当サイトの記事は、編集部が早稲田大学・慶應義塾大学の公式サイトや入試要項、文部科学省などの公的機関、出版社の公式情報を調べて独自に執筆しています。入試の方式・科目・日程は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学の入試要項で確認してください。
早稲アカに通っていると、秋に「早慶ファイナル」という名前を聞くことがありますよね。『大学受験の講座なのかな』と思った保護者の方もいるかもしれません。
結論から言うと、早慶ファイナルは早稲田アカデミーが中3向けに行う模試です。早慶の附属高校を目指す高校受験の模試で、大学受験向けではありません。
この記事を読むと、早慶ファイナルの中身と結果の使われ方、模試の前後に何をすればいいかが分かります。
早慶ファイナルとは?早稲田アカデミーの中3向け模試です
早慶ファイナルの正式な名前は「早慶ファイナル模試」です。早稲田アカデミーが、早慶の附属高校を志望する中3向けに行っています。
名前だけ聞くと、講座や特訓クラスのように聞こえますよね。実は、中身は1日で受ける模試なんです。
早稲田アカデミーの公式ページでは、実際の早慶附属高入試に近いハイレベルな母集団で志望校判定をする模試だと紹介されています。
2026年度の早慶ファイナル模試は、次のような形です。
| 項目 | 2026年度の早慶ファイナル模試(早稲田アカデミー公式ページより) |
|---|---|
| 対象 | 中3(早慶附属高校を志望する高校受験生) |
| 実施日 | 2026年11月14日(土) |
| 科目 | 英語・数学・国語 |
| 試験時間と配点 | 各科目60分・100点 |
| 結果の使われ方 | 志望校判定と、12月からの必勝志望校別コースの資格認定 |
『早慶ファイナル』と『早稲アカの早慶ファイナル』は、同じ模試を指しています。検索すると呼び方がいくつか出てきますが、別のものではありません。
実施日や科目は年度で変わることがあります。受ける年の内容は、早稲田アカデミーの公式ページで確かめておきましょう。
大学受験の「早慶」とは別のもの
『早慶』という言葉が入っているので、大学受験の模試と勘違いしやすいところです。
早稲田アカデミーの大学受験部門には、高3向けの「早慶大必勝コース」と、高2向けの「早慶大必勝ジュニア」があります。こちらは大学入試に向けたコースです。
つまり、早稲アカの早慶関連の名前は、高校受験と大学受験の両方にあります。中3の時に受けるのが早慶ファイナル、と覚えておけば迷いません。
早慶ファイナルの結果は何に使われる?
早慶ファイナル模試の結果は、志望校判定に使われます。あわせて、12月からの必勝志望校別コースの資格認定も兼ねています。
早稲アカの早慶関連の話題で、いちばん気になるのがここですよね。
公式ページでは、資格認定の対象として「早慶必勝選抜」「早慶必勝」「難関必勝」などのクラスが挙げられています。12月からの直前期にどのクラスで学ぶかに関わるので、緊張する方が多いのも自然です。
ただ、どの点数でどのクラスになるかという基準は、この記事では書いていません。公式に公開されている数字を確かめられていないからです。
- 3科目それぞれの得点と、どこで点を落としたか
- 志望校判定がどう出ていたか
- どのクラスの資格が認定されたか
- 12月からのクラスの時間割と、通う校舎
- 分からないことを誰に聞けばいいか
結果は「直前期の作戦表」として使う
模試の結果は、合否を決めるものではありません。12月から入試までの勉強で、どこに時間を使うかを決める材料です。
例えば、英語は点が取れていて数学で大きく崩れた、という結果ならこう考えられます。
「数学は計算ミスなのか、解き方が分からなかったのか、どっちだった?」
「最後の大問は時間が足りなくて手をつけられなかった」
こんなふうに原因を言葉にすると、直前期にやることがはっきりします。
早慶附属高校を目指す中3の準備の流れ
早慶ファイナルは、秋の1回で終わりではありません。前の準備、当日の受け方、後の復習までをひと続きで考えると、結果を生かしやすくなります。
『模試の前に何をすればいいのか分からない』という方も多いはずです。
早慶ファイナルを中心に、準備の流れを表にしてみました。日付は年度で変わるので、時期の目安として見てください。
| 時期 | やること | 保護者ができること |
|---|---|---|
| 模試の前 | 志望する附属高校を絞り、各校の入試科目を確かめる | 学校説明会や公式サイトの情報を一緒に見る |
| 模試の前 | 3科目の苦手な単元を書き出し、1つずつつぶす | 勉強する時間と場所を確保する |
| 模試の当日 | 60分の中で解く順番と時間配分を決めておく | 当日の朝の移動や持ち物を確かめる |
| 結果が出た後 | 3科目の間違いを、原因ごとに分けて直す | 点数ではなく復習の中身を一緒に見る |
| 12月から | 認定されたクラスで、志望校別の対策を進める | 塾の先生との面談で方針を聞く |

模試の前は「苦手の書き出し」から
模試の前にやりたいのは、新しい問題集を増やすことではありません。これまでの模試やテストで間違えた単元を書き出すことです。
例えば、国語で記述問題を毎回空欄にしているなら、そこが最初の練習のテーマになります。1つずつ手をつけると、本番までに直せる範囲が見えてきますよ。
当日は「解く順番」を決めておく
各科目60分なので、全部の問題に同じ時間をかけていると最後まで届かないこともあります。
どの大問から解くか、見直しに何分残すかを、前もって決めておきましょう。決めておくと、難しい問題で止まった時にも焦りにくくなります。
結果の点数だけを見て、問題用紙を見直さないまま次の勉強に進んでしまうことです。どの問題で、なぜ落としたかを確かめないと、同じ間違いを入試本番でくり返しやすくなります。
保護者の方の声かけで気をつけたいこと
模試の後は、本人がいちばん落ち込んでいることもあります。そんな時に点数の話から始めると、話がこじれやすいですよね。
例えば、こんな声かけから始めてみてください。
「どの問題がいちばん悔しかった?」
「最後の大問、時間が足りなかったんだよね。次はどこから解く?」
点数ではなく、次に何をするかに話を向けると、本人も復習に入りやすくなります。
- 最初の一言で点数や順位に触れていない
- ほかの子と比べる言い方をしていない
- 次に何をするかを本人の言葉で聞いている
- 塾の先生に聞きたいことを一緒にメモしている
高校受験で目指すか、大学受験で目指すか
早慶ファイナルを受けるのは高校受験の道です。ただ、早稲田や慶應には大学受験で入る道もあります。どちらが合うかは、今の状況と気持ちで決めて大丈夫です。
『附属に受からなかったら、早慶はもう無理なのかな』と不安になる方もいますよね。
そんなことはありません。高校受験で附属校・系属校に入る道と、高校に通いながら大学受験で目指す道があります。
| 比べる点 | 高校受験で附属校・系属校を目指す | 大学受験で早慶を目指す |
|---|---|---|
| 勝負の時期 | 中3の秋から冬が中心 | 高校3年間をかけて準備できる |
| 大学への進み方 | 早稲田の附属校は卒業生が原則全員早稲田大学へ進む。系属校は推薦の枠の数が学校ごとに違う | 学部ごとの入試を受けて入る |
| 入試の形 | 各高校の入試による | 一般選抜のほか、総合型選抜・学校推薦型選抜もある |
| 向いている人 | 今の時点で附属校の校風に惹かれている人 | 高校で学びながら学部をじっくり選びたい人 |

早慶の附属校・系属校・一貫教育校
早稲田大学には、附属校と系属校があります。附属校は早稲田大学が経営していて、卒業生は原則全員が早稲田大学へ進学します。
| 区分 | 主な学校(各大学の公式サイトより) |
|---|---|
| 早稲田の附属校 | 早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院 |
| 早稲田の系属校 | 早稲田実業学校、早稲田中学校・高等学校、早稲田渋谷シンガポール校、早稲田大阪高等学校、早稲田佐賀中学校・高等学校 |
| 慶應の一貫教育校(高校段階) | 高等学校、志木高等学校、女子高等学校、湘南藤沢高等部、ニューヨーク学院 |
系属校は早稲田大学とは別の法人が経営していて、推薦の枠の数は学校ごとに違います。慶應義塾は、小学校から高校までの学校を「一貫教育校」と呼んでいます。
高校から入学できるか、どんな試験があるかは学校ごとに違います。志望校の公式サイトで、入試の形を一校ずつ確かめてみてください。
附属校・系属校から大学へ進む仕組みは、早慶の附属校・系属校の記事でくわしく紹介しています。早稲田と慶應そのものの基本は早慶とは?の記事が入り口になりますよ。
大学受験で目指す時の入り口
大学受験で早慶を目指す場合、慶應義塾大学の一般選抜では共通テストの結果を使えません。早稲田大学は、学部によって共通テストを組み合わせる方式があります。
一般選抜以外にも、総合型選抜や学校推薦型選抜という入り方があります。こちらは早慶の総合型選抜・学校推薦型選抜の記事にまとめています。
Studyコーデ
大学受験で早慶を目指す道も知っておきたい方へ
早慶へは、附属高校から進む道のほかに、高校に入ってから大学受験で目指す道もあります。高1・高2で何を準備すればよいかを、学期ごとの計画で確かめておきましょう。
無料体験あり高二から早慶を目指す計画を見る各大学の入試の内容は年度ごとに変わります。最新は大学の入試要項で確かめてください。
早慶ファイナルでよくある相談
早慶ファイナルについての相談を見ていると、クラス分けの基準や発表、思ったより点が取れなかった時の気持ちの持ち方が目立ちます。
ここでは、よくある相談を3つ選んで答えていきます。
早慶必勝の資格のボーダーはどのくらい?
「早慶ファイナル模試で、早慶必勝の資格を取るにはどのくらいの点数が必要か」という相談はとても多いです。
気になりますよね。ただ、資格の基準になる点数は、この記事では確かめられていません。予想の数字を信じて一喜一憂するより、通っている校舎の先生に直接聞くのがいちばん確かです。
聞く時は「今回の結果で、12月からのクラスはどうなりそうですか」と、そのまま聞いて大丈夫です。
数学だけ大きく崩れてしまった
「ほかの模試では取れていた数学が、早慶ファイナルでは全然だめだった」という相談もありました。
ショックですよね。ただ、母集団や問題の難しさが違う模試では、点の出方が変わることもあります。
まずは間違えた問題を「計算ミス」「解き方が分からない」「時間が足りない」の3つに分けてみてください。分けるだけで、直前期にやることが具体的になります。
クラス分けはいつ発表される?
「早稲アカの早慶ファイナルのクラス分けはいつ発表されるのか」という相談です。
公式ページでは、12月からのコースの資格認定を兼ねると書かれています。ただ、発表の日や方法は、この記事では確かめられていません。
校舎からの案内を待ちつつ、気になる時は担当の先生に聞いてみてください。待っている間に、3科目の見直しを先に進めておくと安心です。
よくある質問
早慶ファイナルは大学受験の講座ですか?
いいえ。早慶ファイナルは、早稲田アカデミーが中3向けに行う「早慶ファイナル模試」で、早慶の附属高校を目指す高校受験の模試です。大学受験向けには、高3向けの早慶大必勝コースや高2向けの早慶大必勝ジュニアが別にあります。
早慶ファイナルの科目は何ですか?
2026年度は英語・数学・国語の3科目で、各60分・100点です。年度で変わることがあるので、受ける年の内容は早稲田アカデミーの公式ページで確かめましょう。
早慶ファイナルの結果で何が決まりますか?
志望校判定に使われるほか、12月からの必勝志望校別コースの資格認定を兼ねています。対象のクラスとして、早慶必勝選抜・早慶必勝・難関必勝などが公式ページで挙げられています。
附属高校に進めなかったら、早慶は目指せませんか?
そんなことはありません。高校に通いながら、大学受験の一般選抜や総合型選抜・学校推薦型選抜で早慶を目指す道があります。高2から始める時の進め方は、高二から早慶を目指す記事も参考にしてみてください。
早慶ファイナルの前に、新しい問題集を買い足したほうがいいですか?
買い足すより、これまでのテストや模試で間違えた問題を解き直すほうが先です。苦手な単元を書き出して、1つずつつぶしていきましょう。どの教材を使うかは、塾の先生に相談してみてください。
まとめ
- 早慶ファイナルは、早稲田アカデミーが中3向けに行う早慶ファイナル模試
- 早慶の附属高校を目指す高校受験の模試で、大学受験向けではない
- 2026年度は英語・数学・国語の3科目、各60分・100点
- 結果は志望校判定と、12月からの必勝志望校別コースの資格認定に使われる
- 模試の前は苦手の書き出し、後は原因ごとの復習で直前期につなげる
- 早慶には高校受験の道と大学受験の道があり、最新は各校・各大学の公式情報で確かめる





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