早稲田と慶應の違い|学部・入試科目・キャンパスで比べる

早稲田と慶應の違いを、学部・入試科目・キャンパスで比べる記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。

早稲田と慶應のどちらを目指すか、なかなか決められないという方も多いですよね。

結論から言うと、早稲田と慶應の違いは、校風の噂よりも入試の科目とキャンパスで比べる方がはっきりします。特に、慶應の一般選抜は共通テストを使わず、国語の試験がない点が大きな違いです。

この記事を読むと、募集要項で確かめられる違いと、第一志望の決め方、両方受ける時の科目の合わせ方が分かります。

目次

早稲田と慶應の違いを、まず表で比べてみよう

先に結論

早稲田と慶應の違いは、学部の数、一般選抜の科目、共通テストの使い方、キャンパスの場所で比べると分かりやすいです。どれも大学の公式情報で確かめられます。

『早稲田と慶應って、結局どこが違うの?』と気になりますよね。

ネットでは雰囲気や学生のイメージの話がよく出てきます。ただ、受験生にとって大事なのは、どんな試験を受けるかの違いなんです。

まずは、2つの大学の違いを1つの表にまとめてみます。

比べること早稲田大学慶應義塾大学
学部の数13学部10学部
医学部なしあり
一般選抜の方式本学の試験のみ・英語4技能テスト利用・共通テストを組み合わせる方式(学部により異なる)学部ごとの独自試験
共通テスト組み合わせる方式と、共通テスト利用入試がある一般選抜では使えない
国語の試験多くの文系学部で国語がある一般選抜に国語の科目がない
小論文・論文政治経済学部の総合問題に記述式がある文・法・SFCなどで小論文、商学部B方式で論文テスト
英語の外部試験文化構想・文学部などで使う方式がある一般選抜では文学部のみ
過去問の公開入学センターのサイトで過去3年分公式サイトで一般選抜の問題をPDFで公開

表の中身は、両大学の公式サイトに載っている2027年度の情報をもとにしています。

国語があるかないかは、大きな分かれ目

慶應義塾大学の2027年度一般選抜の試験科目を見ると、国語という科目はありません。かわりに、小論文や論文テストを課す学部が多いです。

一方、早稲田大学の文系学部は国語を課すところが多いです。例えば文学部と文化構想学部は、英語75点・国語75点・地歴50点です。

国語が得意な人と、書く力に自信がある人とでは、相性のいい大学が変わってきます。ここが、早稲田と慶應の違いでいちばん勉強に響くところかもしれません。

キャンパスの違い

早稲田大学は、学部ごとに早稲田・戸山・西早稲田・所沢のキャンパスに分かれています。例えば文化構想学部と文学部は戸山キャンパスです。

慶應義塾大学は、学年によってキャンパスが変わる学部が多いです。経済・法・商学部は1・2年が日吉キャンパス、3・4年が三田キャンパスです。

慶應の学部1・2年頃3・4年頃
経済・法・商日吉(横浜市港北区)三田(東京都港区)
理工日吉矢上(横浜市港北区)
文日吉(1年)三田(2〜4年)
総合政策・環境情報湘南藤沢(全学年)湘南藤沢

通学の時間は、毎日のことなので意外と大事ですよね。自宅からの行き方も、早めに調べておくと安心です。

同じ名前の学部でも、入試の中身は違う

先に結論

早稲田と慶應には、法学部・商学部・文学部のように同じ名前の学部があります。ただ、科目と配点は大学ごとにまったく違うので、学部名だけで判断しないことが大事です。

『法学部ならどっちも同じ準備でいいのかな』と思う方もいるはずです。

実は、同じ名前の学部でも、受ける科目の組み合わせが違います。2027年度一般選抜の公式情報で、主な学部を比べてみます。

学部早稲田大学慶應義塾大学
法学部外国語60点・国語50点・地歴公民または数学40点(数学は共通テストを利用)外国語200点・地理歴史150点・小論文100点
文学部英語75点・国語75点・世界史または日本史50点外国語150点・地理歴史100点・小論文100点
商学部地歴・公民型と数学型(共通テストを一部利用)A方式は外国語・地理歴史・数学、B方式は外国語・地理歴史・論文テスト
経済系政治経済学部は共通テストと総合問題経済学部A方式は英語と数学、B方式は英語と地理歴史
早稲田と慶應の違いを、国語の有無・共通テストの使い方・書く試験・キャンパスの4つの観点で左右に並べた図解

法学部の違い

早稲田の法学部は、外国語・国語・地歴公民または数学の3科目です。数学を選ぶ場合は、共通テストの成績を使います。

慶應の法学部は、外国語・地理歴史・小論文です。小論文は、国家や社会の基本原理を中心にした問題を論述形式で答えます。

国語で点を取りたい人は早稲田、論述で考えを書くのが得意な人は慶應、という見方もできますね。法学部どうしの比べ方は早慶の法学部の記事でくわしく紹介しています。

文学部の違い

早稲田の文学部は、英語・国語・世界史または日本史の3科目です。英語4技能テストを使う方式や、共通テストを使う方式もあります。

慶應の文学部は、外国語・地理歴史・小論文です。外国語では、英語の独自試験のほかに、英検CSE総合スコア2500以上を使う選択肢もあります。

商学部・経済系の違い

慶應の商学部と経済学部は、A方式で数学を使えます。数学が得意な文系の人には、選びやすい形です。

早稲田の商学部にも数学型があります。政治経済学部は、共通テストで数学Ⅰ・数学Aが必須になっています。

よくある見落とし

早稲田の政治経済学部は、共通テストを受けることが前提の入試です。慶應だけを見て共通テストの準備をしていないと、早稲田政経は受けられなくなります。

一般選抜の科目と、共通テストの使い方の違い

先に結論

共通テストを使う道があるのは早稲田です。慶應の一般選抜は大学独自の試験だけで、共通テストの結果を利用した出願はできません。

『共通テストって、私立志望でも受けた方がいいの?』と迷う方も多いですよね。

答えは、受ける学部によって変わります。早稲田と慶應で、共通テストとの関わり方がかなり違うんです。

早稲田大学
  • 政治経済学部は一般選抜で共通テストが必須
  • 法・商・人間科学などは一般選抜の一部で共通テストを使う
  • 共通テストの成績だけで判定する共通テスト利用入試がある
慶應義塾大学
  • 一般選抜で共通テストの結果を使った出願はできない
  • 学部ごとの独自試験だけで合否が決まる
  • 小論文や論文テストなど、書く試験の比重が大きい学部が多い

共通テストを受けるかどうかの決め方

慶應だけを受けるなら、一般選抜のために共通テストを受ける必要はありません。ただ、早稲田の学部や国立大学も受けるなら話は別です。

例えば、早稲田の政治経済学部も受けたいなら、共通テストの準備が必要です。共通テストの本試験は2027年1月16日・17日です。

共通テストを使う学部と注意点は、早慶の共通テスト利用の記事でまとめています。

書く試験の準備は慶應で特に大事

慶應の一般選抜では、文学部・法学部・総合政策学部・環境情報学部で小論文があります。商学部B方式には論文テストがあります。

ただし経済学部は、2027年度から小論文を休止しています。毎年同じとは限らないので、最新の要項を見ておきましょう。

小論文の準備の始め方は慶應の小論文・論述の対策の記事で紹介しています。

英語の外部試験の使い方も違う

英検などのスコアを持っている人は、ここも比べておきたいところですよね。

早稲田の文化構想学部と文学部には、英語4技能テストのスコアを出して英語の試験を受けない方式があります。国語と地歴の2科目を受ける形です。

ただし、文化構想学部の案内では、スコアに応じた加点はないとされています。基準を満たしているかどうかで使える方式なんです。

慶應の一般選抜で英語の外部試験を使えるのは、文学部だけです。英検CSE総合スコア2500以上が、外国語の選択肢の1つになっています。

試験会場と出願の違い

慶應の一般選抜の試験会場は、原則として日吉キャンパスか三田キャンパスです。複数の学部に出願する時、調査書などの書類は1通でよいとされています。

出願の時期も少し違います。2027年度は、慶應の出願登録が2026年12月24日から、早稲田の出願期間が2027年1月6日からです。

両方受ける人は、出願の締め切りを手帳に書いておくと安心ですよ。

どちらを第一志望にする?決めるための判定表

先に結論

第一志望は、イメージよりも「得意科目がどちらの入試に合うか」で決めると後悔しにくいです。迷ったら両方受ける計画も立てられます。

『どっちも憧れていて選べない』という気持ち、よく分かります。

そんな時は、自分の得意・不得意を次の表に当てはめてみてください。編集部が入試の形から考えた目安です。

あなたの状況合いやすい方向理由
国語が得意で、得点源にしたい早稲田寄り早稲田の文系学部は国語を課すところが多い
国語が苦手で、英語と地歴は自信がある慶應寄り慶應の一般選抜には国語の科目がない
文章を書いて考えを伝えるのが得意慶應寄り小論文・論文テストがある学部が多い
数学が得意な文系どちらも候補慶應の経済・商A方式、早稲田の商学部数学型などがある
国立大学も受ける予定早稲田に選択肢が多い共通テストを使う方式がある
英検で高いスコアを持っている学部による早稲田の文・文化構想、慶應の文学部で使える方式がある

当てはまる行が両方に分かれた方も多いと思います。それなら、無理に1つに絞らなくても大丈夫です。

第一志望を決める前に確かめること
  • 受けたい学部の科目と配点を、両大学の公式サイトで見た
  • 国語を勉強し続けるかどうかを決めた
  • 小論文の練習に時間を取れるかを考えた
  • 共通テストを受けるかどうかを決めた
  • 通うキャンパスの場所と通学時間を調べた

判定表の使い方の例

例えば、高2の秋で、英語と世界史は好きだけど現代文が伸びないという人がいるとします。この場合は、国語のない慶應の学部を中心に考えるのも1つの方法です。

ただ、慶應の多くの学部では小論文が待っています。『国語が苦手なら書く試験も苦手かも』と不安になる方もいますよね。

小論文は、資料を読んで自分の考えを筋道立てて書く試験です。現代文の読解と似た力も使いますが、練習の仕方は別なので、過去問を1つ見てから決めてみてください。

反対に、古文や現代文で点が取れている人は、その強みを早稲田の学部で生かせます。得意科目を捨てずに済む大学を選ぶのも、立派な決め方なんです。

学部ごとの特徴は、早慶の学部一覧の記事でも比べられます。

両方受ける時の科目の合わせ方

先に結論

早稲田と慶應を両方受けるなら、英語と地歴を共通の軸にして、国語と小論文を足す形が組みやすいです。試験日が重なる日もあるので、日程も先に確かめましょう。

『両方受けたいけど、勉強が倍になるのは無理かも』と不安になりますよね。

実は、早稲田と慶應の文系学部は、英語と地歴が共通していることが多いです。ここを軸にすれば、準備の重なりは意外と大きいんです。

科目の重なりを確かめる

例えば、早稲田の文学部と慶應の文学部を両方受けるとします。共通するのは英語と地歴で、早稲田は国語、慶應は小論文が加わります。

早稲田の商学部と慶應の商学部なら、どちらも数学で受ける形があります。数学が得意な人には、組み合わせやすいですね。

組み合わせの例共通する科目足す科目
早稲田文学部と慶應文学部英語・地歴早稲田の国語、慶應の小論文
早稲田法学部と慶應法学部外国語・地歴早稲田の国語、慶應の小論文
早稲田商学部と慶應商学部外国語・地歴または数学方式に合わせて確認

試験日が重なる日に気をつける

2027年度の一般選抜では、早稲田の法学部と政治経済学部の試験日が2月15日です。慶應の文学部の試験日も2月15日です。

同じ日に2つの試験は受けられないので、どちらかを選ぶことになります。出願する前に、学部ごとの試験日を一覧にしておきましょう。

2027年度の試験日早稲田大学慶應義塾大学
2月12日文化構想学部理工学部
2月13日要項で確認経済学部
2月14日要項で確認商学部
2月15日法学部・政治経済学部文学部
2月16日基幹・創造・先進理工学部法学部
2月17日文学部総合政策学部

上の表は、大学の公式情報で日付が分かっている学部だけを並べています。早稲田の教育学部などの日程は、11月上旬に掲載予定の入試要項で確かめてみてください。

早稲田と慶應を両方受ける時に、学部選び・日程確認・共通科目・追加科目・過去問の順に準備する流れを示した図解
両方受ける時の準備の順番
  1. 受けたい学部を早稲田・慶應から書き出す
  2. 試験日を一覧にして、重なる日を消す
  3. 共通する英語と地歴を勉強の中心にする
  4. 早稲田のために国語、慶應のために小論文の時間を決める
  5. 学部ごとの過去問で、問題の形の違いを確かめる

日程の組み方は早慶の併願校の組み方の記事や早慶の入試日程の記事でも紹介しています。

科目が多くて計画を立てにくい時は、私立文系に絞った学習管理を受けるのも1つの方法です。

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早稲田と慶應の違いについてのよくある相談

先に結論

雰囲気や世間の見方の違いは、人によって感じ方が違います。受験生として比べるなら、入試の科目と自分の得意科目の相性を見る方が確かです。

早稲田と慶應の違いについては、質問サイトにもたくさんの相談が寄せられています。よくある相談を3つ選んで答えてみます。

相談1 早稲田と慶應の文学部は、何が違う?

入試で比べると、違いははっきりしています。早稲田の文学部は英語・国語・地歴、慶應の文学部は外国語・地歴・小論文です。

国語の勉強を続けるのか、小論文の練習に時間を使うのかで、準備の中身が変わります。世間でどう見られるかより、自分が4年間学びたい内容で選ぶのがおすすめです。

両大学の文学部の授業や専攻は、公式サイトで比べてみてください。

相談2 慶應と早稲田の商学部、地歴型で受けるならどう違う?

慶應の商学部B方式は、外国語・地理歴史・論文テストです。早稲田の商学部には地歴・公民型があり、共通テストの点数を一部利用します。

『どっちが受かりやすいのかな』と考えたくなりますよね。ただ、受かりやすさは科目との相性で人ごとに違います。

論文テストの過去問と、共通テストの準備のどちらが自分に合うかで考えてみてください。

相談3 早稲田と慶應の雰囲気の違いを知りたい

雰囲気は、同じ大学でも学部やキャンパスで変わります。人から聞いた話だけで決めるのは、少しもったいないです。

実際に足を運んでみると、自分に合うかどうかが分かりやすくなります。

「キャンパスが思っていたより広かった」
「ここなら毎日通えそう」

こんなふうに感じられるかどうかも、大事な判断材料ですよ。

迷った時の比べ方

大学の比べ方に迷ったら、通うキャンパス、受ける科目、学びたい学部の3つで並べてみてください。人の評価より、自分の4年間に直結します。

よくある質問

早稲田と慶應でいちばん大きな入試の違いは何ですか?

慶應義塾大学の一般選抜は共通テストを使えず、国語の科目がない点です。早稲田大学は国語を課す学部が多く、共通テストを組み合わせる方式もあります。

早稲田と慶應の両方を受けることはできますか?

できます。ただし2027年度は、早稲田の法学部・政治経済学部と慶應の文学部の試験日が同じ2月15日です。学部ごとの試験日を一覧にして、重ならないように組みましょう。

国語が苦手でも早慶を目指せますか?

慶應義塾大学の一般選抜には国語の科目がありません。かわりに小論文や論文テストがある学部が多いので、書く練習の準備が必要になります。

早稲田と慶應の過去問はどこで見られますか?

早稲田大学は入学センターのサイトで過去3年分の入試問題を公開しています。慶應義塾大学も公式サイトで一般選抜の試験問題をPDFで公開しています。

数学が得意な文系でも早稲田と慶應を受けられますか?

受けられる学部があります。慶應義塾大学では経済学部と商学部のA方式で数学を使い、早稲田大学では商学部の数学型や、共通テストで数学を選べる法学部などがあります。学部ごとの科目は入試要項で確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 早稲田と慶應の違いは、学部の数・一般選抜の科目・共通テストの使い方・キャンパスで比べると分かりやすい
  • 慶應の一般選抜は共通テストを使えず、国語の科目がない
  • 早稲田は国語を課す学部が多く、共通テストを組み合わせる方式もある
  • 第一志望は、得意科目がどちらの入試に合うかで考える
  • 両方受けるなら英語と地歴を軸にし、試験日の重なりを先に確かめる

科目や日程は年度ごとに変わることがあります。最新は早稲田大学の入学センターと慶應義塾大学の一般選抜のページの入試要項で確かめましょう。

早慶そのものの基本は早慶とは?の記事でまとめています。

早慶ガイド

早慶ガイド 編集部

早稲田大学・慶應義塾大学の入試の仕組み、学部と科目、英語・世界史などの勉強の進め方、時期別の計画、予備校・塾の選び方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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