ける学部の範囲を先に確かめ、範囲の中の基本の例題から順に固めていきましょう。

到達点に届かない時は

到達点に届かない科目があっても、すぐに計画を全部やり直す必要はありません。届いていない科目に、次の月の時間を少し多めに回すだけでも、追いつけることがあります。

例えば英語の解釈が遅れているなら、長文の問題集を1冊減らして、解釈の本の仕上げに時間を回してみてください。

受ける学部を絞る判断の仕方

半年なら「科目」と「日程」で学部を絞る

半年で早慶を目指す時は、受ける学部が多いほど対策が散らばります。科目の形が近い学部と、日程が重ならない学部から選ぶと、時間を集めやすくなります。

『受けられるだけ受けた方が、どこかに引っかかるのでは?』と考える方もいますよね。

その考えも分かります。ただ、学部ごとに出題の形が違うので、受ける学部が増えるほど、過去問の対策に使う時間が足りなくなりやすいんです。

学部を絞る時の判定表

受けたい学部を並べて、次の観点で見てみてください。

観点確かめること絞る時の考え方
科目の形英語・国語・社会の組み合わせか、小論文や数学があるか小論文が必要な学部が1つだけなら、外すと時間が浮く
配点得意な科目の配点が大きいか得意な科目の配点が大きい学部を残す
試験日2027年度の試験日が、ほかの学部と重なっていないか同じ日の学部は、どちらか1つにする
過去問の形自分が解きやすい形か過去問を1年分解いて、手応えで決める

例えば2027年度一般選抜では、早稲田の法学部と政治経済学部はどちらも2月15日の試験です。慶應の文学部も2月15日なので、同じ日の学部からは1つを選ぶことになります。

学部を絞る時は、こんな風に自分に聞いてみてください。

「この学部の過去問を、11月と12月で何年分解いて直せる?」
「この学部を外したら、どの科目に時間を回せる?」

答えが具体的に出てくる学部ほど、半年の計画に入れやすい学部です。

日程の組み方や、早慶と一緒に受ける大学の選び方は、早慶の併願校の組み方の記事で詳しく書いています。

小論文がある学部を受けるか

慶應の文学部・法学部・商学部B方式、SFCの2学部などは、一般選抜で小論文や論文テストがあります。半年の計画に入れるかは、ほかの学部と組み合わせて決めてみてください。

学部を絞った後にやること

受ける学部が決まったら、次の順に準備を進めると迷いが減ります。

学部を決めた後の準備
  1. 受ける学部の科目・配点・試験日を1枚の紙にまとめる
  2. 各学部の過去問を1年分ずつ解き、出題の形を知る
  3. 学部ごとに、時間を多めに使う科目を決める
  4. 月ごとの計画を、受ける学部に合わせて書き直す

もう少し長い期間で計画を立てられる方は、1年で早慶を目指す12か月の計画の記事も参考になります。夏から始める方は夏から早慶を目指す計画の記事を読んでみてください。

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半年で早慶を目指す人からのよくある相談

相談の多くは「量」より「順番」

半年で早慶を目指す人の悩みを見ていると、勉強時間を増やせば届くのか、英語は何からやるのか、模試をどう使うのかといった声が目立ちます。

ここでは、半年で早慶を目指す人からよく出る相談を3つ選んで答えていきます。

半年で早慶レベルに届く英語の進め方は?

「半年で早慶レベルに届く英語の進め方を、参考書の順番で知りたい」という相談がありました。

結論から言うと、英単語、文法、英文解釈、長文、過去問の順番で、それぞれ1冊ずつに絞るのが進めやすいです。どの本を選ぶかより、1冊を終えてから次へ進むことの方が大事です。

例えば英単語なら、英単語ターゲット1900(旺文社)のように、出版社が共通テストから難関私大までをカバーすると案内している本を1冊決めて、毎日回してみてください。

1日に長い時間勉強すれば、半年で受かる?

「半年間、本気で長い時間勉強すれば早慶に受かるのか」という相談もありました。

『時間さえかければなんとかなる』と考えたくなりますよね。ただ、時間の長さだけでは決まりません。同じ時間でも、解き直しをしているか、受ける学部の形に合わせているかで、力の付き方が変わります。

例えば、1日中机に向かっていても、新しい問題を解くだけで解き直しをしていない日が続くと、同じ間違いがくり返されます。短い時間でも、間違えた問題を翌日にもう一度解く方が、力として残りやすいんです。

まずは毎週、何ができるようになったかを到達点チェックで確かめてみてください。時間は、その結果を見ながら増やしたり配り直したりする方が、無理なく続けられます。

早慶の模試はどれを受ければいい?

「早慶向けの模試を受けたいが、どれを選べばいいか分からない」という相談です。

各社の公式情報では、代ゼミと駿台が共催する「早大入試プレ」「慶大入試プレ」や、東進の「早大・慶大レベル模試」などがあります。2026年度の早大入試プレは10月18日、慶大入試プレは11月3日が基本の実施日と案内されています。

どれが良いという順位はありません。受ける学部の試験の形に近いか、日程が自分の計画に合うかで選び、受けた後は判定より解き直しに時間を使ってみてください。

よくある質問

半年で早慶に合格することはできますか?

今の英語の土台と、受ける学部の数、使える時間で見通しが変わります。やらないことを先に決めて、受ける学部に時間を集めると、半年の計画が立てやすくなります。

6月から早慶を目指すのは遅いですか?

早慶の試験は2月中旬に集まっているので、6月からなら8か月ほどあります。最初の2か月を英語と国語の土台、社会の通史に使い、残りの半年で仕上げる形がおすすめです。

早慶半年の計画で、過去問はいつから解きますか?

この記事の計画では、10月ごろから受ける学部の過去問を1年分ずつ解き始め、11月・12月で本格的に回す形にしています。早めに1年分だけ見て、出題の形を知っておくのもおすすめです。

半年早慶の計画で、社会は通史が終わっていなくても間に合いますか?

通史が終わっていない場合は、まず通史を最後まで一通り進めることを優先してみてください。細かい用語は後回しにして、受ける学部でよく出る範囲から厚くしていくと、限られた時間を生かせます。

半年なら受ける学部はいくつにすればいいですか?

決まった数はありません。科目の形が近く、日程が重ならない学部から選び、過去問を解いて直す時間が取れる数にしておくと、計画が崩れにくくなります。

まとめ

この記事の要点
  • 半年で早慶を目指せるかは、英語の土台・受ける学部の数・使える時間で変わる
  • 半年の計画は、やることより先にやらないことを決める
  • 6月からなら最初の2か月を土台に使い、残りの半年で仕上げる
  • 到達点は本の周回数ではなく、何ができるかで確かめる
  • 受ける学部は科目の形と日程で絞る
  • 日程や配点の最新は、大学の入試要項で確かめる
早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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